梅雨空が戻ってきた。良かったなぁ(^^)。空はイエローフィルターをかけたように黄色い。 ネットで検索をかけると、大雨で洪水が発生している場所もあれば、渇水でダムが干上がっているところもあるらしい。同じ日本の中で・・・(!)。 今までの季節感とは一致しないことが増えている。とにかく、6月に熱帯夜があったり、春のお彼岸に桜が満開になったり、季節が半月くらいずれてきているような気がしてならないのだが。 確かに日本では地球に優しいと云われる方法が各所で実用化されている。たとえば地球に優しい象徴として電気を使った自動車が一般道を走り始めていたりするが、この電気が現在どういう方法で生まれてきているのかを考えるとそれほど地球に優しいわけではない、という意見をどこかで読んだことがある。石油のエネルギーを電力という(使いやすい)形に置き換えただけで、電気も元を辿っていくと結局石油に行き着くというのだ。 エネルギー効率を考えると、地球上で石油ほどエネルギー変換率の高い原料は存在しないという。石炭を燃やしてお湯を沸かし、その水蒸気でタービンを回すという蒸気機関のエネルギー効率は恐ろしく低く、大半のエネルギーは熱という形で放出されてしまい動力エネルギーとして利用できない。蒸気機関車が消えていったのにはそういう背景も隠されている。 その反対に石油を燃焼させたときに取り出せるエネルギーは高く、航空機を飛ばすことが出来るのは石油のエネルギー変換率が高いためで、電気では旅客機は飛ばせない。地球に優しいかどうかは別として、石油が燃料のチャンピオンであることは動かないのだ。 代替エネルギーの開発が随分前から言われているのになかなか実用化されないのは、最良のエネルギーである石油と比べられてはどんなエネルギーも見劣りしてしまうからだろう。 一体何を書いてんのかしら・・・ねぇ(^^;。 原油の値段が史上最高値を付けたと新聞。経済発展の為には石油の確保が最重要だという状況は全然変わっていない。たとえ日本などで電化が進んだとしても石油が存在する限りはこの状況は基本的に変わらないんだろうな。 で、世界のどこかで石油を燃やす限り、地球は暖まっていくわけで・・・。 暖まっていくと梅雨がまだらになったり、夏が早く来るようになったりするわけで。 高校時代の友人から山形のさくらんぼを頂いた。夕食時、酸っぱくて食べられないという娘を除いて3人で奪い合いして食べた(^^;。うまかった。安定した気候が良質な果物を生む。今日と変わらないおいしさがずっと続くといい。そう思った。 20050629233228.jpg