良く晴れている。今日が店舗年内最終営業日。

女房は朝から忙しそうだ。買い物に大掃除。朝昼晩の食事に洗濯。昨日に引き続き手伝いをしたい気持ちは山山ながら、むしろ不慣れなワタシがあちこち手を出すよりもキッチリ自分の仕事をしていた方が安心してくれるみたい(^^;。
店の掃除はすこしずつオヤジが拭き掃除をしてくれていた。あとは明日、仕上げの意味でフロアとガラスを子供たちにやってもらう。ここでもワタシは掃除の主力から外れている(^^;。まあ、店を動かすエンジンはまず”本業”を滞りなくやっていればよろしい、ということかな、と(^^;。
今日から母親も特別体制。オヤジに食事とお茶を提供するときだけは店に来たが、あとは自宅でおせちの準備。今日は黒豆の仕上げにかかっていて、サトウ水の濃さがどうのと独り言していた。おかげさまで今年もいつもと変わらない年の瀬を迎えられた。あとは年明けすぐにある愛書会展のご注文がたくさん入ればオヤジの表情もほころぶのだろうけど、それは正月休みを明けてからになるでしょう。オヤジ、焦らないのっ!

昨夜、半額セールで借りてきたDVD「全然大丈夫」を見た。荒川良々主演だが、群像劇になっていた。独特の”間”が全体を覆い、なんとも不思議な味のする映画だった。主要舞台として古本屋の店頭があって、皆さんのイメージする古本屋像の一つが描かれていると思い、興味深かった。店主は無表情のまま番台に座り、焦点の合わない感じでボーッと一点を見つめていた。日がなそうして過ごすのが古本屋と思われているようだ。もちろん、そういうお店があっていい。それが古本屋のあるべき姿と大多数の人が思ってもらっていたとしてもかまわない。

ただ、ウチは違うんですワ・・・(^^;。

1日番台に座っているだけでは何も起こらない。それがドラマが起こる起こらないという話ならまだいいけど、売上げも起こらないでは生きていけない。ましてこれから一番カネのかかる子供たちが二人いるわけで、売上げを作っていかなければどーにもならない(^^;。おとーさんとしてはボーっと過ごすわけにはいかんのですネ。

思い返せば、今年は思い切って店頭在庫を半分以下に減らして棚も撤去した。店に飾っておくだけじゃ何も起こらないからだ。でも、あきらめない。あきらめるわけにはいかない。だったらかき混ぜてやる。そういう煮えたぎった気持ちを込めて、棚を撤去した。今年はそんな1年になった。
9496歩 5.69km 72分 527.8kcal 20.3g
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