朝から雨。

昨日の予報から1日雨ということだったので、火曜日だけどオヤジたちは休まずに仕事することになっている。ちょっと遅いながらも店を開けに来た。ワタシは仕事場で仕事を始めていた。
そういえば最近ワタシが店に出ている事はあまりない。母親が店頭に座ってオヤジが店の後ろの席に座ると、もう店には仕事をする場所がなくなってしまうのだ。今の仕事はPCに向かうことが中心なので、別に店に居なくても仕事にはなる。倉庫と思って使っているスペースを仕事場として快適にしたくなってきているから、買ってきた本は倉庫に入れず、店に積み上げたままになる(^^;。最近ワタシがこの場所にいつも居る関係で徐々に本が片付き始めた。逆に店は倉庫と化している。

数年前は店の棚をきれいに見せることに腐心していたことを思い出す。店に買ってきた本が積み上がりっぱなしの状態など考えられなかった。店売りが駄目になり、店売りに期待するとこれからはとんでもないことになる、とわかってから、ワタシは意識的に店売り金額をアタマから切り離すことにした。毎日店の売上高を見てはため息をつくようなことはしたくなかった。

店を開けるには大変な労力が要る、とわかったのはつい最近のこと。ネット通販での仕事が主となるにつれ、ご送金いただいた荷物はその日のうちに発送することを最低限のルールとして自分に課した。店を開けている状態だと自分一人しか居ない場合には、”どんなにお客様がいらっしゃらなくても”店に張り付いていなければならない。最近は構わず表に張り紙をして店を一旦閉め、荷造り・発送仕事をする場面もしばしばだ。オヤジに言うと「一人の時はそれでいいよ」と言う。

店を開けることは大事だが、今のワタシにはご送金いただいたお客様の方がもっと大事。店に入ってきても買う気があるんだかないんだかわからない、ただ本を触って出て行く人がかなりの割合を占めるようになった。そういう人たちのために真面目に店を開けていることを疑問に思うようになった。

現代で店を開け続けることは大変なことなんだ、と感じている。

今は店番をしてくれている人が居るからいい。オヤジと母親だ。この二人が働けなくなったらもう店を開店することは難しくなるかもしれない・・・。そんなことを思いながら今日も1日本の入力作業に精を出した。

今のワタシには店よりも大事と思う仕事がある。