甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2024.3.18. ほぼ1日店

よく晴れている。北風が強い。気温がどんどん下がっていくかんじ。

荷造り作業はほとんどなく、午前中から本の整理を始める。
店を開けて均一台を外に出す。
昼飯を挟んで午後に郵便物を窓口まで持参する。

時間が来たのでシャッターを閉めて、整骨院まで出かける。右肩が巻き肩になりかかっている、という指摘を受ける。仰向けで肩と腕を少し開き気味にしてグイっと両肩を押してもらう。PC仕事に巻き肩はつきもの。

夕食後はオークション落札品のメール書き。

昨日はα7IIIにSMC TAKUMAR35mmF2を付けて撮っていた。レンズ自体は経年による黄変が起こっているようだったが、オートでホワイトバランスが働いてそれほど気にならない感じ。それで言ったらズミクロンの方が撮ってて黄色に寄ってる印象もある。少し露出を絞って撮っても暗部がストンと落ちることなく、ギリギリまでトーンが乗ってくる印象。いいレンズだった。ま、ただ、絞りを開けると後ろボケはキレイじゃないね。絞りを開けての接写には向かない。絞りを開けて撮るなら1mから2mくらい距離を取ると印象がバランスするかなぁ。
smc PENTAX-M35mmF2はPENTAX MXに組み合わせてモノクロフィルムで撮った。MXを持ち出したのはひさしぶり。フィルム現像はしてあるが、デジタル化はまだ。明日できるだろうか。
3444歩 1.7km 61kcal 4.6g

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α7III SMC TAKUMAR35mmF2

2024.3.17. 西国分寺-お鷹の道・真姿の池湧水群-北府中

よく晴れている。

昼頃に二人で出かけた。南風が強いためか気温が高い。南武線と武蔵野線を乗り継いで西国分寺駅下車。駅前のお店でスパゲッティを食べてから散歩開始。武蔵国分寺公園を目指して歩き出す。すぐに目に止まったのは「東山道武蔵路遺構」の文字。古代の道が型取りのうえ保存されていた。わりと広くてまっすぐの道がここにあったみたいで、武蔵と足利をほぼ直線で繋いでいたようだ。今とはずいぶん違う交通の感覚だ。その道幅で現在の直線道路も復元されている。当時としたら大街道の大工事だったろう。
ハクモクレンが見頃の武蔵国分寺公園内を散策しながら南端まで突っ切った。その先に急で細い下り階段があり降りるとそこに「真姿の池湧水群」があった。いわゆる国分寺崖線下の湧水地。旧家のお屋敷がすぐとなりにあって景観もバッチリ。こちらは江戸時代中期にこのあたりを開墾した旧家のようで、近くの武蔵国分寺跡資料館前にはそのお宅の長屋門が復元・保存されている。お鷹の道も雰囲気がいいねぇ。資料館(有料)に入ってみると、国分寺跡から出土の遺物がいろいろと展示してあった。大きなジオラマ模型で当時の伽藍配置がわかるようになっていたのがよかったな。係の方が少し解説してくださったが、国分寺跡は「国指定史跡」となっているのでこの模型のような復元した建物は建てられない、とのこと。そういう決まりなのかね。平城京の建物とかは復元されているけど、あのあたりとは扱いが違うようで。もしかして国指定史跡だと自治体(国分寺市)ではこの規模の再開発許可はされないとか。
資料館を出て薬師堂を見学してから国分寺跡の歴史公園に入る。すぐ近くだった。講堂・金堂・鐘楼のあった場所の礎石の位置がわかるように土台の部分だけ復元されている。
国分寺崖線の上ではなくて下の広っぱに国分寺が展開されているのがわかる。とはいえ、崖線下には湧水もあるから古代からこのあたりは暮らしやすい場所だったんだろうね。
基本だだっ広い公園なので、近所の人が子連れで散歩してたり、ボール蹴ってたりしてのんびりした雰囲気。大きな桜の木もあったからもう少ししたらキレイに咲くんだろうなぁ。

公園エリアを出て南へ進んでいくと東八道路に当たる。西へ進むと武蔵野線の線路が見えてきた。立体交差点を左折して武蔵野線と平行する府中街道を南へ歩いていくと、左手に府中刑務所の高い塀が見えてくる。そこから500m進んだところに北府中駅があった。やれやれ、無事にたどり着いたね。線路の反対側は東芝府中エリアが広がっていた。

武蔵野線・南武線と乗り継いで帰ってきた。
12825歩 6.4km 235kcal 18.0g

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α7III SMC TAKUMAR35mmF2

2024.3.16. 土曜日

晴れている。

今日も店を開ける。外の均一台を出してから荷造り作業を始める。いつもお買い上げありがとうございます。集荷を依頼する。

昼飯の頃に集荷をしていただいた。お世話になっております。

その後の追加分を窓口まで持っていく。今日はなぜかすいていた。いい天気の中を散歩気分で歩けてよかった。

午後は本の整理。

「葬送のフリーレン」続きを観る。二次試験で粉々になってしまったフェルンの杖はハイターからもらった大事なもの。「新しいのを買ったほうがいい」とフリーレンから言われたフェルンはプンスカしていた。それをフリーレンが修理してもらおうとリヒターの店に持ち込む。直るんだねー。すごいね、魔法。フェルンのご機嫌は直ったかな?
一級魔法使いの試験。候補者の中からゼーリエ自身が面接で決めるということに。通常の試験では死人が多く出るため、というゼーリエの判断。ただ、面接した魔法使いは次々不合格となる。
フリーレンはゼーリエから「好きな魔法」を聞かれ、花畑の魔法と答える。不合格。フリーレンはヒンメルが幼少期に会ったことがあった、と。森で一人迷ってしまった少年ヒンメルはフリーレンに人里のある方向を教えてもらい、花畑の魔法で勇気づけられたんだそうだ。それが後の勇者ヒンメルへと繋がるとは。ヒンメルの勇気はフリーレンによってもたらされていたのかもしれないね。
フェルンはゼーリエの魔力に”ゆらぎ”があることを指摘したことで合格する。ゼーリエに「弟子になれ」と言われたフェルンは「いやです」と即答。「私はフリーレン様の弟子です」とたたみかけた。
ゼーリエはどうしてフリーレンたちが魔王を倒せたのか、が、わからない。この二人の大魔法使いはフランメが指摘したようにまったく別の価値観をもち、別の方向を向いている。おそらくゼーリエには誇り高き魔法のちからを使って何かを成し遂げたいという野望があるんだろう。もしも最強の魔法使いがその力を解放した時、何が起こるのか。ゼーリエという”新たな魔王”が誕生するのではないか。
二人はわかりあえないままなんだろう、と思う。
3980歩 1.9km 71kcal 5.4g

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PENTAX SPF SMC TAKUMAR35mmF2

2024.3.15. ほぼ1日店

よく晴れている。布団干し。

今日は店を開ける。外の均一台を出した。少し売れてくれた。ありがとうございます。

荷造り作業とニュースの編集。今週も週末が来てしまったね。早い早い。

昼飯を挟んで午後一番に郵便物を出しに窓口へ。ついでにレターパックプラスを補充した。

オヤジたちは本の整理。ネットで大相撲の音声を流す。大阪場所は荒れるって前から言うよね。確かに上位陣の勝ちっ放しはいないかな。かわりに大の里が躍進している。取り組みを見ているととにかく前に出ることを徹底していてすごくいい。強い。こういう勝ち方ができる力士がとうとう出てきたんだね。まだ髷を結えないくらい出世が早い。今場所優勝できれば来場所は三役に上がれるんじゃないだろか。

シャッターを閉めて、追加分の荷物を出しに窓口へ向かう。お散歩がてら日枝神社へお参り。道すがらハクモクレンが咲いていた。これが咲くとソメイヨシノの開花も秒読みだ。気温も上昇してきたから今週末には東京の開花宣言があるかな?

夕食後はオークション落札品のメール書き。
4550歩 2.2km 81kcal 6.2g

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PENTAX SPF SMC TAKUMAR35mmF2

2024.3.14. 定休日3

よく晴れている。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。窓口へ持って行くことにする。
ツイートとニュースの編集。予定通り出せそうです。

昼飯を挟んで、午後は本の整理。昨日に引き続いて写真を1X1で撮影した。スマホにも1x1モードがあるけど、ワタシが使っているカメラはNIKON P340。ここんところフィルムカメラが面白くて出番もなかったからちょうどいいかな。それにしても今カメラ何台あるんだろうか・・・。SONYのミラーレス機が複数あるんだけど、SONY機って1x1のフォーマットがないんだよね。ファームウェアを更新してくれないだろうか。あると便利なのよ。

夕方になって整骨院の予約時間が来たので行ってほぐしてもらってきた。「左肩が硬いですね」と指摘をうける。日替わりで凝っている箇所が変わるね。今日は早めに休もうかしら。

仕事をしながら、今日はアマプラでジェームズ・キャメロン監督「タイタニック」を流した。アカデミー賞の流れで過去作が見られるようになっているのかな。
何度見たかなぁ。何度見てもいいね。
冒頭は現代のシーンが流れ、大西洋で今も沈没しているタイタニック号の内部に潜水艇が入って探索が行われる。いわゆるトレジャーハンターが出資者を募ってタイタニック号の中に眠る「碧洋のハート」というダイヤモンドを掘り当てようというプロジェクト。その様子をたまたまTVで知った100歳を越える老女が、TVに写っている回収物の中にある女性が描かれた一枚のスケッチ画に目を留める。「あの絵のモデルは私よ」。胸には「碧洋のハート」があった。
この現代パートを描いている時間はたっぷりあって、ちょっと長すぎんじゃないか、と思ったこともあったけど、最後まで観るとラストシーンへの伏線になっている重要なシーンだったことがわかる。
老女はタイタニック号遭難事件の生き残りだった。彼女が遭遇したタイタニック号の氷山衝突事件の顛末を語るかたちで映画は1912年4月のイギリス・サウサンプトン港の賑いを描き始める。
当時のイギリス社会の”現実”が物語の中に織り込まれている。主人公のジャック(演:レオナルド・ディカプリオ)は絵描きで、たまたまポーカーで勝ち取った切符を手にタイタニック号に飛び乗った。ヒロインのローズ(演:ケイト・ウィンスレット)は上流階級のお嬢様で、婚約者とともにアメリカへ渡るところだった。その婚約者から「碧洋のハート」を贈られるものの、彼から受ける束縛に嫌気がさしていた。この”上流階級”の息苦しさ。ローズはこんなイヤな世界で生きる前途に失望し船上から身を投げようとする。たまたまそこに居合わせた彼女を救ったのがジャックだった・・・。
とまあ、お話はそこまで複雑ではない。が、各場面のディティールがとても緻密なので画面全体から溢れる説得力が強い。音楽もとてもいいからなぁ。仕事をしながら聴いてるだけにしようと思っていたけど、たびたび手が止まって見入ってしまった(^^;。
夕焼けの海。二人が船の舳先で腕を広げている有名なシーンが描かれたあと、タイタニック号遭難事件がこれまたとんでもないリアリティで描かれていく。救命ボートは乗員の半分程度を乗せられる数しか用意がなかった。衝突から沈没まではたったの2時間。ただただ混乱する船内。一等とそれ以外。女性・子供と男性。運命の別れ道。
タイタニック号の沈没は歴史として知っていても、巨大な客船が沈没する様を見たことがなかった。監督がもともとタイタニック号の研究家だったからあれだけの情報量で再現できたんだそうだ。映画の企画があったから調べて描いたのではなくて、調べていたから映画にできた順。
船が真っ二つに割れて船体の傾きが大きく上下してから一気に海中へ飲み込まれていく。大変な混乱のあとに訪れる死の静けさ。氷山が浮かぶような氷の海でほとんどの人が低体温で亡くなっている中、ヒロインのローズは生き残る。
現代のシーンに戻り、事件から80年経った彼女は隠し持っていた「碧洋のハート」を海に投げ入れ、当時の写真に囲まれながら眠りにつく。往時のタイタニック号船内でジャックとローズがクルーたちに祝福されながら結婚するシーンを描いて映画は終わった。
やー、泣くよ。これは。セリーヌ・ディオンの歌声も感動的。
2765歩 1.3km 49kcal 3.8g

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α7III smc PENTAX-M35mmF2

2024.3.13. 定休日2

よく晴れている。昨日の雨は強かったね。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
午前中のうちから本の整理を始める。今日から少し仕事の方法を変えてみようか、と。まず、カメラ。1X1フォーマットで撮影できるデジカメを使って商品写真を撮ることにした。これはオークションのフォーマットが1X1に最適化されているため。まだ完全対応まではできないものの、ワタシが撮影する分だけでも変更したい。
ま、何事も徐々に徐々に変えていきます。一気にはできない。そういうもんです。

昼飯を挟んで、午後一番に窓口へ荷物を出しに行ってくる。

仕事をしながら、アマプラで「シン・ゴジラ」を流す。「ゴジラ・マイナスワン」がアカデミー賞を取ったから急に見たくなった。タブレットで再生する。ながら仕事ができるのでラジオを聴いているような感覚。
でね、2つの作品を比べるわけじゃないけど、どちらもゴジラが出てくるけどタイプの違う映画に思えた。「シン・ゴジラ」は聴いてて身につまされるというか。舞台が現代だし「3.11.」の記憶がはっきり残っていると映画の中で起きていることが現実に起きていることと錯覚してくる。そういう現実と創作の部分を曖昧にするようなカットを意図的に入れてくるよね。例えば首相や官房長官の記者会見を中継するTV画面。普段見慣れた絵が入ると見るこちら側のスイッチが意識しないうちに切り替わる。あと、第四形態が稲村ヶ崎に出現して由比ヶ浜から上陸。ウチのそばの「丸子橋」や「武蔵小杉」でタバ作戦が展開されたわけで・・・。ちょっとドキュメンタリータッチだし。
クライマックスの東京駅での凍結作戦(ヤシオリ作戦)は、今観ると「さすがにこうはうまく行かないだろ」って思う。けど、「無人在来線爆弾」は映画的にサイコーだ。ここは創作度が高い。緊張からの解放。尾頭さんの「復興に希望が持てます。・・・よかった・・・」の笑顔でホロリとくる。
「ゴジラ・マイナスワン」の舞台は東京といっても戦後すぐの東京だったりして、自分が経験していない時間軸で起きていることなので、創作・演出された感じは格段に多く、なんていうか、「時代劇」を見ている感覚に近いのかも。画面から溢れるエモさも、今の人よりも厳しい時代を生きた人たちの気持ちを表現しているから、と、自分には想像もできない内面を考えてしまう。
そういう意味でいえば、戦後すぐの空気を吸っていたオヤジたちの世代の方々が見ると、受け止め方も激しいんじゃないかな。はやく円盤を出してほしいね。
時代劇ゴジラ。年表には「火山噴火による飢饉発生」と記録されているけど実はゴジラ出現によっていた、とか、戦国武将と戦うお話なんてのも見てみたいなぁ。
3070歩 1.5km 55kcal 4.2g
DSC08677
PENTAX SPF SMC TAKUMAR35mmF2

ギャラリー
  • 2024.3.18. ほぼ1日店
  • 2024.3.17. 西国分寺-お鷹の道・真姿の池湧水群-北府中
  • 2024.3.16. 土曜日
  • 2024.3.15. ほぼ1日店
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  • 2024.3.13. 定休日2
  • 2024.3.12. 定休日
  • 2024.3.11. ほぼ1日店
  • 2024.3.10. 鎌倉-極楽寺-稲村ヶ崎
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