昨日も仕事をしなかったわけじゃないんだけど(^^;。

日記を見るとDVDの事しか書いてない。気持ちを入れ替えて今日は仕事仕事の日。

先日来の入荷ラッシュで店の裏には女房の入力待ちの本が山のように積まれている。ガンバレ!ということで、入力支援。
女房が入力用PCを使っている間にオークション出品の仕事を続ける。入荷過多でなかなか手を付けられなかった本にもやっと手が届き始めた。店にずっと積み上がりっぱなしだった本が少し減り始めた。とにかく買ってきたままではいつまでたっても本は売れていかない。仕事をかけて本を商品に仕上げること。それが本屋の仕事。

今朝の朝刊経済欄には大きく「スーパー・百貨店の売り上げ軒並み減。個人消費は依然低迷」とある。見出しだけでは普通に ああ、景気はまだ良くなっていないんだな と簡単に読み飛ばしてしまいそうだが、ちょっと待った。どうして「スーパーと百貨店の売り上げが減ること」イコール「個人消費低迷」と言い切れるのだろう?
マスコミの報道には”思い込み”や”編集方針”がからむのか、最初から結論ありきの記事が多い。この報道の仕方も型にはめた典型と思われる。
近年は(特に百貨店で)売り場面積の広さに比例した集客が思うようにいっていない。フロアによってはいつもガラガラだ(^^;。百貨店の考える”売りたいもの”とお客のニーズが離れただけのことで、個人消費低迷とは直接関係ないだろう。
スーパー・百貨店とも店舗を構えて集客するという”従来型の方法”で売り上げているが、量販店のような方法でも講じなければ今の世の中集客は難しい。

ま。お客様が全然来ないという意味ではウチの店も人のことは言えないけどね(^^;。
ただ、これだけは言える。今まで店で売り上げていた金額がほとんど消えた分をウチでは別の方法で売り上げるようになった。店はヒマになったが、ウチの仕事は大幅に増えていて、いよいよ人が足りないんじゃないかと思える事態にそろそろ直面しそうだ。

繁華街。あれだけたくさんの人は何処から来て何処へ向かって歩いているのか。街を歩くといろいろな示唆を受ける。おととしの秋、ワタシは極度の鬱状態に陥った。あの頃店でもネットでも本が売れなくなった。何かヒントはないか、と街を歩いた。街には人があふれていた。

その様子を見ているうちに進むべき道が見えた気がした。