朝から快晴。

いい気分。今日は芸術の秋を堪能してみたい。

10時半に家を出て地下鉄木場駅へ向かった。東京都現代美術館で開かれている「横尾忠則展」を見るためだ。渋谷から銀座線・東西線と乗り継ぎ、駅から延々歩いて木場公園でまずは昼飯。女房が早起きして弁当を作ってくれていた。昆布入りと混ぜご飯で握ってある二種類のお結び。フライを二種類。腹ごしらえが済んだところで、女房は子守り。申し訳なくもワタシだけ展覧会へ向かう。ここは1999年に開かれた「荒木経惟展」を見に来て以来。

3階へ上がるとものすごく混んでいる。イントロダクションから順に見始める。よく古書市場に出現する演劇のポスターも出ていた。いくらくらいかしら、と値踏みしている自分(^^;。ええい、仕事を忘れろって!

展示が進むに連れて巨大なキャンバスに堂々としたタッチで描かれる油彩画が次々登場。圧倒された。ワタシの見たことのある横尾氏なんて、まるで氷山の一角でしかなかったのだ。変幻自在の色彩とタッチ。そして、なんといっても主題の多様さ!これほどの宇宙観を持ち、そして表現できる人が存在すること。オーバーではなく奇跡に思えた。
展示は3階と1階の2フロア。400点近い展示に酔った。子守をしている女房との待ち合わせ時間があっという間に近づき、しぶしぶ会場を後にした。もう一回見たいけど、それには広島へ行かなければならない。嗚呼(^^;!・・・会場を出るとき、入場券売り場には大行列が出来ていた。

その後、東京駅へ移動。デパートの12階で「ロバート・メイプルソープ展」を見た。今回も八重洲地下街の本屋さんに招待券を頂きました(^^)。ありがとうございました。
その芸術性よりもスキャンダルな面から取り上げられることも多いメイプルソープ。そんな妙な印象は展示を見て吹き飛んだ。印象に残ったのはパフォーマー:リサ・ライオンを撮影した作品の一群。これを見ると人間が美しいと感じる対象は、まず”造形としての人間”なのではないか、と思う。緻密なファインプリントに定着された人間の肉体には、美しいという言葉が当てはまる。会場には老若男女を問わず沢山の来場者。皆さん真剣に見入っていた。

そういえば横尾氏もリサ・ライオンをモチーフに作品を制作していたっけ。彼女の肉体はアーティストから見て女性的美の究極だったのかもしれない。

帰宅は19時前。充実した一日だった。