昨夜もそれなりに遅くまで仕事をしていたのだが、今朝は子供たちが起きる時間にパッと目が覚めた。

オリンピックが気になっていた。女子フィギュアのメダルが今朝決まっているはずだった。この間見た日本選手3人の演技が今日はどうなったか見たかった。
8時から録画の放送が始まった。冒頭で「金メダル」と。そうかやったんだねぇ。冬季五輪のまさにハイライトでの「金」はすごい。早速競技の模様が始まった。なるほどSPでトップを取った選手がジャンプの着地に失敗していた。金メダルの荒川選手はノーミスどころか演技に余裕があり、安心して見ていられる内容だった。イナ・バウアーからの3連続ジャンプもきれいに決まった。
朝早くから皆さん見ていたのではなかろうか。号外まで出たらしい。女子フィギュアでは「金」はアジア初なんだそうだ。よかったですねぇ。

朝飯を食べ終わって表彰式をみてから横浜へ向かう。今日は雨が降るということで傘も忘れずに。古書ニュースの印刷をしてから神保町へ向かった。先週のお支払いを済ませてから入札。今日もいろいろと出てますね。
店があんな状態なのであまり買い気が出ず、一渡り入札してもあまり手ごたえはなかった。気持ちって大事。

三田線で御成門。招待券をもらっていたので「美術商の百年」展を東京美術倶楽部まで観覧に行く。先日行ったオヤジによれば「すごく混んでたよ」とのこと。今日も混んでます(^^;。クロークに荷物を預けて4階へ上がる。明治時代の作家の絵がズラリ。日本画もあれば洋画もある。かなりのボリュームだった。工芸作品も沢山展示してあって、好きな人には堪んないんだろうなぁ。
最後に国宝展示室に入る。源氏物語絵巻の前は人だかり。さすがの貫禄。ワタシは初めて見ることが出来た。よく教科書にも載る夕霧の場面。雲居の雁が文を読む夕霧の後ろから文を取り上げようとするところ。ベタで色を付けてあるところと、表情の引き目おちょぼ口との対比が面白いと思った。1枚の中に表現としての繊細さと巧みな省略が同居し、自然に視線を見て欲しい箇所に集めていく効果を狙っているのではないか、と思った。

雨の中新橋駅まで歩き銀座線に乗った。店に戻ってからは荷造り作業。夕食時にまた女子フィギュアを見てしまう。息子は昼間お友達のうちで見たと言っていた。「みたくないよー」と文句を言っていた娘も、見終わるころには畳の上でクルクルと回転して見せた。なんだ好きなんじゃんか。

ラジオを聴きながら仕事。「イナ・バウアー」と今日は何回聞いただろう・・・(^^;。みんな使いすぎ。
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