甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2002年11月

一日荷造り

快晴。

昨日がこうだったらなぁ・・・(^^;。

開店と同時にS運送さんが店のそばに横付け。カーゴに載った荷物をカーゴごとリフトで降ろす。カッコいい。

店に運び入れる。オヤジが15分遅れで店に来たのを合図に、荷物を2階に上げる作業。ゆっくりやったけどやっぱり汗だく。そりゃそうか。
午後はずっと荷造り作業に費やす。ほかに何も出来ず。作った荷物は明日朝一番に発送する予定。沢山のご注文ありがとうございました。

明日は久しぶりにカメラコーナーを更新する予定。

ズーラシア

朝は7時に目覚まし。

曇天ながらもズーラシアへ出かけることにした。メールチェックして一通り仕事をした後、軽くパン食をしてクルマで出る。中原街道をひたすら南下すること40分。よこはま動物園ズーラシアへ到着。

山をひとつ切り開いたような場所には1500台収容の広大な駐車場。入場ゲートには双眼鏡やベビーカーの貸し出しコーナーも設置されている。入場券を求め、中に入るとジュラシックパークのような密林の雰囲気が演出されている。案内図を見ると上野動物園や多摩動物園のような回遊できる構造ではなく、入口から出口まで一方通行で見てまわる形式で、もしもう一度見たい動物がでたら来た道を逆流する必要がある。

ゾウから始まって、オランウータンやライオン、トラなどが、趣向が凝らされた展示場で佇んでいる。鉄格子の檻ではなく、分厚いガラスで隔てられた展示場が多いのが特徴。これは上野動物園もゴリラの森で採用している。
ただ、今までの動物園の形式に慣れているワタシにとっては、どうも演出過剰のような気がしてしまった。肝心の動物がこの寒さでじっとしている様子を見ていたからかもしれないが・・・。

昼飯を園内のレストランで食べようと思っていたが、大変な行列で入る気にならない(^^;。最初からこういう事態を想定していたのか、レストラン前は芝生広場になっていて、皆さん敷物を敷いてお弁当を広げている。近くの売店で弁当を買って食べることにした。

上野動物園ではだれも見ていなかったオカピにものすごい人だかり(^^;。やはり実体よりも演出ひとつでこれだけ人は惹きつけられるものなのか。それとも、心地よい演出がなければ見る価値を見出せないほど現代人の眼が弱っているのか。当のオカピがどんな想いで我々を観察しているのかは知る由もないが。

全体を見た感想。やはり東京Dランド成功の影響は大きい、ということ。動物園も全体をテーマパーク風に仕立てなければ人を集められないという危機感を持っている。
”演出”に重きを置いた為か、今日記を書いている時にあれこれ珍しい動物のことを思い出そうとしても、印象が薄くなってしまっている。
動物の展示が終わった先に子供用の遊具広場があり、賑わっていた。当然ウチの子二人も小一時間遊びまわった。

帰りにショップでオカピの人形と動物人形焼をお土産に買って帰路につく。なんだか最後の遊具が一番リアルだった気がする。

当番

ほどなくして、近所まで昼飯を食べに出る。

なんだかちょっとした充実感。気分よく天ぷら定食を平らげる。こんな気持ちになれたのは数ヶ月ぶりではないだろうか。

食べ終わったらすぐ会場に戻り、自店の棚を整理。その後はお茶菓子を買いに出ることにした。当番には仕事が沢山あるのです。
昨日のお茶菓子代金が○千円あまり。結構な金額。今日はワタシが買いに行く以上、目標半額で考える。かといって皆さんが満足なさらなければ何にもならないので、御茶ノ水駅地下にある安い洋菓子屋さんでワッフルとシュークリームを買ってくることにした。さくら通りからすずらん通りを抜け、駿河台下交差点を渡って古書会館前を通過し、ニコライ堂前を通って到着。計25個で2625円。結構なボリューム。
帰り道は来たそのままを折り返し、教育会館そばのコンビニでペット茶3本と煎餅を少し多めに買う。合計は○千円あまり。経費4割節約に成功(^^)。

お茶のあとは普段なら売り上げ札の計算係りになるのだけど、そちらはオヤジに任せ、ワタシは終了の17時までずっとレジに座る。

17時閉場。皆さん一斉に片付け作業。無言のなか、作業音だけがゴーという音となって会場に響く。オヤジはそのまま引き続き会計の作業を続行中。ワタシは展示本の片付けをひたすら続ける。
おおよそ1時間後にはほとんどの方が片付け終わる。展示台も会員さん皆で片付ければそれほどの時間もかからない。会計計算も順調に進み、違算というほどのでかい違いは出なかったようだ。

今回の当番でウチが気をつけたのは会計と言うことに尽きる。商店街の会計を長年やっていたオヤジはどうして計算が違ってくるのかを、数週間前からあれこれ考えていた。また増え続ける経費の中で、何処と何処を削りやすいのかも検討していた。

その中のひとつが飲食費。これは削ろうと思えばかなり削れる部分だ。今回はオヤジが少し安い場所を会食会場に設定したことと、ワタシが御茶ノ水まで歩くことで稼ぎましたよ(^^;。

愛書会

今回当番の愛書会。

ついつい昨深夜は仕事をしてしまったため超眠い。起床は7時。起きてメールチェック。荷造り仕事3件。うーん、はっきり仕事病だね、これは(^^;。

8時半に東横線に乗る。辻邦生氏の時代小説を読んで感動で涙をにじませているうちに神保町駅。曇天に北風。あまりお出かけ日和でないところが”古書展日和”と前向きに考える。寒い日は古書展徘徊がいいですゼ。
9時半前に今回一緒に当番のO書林さんと会場入り。昨日の会計は如何でしたか?と立ち話。

10時開場。早速お客様多数。ワタシはレジに座り、金の出入りを厳しくチェックする。会計で違算が出ると皆さんの帰り時間が遅くなり迷惑がかかる。その予防の意味でも、努めてレジに座ることにした。時折襲いくる猛烈な睡魔(^^;。緊張感を保つことでなんとか追い払う。

すると、カウンターにご夫婦でお客様。ウチが目録に出したものにお問い合わせですよと、G林荘さん。なんと、数日前に夢二の絵葉書集のことでお電話を頂いたお客様だった。そのときに電話で応対させていただいたのもワタシ。ご注文はいただけなかったので、そのときはガッカリしていたのだった。その後いろいろあれこれ考えられて、やっぱり気になったからご来店いただけたとのこと。しかし残念なことに品物は店に置いてきてしまった(^^;。お客様の表情が曇る。
ここで”済みません”などとお断りしてしまっては名折れだ。すぐに店に連絡を入れる。昼飯を食べてから来ようなんて思っていたらしいオヤジに”すぐ夢二を持って来る様に!”と言い付ける。
お客様には12時頃には到着させるように致します、と申し上げる。傍らで奥様がニコニコしていらっしゃるのがとても印象に残る。

急になんだか気持ちが落ち着かなくなる。ちゃんと時間通りに持ってきてくれるのだろうか。そういえば昨深夜に作っておいた郵便物を出してもらう仕事も頼んでおいたし・・・。あれこれとアタマに浮かんでは消える。でも今日はなぜか気持ちが前向きだった。いつも最後には”ま。何とかなるでしょ。”と気持ちを切り替えることが出来た。
果たしてオヤジは12時少し前に到着。お客様は12時20分頃に再びご夫婦でご来店していただいた。ありがたい。
早速お見せすると一枚一枚検品されたうえで納得してお買い上げいただけた。

終始「あら、いいじゃない。ステキ。」と言ってくれた奥様が天使に見えた。

金曜、明古。

今日から東京古典会大市会の作業が明古通常市と平行して開始されると聞いていた。

朝8時半に会場入りし、古典会さんで運営を担当される方と入念に打ち合わせ。ここからここまでは古典会で、と申し合わせ。その後は昨日の大口出品で沸く一新会の残置品整理。作業場の確保を最優先にすべての仕事を組み立てる。
要仕分け荷多数有り。よし、やる気が出てきた。制約のある中での運営。これは新会館へ移ったときの予行演習のようなもの。これでうまく出来なければ新会館へも移れない。

普段なら先に赤毛氈を設営する作業メニューを変更させてもらい、仕分け荷を二口展開。順に作業が終わった口を撒いて、あけたその場所で要仕分け荷をもう二口展開。よしよし順調。場所が無いならすぐにあける。空いている会員さんには仕事をしていただく。これ鉄則。

フロアの半分では古典会さんが地方荷を開けて大勢で作業中。なんだか普段の倍もにぎやかでなかなか良い雰囲気(^^)。そうこうしているうちにお昼が近づき、持込荷もピークを迎える。総点数は1000点を超え、とうとう古典会さんが作業をしている場所へも進出させていただいた。どうもご迷惑をお掛けします(^^;。

10月から続いていた超大口は今日がいよいよ最終日。それに合わせたわけでもないと思うけど、マンガ雑誌のものすごいキレイな大口が出品され、開札してびっくりの高値で取引されていた。通常市会で何の予告もなくこういう口が出てくるのが明古なんだなぁ・・・。

終了後、近くの居酒屋さんで経営員大勢と、古典会さんの方々とでSさんにご馳走になった。ありがとうございました。その後二次会は駿河台下で終電後まで続く・・・(^^;。

タクシーで帰り着いたのは2時少し前。その後仕事で就寝は3時過ぎ。

並べの日

快晴。開店。

BGMは今日もラジオ。

今日は夕方から明日から始まる愛書会展の品物陳列の日。今回ウチは当番に当たっており、何かと気ぜわしい。ワタシは明日明古で出られないので、オヤジは朝から手順の復習に忙しそう。

16時少し前に店を出て、神保町へ向かう。日本教育会館には17時少し前に到着。あ。そうだ。入館に必要な書類を受け取ってくるのを忘れた・・・(^^;。夕暮れの神保町を急いで錦町へ向かって歩く。
会場へ戻って鍵を受け取り、愛書会会員さんの皆で展示台の並べから始める。台を並べ終わり次第展示作業開始。

20時に一応終了ということで、近所で天ぷら定食を食べて店に戻る。ふだんより少し時間が遅かったので、電車はラッシュ状態(^^;。

店に戻り、明日に向けての残務。
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