甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2001年11月

わーい、仕入れだ!

こういうことは不思議と重なるものだ。

昨日カーゴ一台分仕入れた本は、とりあえず置き場も無いので店の帳場前に座ってもらっている。その山を少しづつでも崩していこうと、整理を始めた矢先に電話が鳴った。仕入れのお話である。来週が丁度資料会の大市週間になるので、来週お伺いしようかなぁ、とお話をしている間に考えていると、引越しが今週末なのだそうだ。それでは早速、と今日出かけることにした。明日は明古なのでお伺いできない為。

ご住所をお伺いすると、この間の日曜日にドライブした沿線。道が混んでいたらイヤだな、と思いながら予定の時間にお伺いできるよう急いでクルマを転がした。
到着してみるとバスも通る駅前2車線の一般道際。周りの迷惑も省みず、お客様が「ここに停めてしまったら?」と交差点際を指差した(^^;。マズイなぁ。他に停めるところは無いんですか?・・・どうやら無いらしかった。

雑居ビルの3階。エレベーターは無かった。どうやら事務所に置いてあった蔵書らしい。
中に入れていただき、早速本を見せていただく。なかなかの質・量だ。むしろ資料会大市向けに丁度良いかもしれない。大体どれくらいに踏めば良いのか、無い頭を絞って考える。とにかく「そんな値段じゃあ売れません」なんて言われたらアウトだ。金額を申し上げる瞬間はいつも緊張する。

古本屋の仕入れは千差万別だ。ウチは評価してその金額をちゃんとお客様にお伝えして、納得頂いてから買い取っている。
で、交渉成立。お代金をお支払いして、本を運び出す。今回は美術系の大型本がほとんどで、紐で縛るのも無駄に思えたからそのまま抱えて3階と1階を往復した。最初は階段を登る足も軽やかなのだが、何度も往復するうちに息は喘息のように上がり、汗が噴出してくる。結構ツライ。
いやいや、この汗の量がそのまま明日の飯代に変わるのだと思えば・・・。なんて根性論は最近では通用しにくくなってきた。それだけに買い入れの金額を申し上げる瞬間、古本屋は全神経を集中するのだ。

やっと搬出終了。帰路に着く。まだ17時前だというのに真っ暗。東の空には丸い月が冷たく輝いていた。

帰ってから早速仕分け。明日の明古に出品する本、店で売る本、資料会大市に出品する本とテキパキ区別していく。大体3時間で目処が立った。よしよし。
しっかし店は通路まで本で一杯だ(^^;。
こういうことは不思議と重なるのだなァ。

ウィルスメール

W32.Badtrans.B@mm

このウィルス付きメールが昨日から今日にかけて20通ほどウチのメールボックスに舞い込んでいる。ノートンのHPを見ると、危険度は4と非常に高い。感染の速度が非常に速いためらしい。すべてノートンに検疫してもらっており、ウチのPCは感染していないが、ウィルスメール発信元の方はデータが壊れたりして大変だろう。何よりも懇意のメールアドレスにウィルスをばら撒いているんだから、それに気が付いたときに出る冷や汗の量を考えると寒い(^^;。

それにしても未だにアンチウィルスソフトを導入していない方が非常に多いことに驚いた。男は外に出れば7人の敵が居る、という言葉をご存知ないのかなァ?インターネットのなかは敵だらけのこわーい所だという認識が無いのかしら?

感染後の手間を考えるとゾッとする。ワタシはウィルスが怖くて仕方がないのだ。たかだか6000円くらいのソフトなんだから、この際保険と思って皆さんすぐに導入するべきでありましょう。
ウィルスを作り出してばら撒き喜んでいる人は、MS独占を目の敵にしているハッカーだ。そのプロと対等に渡り合える自信もヒマもないPCシロートのワタシは、ソフトを買ってセキュリティのプロである彼らに任せる楽な道を選んだわけです。

前金頂いた分の荷造りを終えてから急いで資料会へ。おお!すごい出品量だっ!すでに開札時間を過ぎていたので慌てて入札を開始。いい口だなぁ。この間買えなかった分気合を入れて入札。すると入れすぎたのか、バタバタと落札、落札、落札。でも肝心なものは買えていない。ま。いつものこと(^^;。

一旦店に戻ってクルマで荷物を取りに来ることにした。すでに落札品はカーゴ1台分ほどに膨れ上がっていたのだ。
店に戻ってクルマに飛び乗り、竹橋を目指す。丸子橋を渡るとき背中には夕日の中に影絵富士。気持ちが少し和む。
しかしすごい渋滞。普段よりも時間がかかる。ちょうど荷物回収のラッシュ時間で、中企センターの地下駐車場へ繋がるカーリフトは奪い合い(^^;。

帰ってきてメールチェック。ご注文有。よかった(^^)。

落ち着く

更新の火曜日。

店を開ける前に町会の仕事有。年末たすけあいの集金を民生委員の方から頼まれていた。ウチは理事だから各班の班長さんへ集金袋を届ける。赤い羽根の時もそうだったが、街頭で募金するほかにも町会が組織として一軒あたり350円を集金して回っているのである。班長は持ち回りでいつか回ってくる仕事だから、皆さん行けば払っていただけるけど、この時期は忙しいらしくてワタシが行ってもなかなかいらっしゃらないことも多い。
ああ、赤い羽根のときに一緒に集金してしまえばよかった・・・(^^;。
銀行でまた待たされ、3軒からお金を預かったところで時間切れ。開店の時間となった。

開店。フィルムスキャナーでディスタゴン35mm撮影の写真を取り込み、記事を書き付ける。デジカメでカメラの姿を撮影してPCに取り込み貼り付ける。完成は16時過ぎ。

途中、先月スーツの仕立てを頼んでおいた服屋さんから完成している旨の電話有。HPの更新が終わってから女房に店番を頼んで引き取りに行く。夕焼けに映える花水木の紅葉が美しい。今年は夏が猛暑ではなかったから紅葉も長く楽しめるようだ。
店に入ると店員さんが3人所在なげに佇んでいた。ヒマなのだろう。その場で試着させてもらうと、なかなかゆったりと作られているから着ていて心地好い。ぴったりのオーダースーツがこの値段で作れるんだから、わざわざ既製服を買うことはないなぁ。もっと流行ってもいいはずのお店だ。

気分よく帰ってくると、店番していた女房が慌てていた。新品特価で売っている高島暦の売り方がわからなかったらしい。たった30分の留守のうちにそういうお客様がいらっしゃるのだから不思議なものだ(^^;。でもちゃんと処理されていたから大丈夫。わからないながらも間違わなかったんだから偉い。店番は任せたっ!(^^)

夕刊経済欄のコラムに「デジタルデバイド」という言葉を見た。何だろうと思って読むと、通常なら東京-九州間の航空券は往復55000円ほどするのに対し、インターネット予約をすると往復のほかに宿泊券まで付いて34000円のプランがあると書いてある。インターネットを使っている人と使ってない人でその利益を受ける格差が広がることを意味するらしい。
確かにそうだ。でも利益だけとは限らないのがこのメディアの怖い所で、知らない方が良かった事まで知ってしまう欠点も存在する。

要は使い方だろう。

市場で

朝、先週の西部大市会の荷物が届く。

あれもこれも負け。惨敗。やはり大市は高いですねぇ(^^;。がっくし。

気を取り直して中央市へ。通路にも本口が並ぶくらい盛況。経営員のMくんに聞くと「これで大体2000点くらいっす」とのこと。毎週大変だなぁ。
入札していく。封筒がパンパンになっている本もすでにある。横尾忠則の口を見つけ、封筒が一杯だったので思いっきり入札。

あ。Kさん。まいどです。入札のあとお茶でも、ということになった。
近くのKホテルラウンジ。なかなかいい。
先日のHIDEさんの結婚式写真の話から。キヤノンのIS(イメージスタビライザー)機構入り望遠ズームの威力を思い知った、との事だった。手ぶれ写真がゼロ。それは望遠レンズ特有の欠点をひとつ消し去った、ということであり、画期的な成果だ。ただし、キヤノンは伝統的にストロボシンクロ機構がオーバー目に設定してあるらしくて、いくつか露出過多のカットが出てしまったそうだ。IS機構があれだけのポテンシャルを持っているのにオートストロボのプログラムはまだニコンに負けているらしい。
当日我々が撮っているそばにいらしたプロカメラマンは、EOS-1を2台に蓄電池直結のでかいストロボ付の装備だった。プロとアマの機材で決定的な違いが出るのは、やはりこのストロボであろう。チャージの早さでショット数を増やし、ミスカットが出る確率を追い込んでいくという方法。これが一番確実なのだろうな。アマである我々は結婚式以外でそのストロボを使う機会がないから、このテのストロボを購入できない。となれば結局こういう場面でプロとの差は縮まらない。
今回初めて使ったISO800フィルムの仕上がりが思ったほど悪くなかったので、これからは結婚式写真ならISO800を使うのがいい、というのはワタシと同意見。

市場に戻ると、横尾の口はワタシの上札から遥か1万円も高い値段になっていた。売値がそれくらいになればいいな、という金額が落札値ということは、最初からウチに来る運命ではなかったと諦めるほかはない。くぅー、人気のある本は高いねぇ(^^;。

店に戻ってメールチェック。今度はウィルスメールが一通ノートンに引っかかっていた。早速ウィルススキャン。感染ナシ。ノートン優秀。

向ヶ丘遊園

三連休最終日。今日はワタシの休日。

知り合いから向ヶ丘遊園の只券を頂いていたので、クルマで出掛けることにする。すでに同園は来年の3月に閉園が決まっている。最後の向ヶ丘遊園だ。

ここへ行くには南武線から小田急を乗り継ぎ、モノレールに乗って行くのが楽しみだったが、それも廃止されてすでにない。登戸のそばって良く考えたらウチからクルマで行けばホンの20分の距離だ。カーナビに案内されながら9:30ころ出発すると、10時前には到着してしまった。駐車料金は1日1000円。山を登って第五駐車場まで案内される。ガラガラと思いきや広大な駐車場が次々に埋まっていく。すごく混んでるじゃないの!

最後だと思うとなんとなくだらだら過ごしてしまうのがもったいないと思えた。女房もそう思っていたらしく、フリーパスを購入してしまうことにした。1人2200円だから4人で8800円。ただし、これでほとんどのアトラクションに乗れることになった。紙で出来たフリーパスを係のお姉さんに手首に巻き付けてもらう。
3歳の娘まで乗れるものが結構ある。最初は定番メリーゴーランド。ウチだけじゃなく、周りの人たちもはしゃいでいた。こういう基本的な乗り物は大切にして欲しいなぁ。コーヒーカップの代わりに花弁に乗る乗り物はグルグル回る。目も回った(^^;。子供たちははしゃいでいた。

昼飯は高台にあるカフェテリアでハーブカレー。ここで栽培されたものが使われているという。辛すぎないヨーロッパ風の味でなかなか美味。女房はスパゲッティ・カルボナーラ。息子はナン・ピザ。結構味はちゃんとしていてどれもうまい。

とにかくフリーパスを持っているものだから何に乗っても大丈夫とばかり、片っ端から乗っていく。普段は高くて乗れないものも平気で乗る。そうしていけば8800円くらいすぐに出て行ってしまうことに気が付いた。安いじゃん。ジェットコースターにも久しぶりに一人で乗った(^^;。観覧車から見た山の紅葉がきれいだった。

ウチのように閉園予定を聞いてあわてて駆けつけたような人も多かったのか、普段とは比べ物にならないくらいお客さんが一杯で、何に乗るにも並ばなければならないくらいの混雑。

子供たちがどうしても行きたいというブースカランドでひとしきり遊んでから帰路に着く。16時半。

途中、ジョナサンキッチンというイタリアンの店で食事をして帰宅。19時過ぎ。

大市

今日は西部会館で大市会が開催された。

朝から高円寺へ。北口を出てオリンピックのすぐ裏に西部古書会館がある。駅から近くて便利だ。代わりに会館前の道がチョット狭い。荷物の搬入や搬出を考えたとき、順番待ちを覚悟しなければならないかも(^^;。

そんな便利さと不便さを併せ持っているにもかかわらず、こちらの事業部長さんの活躍が出品者の不安を解消して余りあるらしくて、会場には品物が溢れんばかり(^^)。すっごいなぁ。

古書会館に到着はちょっとゆっくりしてしまったので10:20過ぎ。開札は11時からのため、急いで第一回開札の荷物を見渡す。入札にいらしている方も大勢で、すでに札でパンパンになっている封筒もそこかしこに見られる。こりゃあきっと高くて買えないものが多いんだろうなぁ(^^;。
全体的にかなり盛り上がっている。そんな印象を持った。

実は去年のこの大市会にはお手伝いで参加していた。いつもお手伝いしていただいていた方が都合が付かなかった為のピンチヒッターだったから、今年はお呼びがかからなかった。大市のお手伝いは気楽に出来て楽しい。皆さんこれから夜まで開札と落札品整理の仕事で汗を流すのだろう。お疲れ様です。

ローライ35にリバーサルを入れて持参していた。高円寺には有名な純情商店街がある。他にもクルマ一台がやっと通れるような通りが迷路のように入り組みながら商店街を形成していて、歩いていて面白い街だ。あのドラマ「北の国から」で裕木奈江のオヤジ(菅原文太さん)が営んでいるお店はここ高円寺にある。今日も「道路反対」のでかい看板と共に元気に営業中だ。記念に一枚。

こういう商店街が元気な街はイイ。ワタシは余所者だからカメラを持って歩くとなんとなく摩擦を感じるけれど、商店街はそもそも地元の人のためにあるのだからそれが当たり前だ。どうかこれからも地元に密着して住民の人たちと共に栄える商店街であって欲しい。

腹が減ったと思っていたら12時をとっくに過ぎていた。スタンドでカレーを食べる。帰りに渋谷へ寄って写真を受け取る。傍らを見るとこの間買ったISO200のフィルムが20本で3780円で出ていた。この間よりさらに安い(^^;。こういうのを見るとついつい買ってしまう。悪い癖だ(^^;。

店に戻って前金を送っていただいた荷物の荷造り。ご注文の途切れないのがとてもうれしい。いつもありがとうございます。
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