近所のビデオ屋さんが半額セール中。 昨日つい4本借りてきてしまった。実は5本目を取ろうとして”こんなに見る時間あるかな?”と手を止めたのだった(^^;。TV好きはあいかわらず。 昨日は早速「CUBE2」を見た。少し前に市場の先輩から「これ面白いから見てみてよ」と渡されたDVDが前作「CUBE」だった。正体不明の構造物の中に閉じ込められた男女が、散りばめられた脱出へのヒントを元にして迷路のパズルから脱出する、という内容だった。ヒントを読み間違うとペナルティとして与えられるのは”死”だった。 一種の密室劇で見ていてどうしても息詰まる感じだが、謎解きの要素もありハラハラどきどきしながらあっという間に見終えたように覚えている。 その続編ということで2を期待して見た。ところが、正体不明の構造物は”進化”し、ハイパーキューブとなっており、4次元的な存在となっていた。ただの立方体ではなく、時間軸が加えられていた。・・・うーむ、わかりづらい(^^;。 前作で明快だったテーマが、脱出不能のハイパーキューブとなって崩れていた。なんだかCGを見せたいのか、ずれた時間軸で平行世界が出来ている、ということを見せたいのか、どうにもよくわからない映画になってしまっていた。どーやら作り手が前作を超えようとしてアタマであれこれとこねくり回してしまったらしい。見終わったときの感想は、???? という感じ。全然話題にならなかったのもわかる。映画まで脱出不能にしてどーする(^^;? 今夜はラッパー・エミネム主演の「8 MILE」を見た。デトロイトのストリート。ヒップ・ホップの描写には新鮮な驚きがあった。乱暴な意見かもしれないけど、これって俳句とか短歌とか、漢詩とか川柳とか講談とか、と根っこでつながっているんじゃないかしら、と思った。今の気持ちをリズムに乗せて”韻”を踏みながら表現する。詠っている内容がどうとか、そういうことよりも、気持ちの表現としてのラップなら、ただ手段を変えただけのことで、高級も下劣もない。 ラップ・バトルで宿敵に勝って、うかれる仲間を冷静に諭してそのまま一人仕事に戻る主人公の後姿のラスト。見終わってそのストレートなメッセージ性に感心してしまった。いい映画だった。 あと2本借りているんだけど、いつ見ようかなあ・・・。