甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2003年04月

1日店

朝から雨と風。生ぬるい月末。

ついこの間桜が咲いたと思っていたら、もうGWも後半とか。今月も早かったなぁ・・・。

店を開けて早速仕事仕事。祝日に1日仕事をしても全然片付かない。1人で出来る量ではないみたいだからしょうがない。あせらずゆっくりやっていきましょう。

午後に入って銀行振り込みによるご入金が立て続けに。ありがとうございます。
郵便振替は配達がお休みのようで、1件も入らず。荷造りしながらドナルド・フェイゲン。軽快なリズムに味のあるボーカルがノる。あくまでも正確なドラムのリズムが心地よい。このアルバムは大学時代に入っていたブラスバンド・サークルの先輩オススメの1枚だったので、特に印象が深い。1曲目の「I.G.Y.」のなかに「What a Beautiful World this will be」という歌詞があるのだけど、感嘆詞”What”から、すばらしい世界がやってくる、と読むのが表の意味。
「海底を突き進むグラファイトきらめく列車に乗れば未来は薔薇色に輝く。ニューヨークからパリまでたったの90分」薔薇色の未来を描いた上で、さっきの”What”を疑問詞として読むと、そんな世界が何処にある?と意味がまるっきり逆転する。淡々と進むリズムと軽快な歌声。作者のこめた裏の意味を発見した、と、先輩が少し興奮しながらそう歌詞を解説してくれたっけ。現在その先輩は長崎の方でアナウンサーをしていらっしゃる。
もう16年くらい前の話、か(^^;。そんなに時間が経ってしまったとは思えないなぁ。あの頃の空の色と今の色、そうは違っていないはず。それなのに時間は付加逆に突き進んで行く。もうあの日の空には手が届かないのだろうな・・・。

閉店後、甘露旬報を作成。明日発送荷物の荷造りを平井堅のラジオを聴きながら。

明日は夕方から3週連続となる前日荷受@明古。

GW

いい天気。さぞや行楽地はものすごい混雑でありましょう。

昨日から本の売れ方が休日モードのような気がする。そういえば世間はGWの真っ最中。11連休という方もいらっしゃるのでは?
ウチは自営業。GWだろうがお盆だろうが、あくまでも週1日のお休み。それでいいのです。

とはいえ、子供たちは連休中。今日は女房が蒲田にある大型手芸店まで子供たちを連れて行った。女房の買い物があったのと、最近は店舗拡大でいろんなものを売っているから楽しめるだろう、と。確か吉祥寺駅にも支店があったな・・・。

金曜日の明古で買った荷物が到着。同時に頂いた目録に注文させていただいた本も届いた。あら、うれし。初めて扱う本がいくつか当たっていた。すぐに入力・データベース投入。キーワードは森山大道氏。

愛書会中の金曜日に買った荷物がそのままになっているのを発見し、開梱・整理。棚に入れる待ちの本が積み上がってしまった(^^;。ご注文をお待ちしておりますヨ。

ラジオは朝から夕方まである外食チェーンの宣伝番組のようになってしまい、全然面白くない。お客様が少ないこともあってMDでSASを聞いたり。「マンピーのG・・・」がかかっているような時に限ってお客様がいらっしゃったりして(^^;。
18時からはいつもの番組が始まる。交通情報を聞くと、案の定高速道路はどこも20km以上の大渋滞が・・・。「GWは出かけないのが一番ですよ。」といつも文庫を買っていただけるお客様。ホントにそうですね、とワタシ。

そういえば最近忙しくてコンテンツの更新をしてないなぁ・・・。

1日店

朝起きて8時、と思ったら9時少し前(^^;。明らかに寝坊。

10時から歯科医へ。歯科衛生士のお姉さんに歯の掃除をしてもらった。歯茎が1箇所腫れてブヨブヨしているという。手鏡を渡され、詳しく状況を説明される。次回、PMTCという歯と歯茎の掃除をしませんか?と最後に勧められた。高濃度フッ素を歯に塗ることで虫歯予防に効果があるらしい。3ヶ月に1度の施術。費用は歯1本あたり250円から300円の計算で、1回あたりの基本料金1000円も合計すると8000円を超えるという。保険が利かない治療なのかしら。虫歯で苦しむことを考えたら安いものかもしれないが。

店に戻り荷造り作業。明日はまた休日なので、今日出せるものは忘れずに。いつもお買い上げありがとうございます。

16時過ぎにある人がケーキをご持参でご来店。どうもすいません。ありがとうございます。店でしばしお話した後、近くのお店で18時過ぎまでお話。頂いたケーキは家族皆で楽しませていただきました(^^)。ご馳走様でした。

閉店後、本の整理と入力作業。今度の木曜日、3週連続となる明古の前日荷受が決定したとご連絡を頂く。さっそく経営員の皆さんへFAXを入れる。

今度の前日荷受はワタシも仕分に入ってビシビシ行きます。

多摩川

昨夜、日記を書いた後、ビデオ屋の店内を徘徊。

平井堅と一青窈のCDを手に取り、あと何か見たいものがないか、とウロウロしているうちにタイタニックとグランブルーに手が伸びた。なんでかな。そういう気分だったのかもしれない。
24時頃からタイタニックを見始めてしまい、終わったのは27時(^^;。早く寝りゃあいいのに・・・ネ。

朝起きて9時。隣の自然食品のお店で買ったというパンを食べてから、息子のたっての希望で多摩川散歩へ。グローブとボール、サッカーボールも一緒に持って出る。娘は自転車に乗りたいらしい。息子用に前買った自転車を引きながら丸子橋を登って河川敷に入る。
あいかわらず駐車場は満車で入り待ちがズラッと並んでいる(^^;。至る所から白煙が立ち昇っている。バーベキュー場と化しているわけだ。

せっかく季節が良くなったので、ウチも野外でカップラーメンくらい食べようか、ということになり、キャンプ用のコンロ持参である。すぐに湯が沸き、3個のカップ麺。旨いうまいと4人であっという間に食べつくす。
横を草野球チームに草サッカーチームが通り、サイクリングコースではバイクが行き交う。自転車って最近はカッコいいのが多いなぁ。ママチャリにしか乗ったことのないワタシ(^^;。娘は補助輪付ながら自転車を慎重に慎重に転がしている。方向転換がまだ苦手と見える。
食後はサッカーにキャッチボール。1時間ほどして息子の「疲れた」で終了。

散歩がてら河原へ出るとバーベキュー場になっていた。堰堤にルアーを投げ入れる少年釣師。いや、よく見るといい歳した人も結構いらっしゃる。この時間にバス用ルアーを投げても釣れないんじゃないの・・・?(ニゴイが釣れるらしい)
滝のように流れ込む急流を登ろうとしている魚がいっぱい水面を跳ねていた。稚鮎だろうか。時折アジサシと思われる鳥が垂直に落ちてきて小魚を咥えていく。蓄えることを知らない彼ら。養う自然。暑くもなく寒くもない。いい季節になった。ワタシは圧倒的に春が一番好きだ。すべてが萌え出る春。

商店街はイベント開催中。ものすごい人でごった返していた。一旦店に戻り、近くの洋食屋さんで夕食。ボリュームたっぷりだったが、一人も残さず食べきる。

19時からイベントの片付けを手伝う。会場のテントを畳み、道に張られた横断幕の撤去作業など。1時間ほどで開放される。

20時過ぎより仕事を始める。

その翌日

大変な木・金曜日を過ごした後の土曜日。

眠い眼をこすりながら、気が付けば昨日の市会を反芻していた。

いっぱい出たなぁ。量だけではない。大市を除けばここ数年で最も高品質の品物が揃っていた。仕事に追われながらも品物に齧りついた。初めて見た品物だろうが、感覚を駆使(?)してがんばって入札した。自分の見当から大きくはずれて高くなっていた品物もある。しかし、そんなのは日常茶飯事だ。同じ品物に対して2000円を入れる人のすぐ横で、真剣な顔をしながら50万円までの札を書いている人がいるのである。
同じ本に対してここまで評価に開きがあるのか・・・、と愕然とすることも珍しくない。経営員をやって人様の入札札を見せていただくこと8年。そこでわかったのは「本に相場などない」ということだった。その本を自分はいくらで値踏みするのか。本を見ていながらまるで鏡を向けられ、自分のアタマの中を映されている感覚になる。自分に自信のないとき、札にはそれが出る。コワイことだ。そんな時落札できても不安になるだけ(^^;。
市場で本は値札をぶら下げてなどいない。最後に頼れるのは自分の感覚とサイフの中身だけだ。

市会というある種非日常空間。独特のざわめきの中で苦労しながら札を書き、落札して喜ぶのも束の間。店に持ち帰ればあとは日常の店空間に引き戻される。価格の高いものから売れない傾向をどうにかしてやろう、と無いアタマを絞る日々。この品物の良さをどうやって必要としている人に伝えられるか。

本の持つポテンシャルを信じられなければ入札さえ出来ない。モノが売れなくなった日本だが、本はモノであると同時にテキストでもある。魅力は複雑に入り組んでいる。本と本は見えない手で繋がれていて、1冊手に入れると関連図書から世界はくもの巣のように広がっていく。
自分が関心を持てる範囲だけ世界は広がる。本を持つこと(読むこと)はモノを買うなかでも少し特殊な存在のように思う。それは本がカルチャーの本道という地位に座り、クロスジャンルする文化の橋渡し役として全く揺るがないからではないだろうか。本の文化は日本だけでも千年以上前から存在する。その重さ・厚さに日本人は早く気付くべきだろう。

眠いと抑制が効かなくなる(^^;。何か書きすぎたかもしれない。
来週の明古もたぶん前日荷受になるはずである。年度末に向けての出物ラッシュが続いている。

金曜、明古。特選市!

朝は当然の8時半集合。

経営員とほぼ同時に荷主さんがお一人いらっしゃる。ありがとうございます!その方の仕分荷を、作業台ごとあいている台と入れ替える。さあ、作業開始!

今日の作業終了後、分け切れないカーゴ12台あまりの居場所がまず心配になった。残置品を何とかしなければならない。事業部長にお願いして残置品を置いている方に職員さんから電話を入てもらい荷物引取り要請。この仕事が通るかどうかで来週1週間のイライラ度が決まってくる。

そんな心配が伝わってしまったのだろうか。それとも大量の荷物と2週連続の前日荷受の影響か。どうも作業が順調に進まない。なんとなくの停滞ムードがゆるーく流れ始める。この仕事を終えたら次の仕事を片付ける。そういう前向きな気持ちで仕事にあたらなければならないはず。作業人数が慢性的に不足する中、危機感を感じながらテキパキ作業している人と、そうでない人に分かれてしまっている。残念だがそういう雰囲気が漂い始めていた。

自然に声が出た。

すかさず反応してくれたのは、記号表のことで呼ばれたと思ったMくんだった(^^;。次に会員さんが作業に加わってくれた。
急に仕事が流れ始めた。気が付けばこの信じられないような量の荷物は12時前にすべて捌ききれていた。

フロア全体に優品が満ちる。文学書の3口に含まれていた限定本から珍しい異装本、作家原稿に大日本古文書の口や写真集、金泥の文字が映える古写経に古典籍、映画関係資料、はては四谷シモン作の人形まで。まるで明古に来ていれば本に関するすべてのジャンルに出会うことが出来る。
そういうすばらしい市会で経営員の主任を任されていることに誇りを感じた。

総出品点数は1200点余り。出来高は大変な金額になったと聞いた。スゴイ・・・。

開札が終わっても明古の仕事は終わらない。残置品の片付け。そして、今日出せなかった荷物を仕舞うための作業もろもろ。1週間の間にたまったと思われるダンボール箱や残置品の片づけまで。我々がやらなければ中央市会の方々がしなければならない。

解散後、靖国通り沿いのビヤホールでご馳走になり、その後Oさんと錦華通りにあるバーへ。後で神楽坂へ移動し、再び神保町に戻って1時過ぎ。タクシーで帰宅後、仕事をしているうちにやっぱり3時。・・・寝なきゃ(^^;。
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