くもり空。店舗定休日。

先日のビデオ屋さん半額セールで借りてきたDVD「ブタがいた教室」を見た。小学六年生の担任が「育てて食べよう」と子豚を教室に連れてくる。食育ということだろうか。かわいい子豚に生徒たちは心を奪われる。生徒たちは子豚にPちゃんと名前を付ける。皆で小屋を作って、食事も糞尿の世話もして・・・。
1年経って卒業が近づく。豚は立派に成長していた。卒業するとなって、豚をどうするのか、という話になる。食べるのか食べないのか。選択肢が狭まっていく。
生徒たちの話し合いの場面は迫力。食べずに世話を引き継いでもらえるクラスはないか、と模索もする。卒業まで間近になったとき、生徒たちは多数決でPちゃんの運命を決めようとする・・・。

なんていうか、子豚に名前が付いてしまった時点でただの豚ではなくてペットになっているはず。もう「育てて食べる」という当初の目的の達成は難しくなっていたと思う。彼らが豚をどうするかについて真剣に討論する場面があるが、論点が今一つかみ合わない。それはそうだろう。話はすでに感情の領域に触れていたのだから。
当事者ではないワタシでも、そんな判断を強要されたくない気がする。食べたくない、と言う子の意見は決して偽善ではないと思う。だってペットだもんなぁ。

ブーブーとしか言わない豚の存在感が際立ってくる。彼は人間がどう思うかによって、ペットにもなるし、食料にもなる。大人は豚を食料と見ていた。子供たちは豚をペットもしくは友達と見ていた。その感受性のギャップは埋めようがなかったのだろうか。いや、埋めようと思うこと自体に無理があるね。

ドナドナ的結末もまた結論をあいまいにしてしまったように思う。子供たちには「奪われた」という感情だけが濃厚に残ってしまったんじゃないかなぁ・・・。
10003歩 6.00km 75分 566.1kcal 22.4g
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