市場は昨日で年内は終了。

やれやれ、あとは残っている本を片付けるだけでいいのかな?と思っていたら仕入れが入ってしまった(^^;。市場がないから買った本たちはここで年を越すことになる。

場所はご近所だし、おなじみのお客様だ。ナディアの後ろ座席をフラットにして軽く一杯ほど。それでも店に積み上げると結構な量になった。うちで買っていただいた本も当然含まれていたけど、他のお店のものもかなりある。単純にすごい読書量だな、と感心する。この方はずっと前から定期的にこうして溜まった本をウチに売ってくださっている。
本の9割は文学書。小説もあれば評論もある。ただし、この方は初版とかそういう付加価値的な要素はまったく考慮されないので、お値段的に高い本はほとんどない。
そういう本が積み上がっている光景というのは市場では日常のことだが、それは市場で見るから”ならない本”と打ち捨てられるわけで、実際の宅買いで水揚げされた本をならないとは言えない。このあたりが難しいところだ。

とはいえ、値段的にはならないにせよ、この本を全て読んでいるとしたらそれはそれですごい仕事量だと思う。人間の頭脳はこれだけ沢山の本をうまく記憶として畳み込み、自分の知識として、生きる糧として、時には人格として咀嚼する能力があるのだ。
この本の山を見ると、人間の脳は知識に対してとても貪欲なんだな、としみじみ感想が湧く。なんだか励みになった。

本の整理をしていたら、若い茶髪の女の子が二人、入ってくるなり棚を見ないで一目散に番台へ向かってくる。こういう場合大抵は買取りである。気が重い(^^;。「あのう、本を売りたいんですけど。」イヤな予感ほど当たる。それでは本を見せてください。と促すと、しゃれたバックから文庫が4冊出て来た(^^;。やはりネ。乱暴に扱われたらしく、発行はそれほど古くないのにカバーが曲がっていたり、逆さにカバーが掛けられたり。
ウチでは○○○円です。と値段を言うと「全部でですか?」と聞き返された。苦笑いしながら、どうぞお持ち帰り下さい。と言うと「いいです、それで。どうせ持って帰っても捨てるだけだし。」ウチはゴミ屋か?

(^^;ぜんぜん欲しくない本なのに変な義務感で無理矢理金額を搾り出しているのだが、そんな想いなど彼女たちには通じないらしい。こういう状況ってお互い不幸だよな(^^;。

年末の買い入れ風景二題。