昨夜書き上げた組合ニュースに載せる原稿はその後も断続的に推敲。 言葉足らずの箇所を補ったり、それによって変わる文脈を調整するために部分的にカットしたり。作文って人によっては手書きの方がいいという人もいらっしゃるが、ワタシはもうパソコンでなければ何も書けなくなってしまった。書きながらアタマに浮かんだフレーズを逃すまい、とすぐにキーを叩いて書き留める。手書きでゆっくり書いているとせっかく浮かんだ言葉が飛んでしまうこともある。 大学生の最後に卒論というものを書いたが、あの頃はワープロを使わなかった。すでに持っていたが変換に時間がかかりまだ便利ではなかったからだ。パソコンの変換はスムーズなので手書きよりもかなり早く”書く”ことが出来る。アタマから言葉が逃げていくのを防げるようになった。 何よりコピペが出来るので、この部分をあっちに移すなんていう作業が手軽だ。最初から完成した文章が簡単につらつら出てくるわけが無いから、とりあえず書きたいフレーズをアタマから引っ張り出して箇条書き。その中から文脈を考え、不要な部分を削ったり足りない部分を付け足したり。敲き台を更に敲いて文章は徐々に仕上がっていく。もはやパソコン無しの作文は考えられない(^^;。 仕事をしながらラジオを聞いていると、IT関連企業の若き社長さんが「ブログって面白いですね」としゃべっていた。もちろん書くこともそうだろうが、たとえば何か読者に話を投げたときにワーッと反応が返ってくることに可能性を感じているらしい。ホームページだとそのサイトの名前が知られていなければ訪れてもくれないものが、ブログだと他のブログを見るついでにひょいと寄ってくれるんじゃないか、という実感があるという。企業がHPを持つことはもはや前提となった。今度は個人がブログというツールを使ってメディアを持つ時代に入っていくのだろう。 ネット時代も徐々に深化し始めている。そういう時代になっていったとして、やはり試されるのは個人の作文力だったり、表現力という従来的な側面となる。色々なコトやモノに興味を持てたとして、その何が面白いと思ったのか、どんなところが素敵なのかをうまく表現出来る能力が求められる。自己の確立がさらに求められる事態だ。 まあ別にこれで食べていくなんて気持ちがないなら必要ないのかもしれないけど(^^;。 夕食はチーズフォンデュ。ウマイっ。20050128003135.jpg