くもり空。

昨夜は各地で局地的大雨による被害が出ている模様。TVではずっと台風接近時と同じような緊急放送を続けている。ところが、ここ川崎の天気ときたら仕事を始めるころには薄日が差し、交換会へ出かけるころには晴れていた。なんとまあ。
東横線で多摩川を渡る。どうやら河川敷まで水に浸かったらしく、突起にゴミが引っかかっている。去年の台風のときは何十年ぶりの大水だったと思ったが、今日で実に二年連続となった。何か尋常ではないことが起きていると思った方がいいだろう。

車中では「新選組血風録」の続き。新選組の仕事は京都市中での不逞浪士取締り。幕府側から見れば不逞でも、倒幕派からすれば志士となる。新選組局長の近藤勇は尊王攘夷の志を持っていたが、志士たちもまた尊王攘夷の思想を以て倒幕へと時局を動かそうとしていた。
幕末の京都ではその二つの勢力がせめぎ合っていた、というのが背景にある大きな物語。この小説では、新選組内部の人の機微を描くことが主題のようで、あまり時局の大きな流れとのかかわりについては描かれない。そのため、隊の規律を守るために隊士を日々粛清する様子が次々と描かれる。確かに不逞浪士も取り締まっていたが、新選組内部でも厳しい取締りをしていたところがすさまじい。監察・山崎蒸が隊の内外で大活躍する。
組織の統括はもっぱら鬼の副長・土方歳三の仕事。この人物の厳しさには隙がない。監察を縦横に使って規律を乱した者に目を光らせる。出ればすぐに切腹させたり、他隊士に切らせたりする処置の早さも彼の強い判断力を表している。こういう人物が二番手に居る組織は強い。作者は、世が世なら一国の主となっていただろう、と土方を評するが、その通りだろう。実際、この小説を読んでいると土方の能力の高さばかりが印象づけられる。

入札を終えて昼飯。注文して出てくるまでの間も本を読み続ける。
外は晴れてひさびさに暑い。さっさと地下鉄に乗って続きを読んだ。

店に戻って荷造り作業をしばし。いつもお買い上げありがとうございます。再びクルマに乗って神保町へ向かった。

夜、激しい雷雨。
5545歩 3.32km 52分 260.9kcal 6.5g
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