甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2003年07月

明治古典会大市会入札日

朝は6時起き。

正直眠い。でも、そんなこと言ってられない。ワタシにとって今日は多分一生に一度の晴れ舞台なのだ。

集合は8時半だったが、20分前に到着。食事係のMくんはすでに到着していた。早いな。気合入ってる(^^)。
開場は8:45。10時に開札される4階会場へお客様をうまく誘導させるアナウンスが鳴り響く。
お手伝いの他会経営員の方は9:20集合。全員お揃い。運営部長のご挨拶の後、仕事の段取りを大まかに説明し、明古経営員各係担当者にそれぞれ仕事の説明をしてもらった。

10時。いよいよ勝負の時。二重の滑り止め対策は練ってあったので、ワタシが落ち着いて状況を判断出来れば大きく運営が揺らぐことはないはずだった。とにかく落ち着け、と自分に言い聞かせた。
あらかじめフロア一杯に展開された700点の品物を各会経営員さん27名と、若干の経営員。そして、若手会員さん3名に開札してもらう。第2回の開札は10:30。それまでに4階の会場をある程度まで開札し、荷物整理したうえで開札を待つ記号Bの品物を開札できる会場にしておかなければならなかった。この30分のためにワタシは約1ヶ月間、ないアタマを絞ったのだった。

最初の台が開いていく。すかさず落札品と落札札をテープで固定し、カーゴに積み込めるよう荷姿を整える。どんどん開いていった。途中から経営員の半分は会場をB開札以降に適した体制へ移行させる作業に入った。
さすが他会の経営員さんは精鋭揃い。10:30を少しオーバーした頃には700点が開ききっていた。素晴らしい!
ボーヌキ台には山と積まれた品物が。カーゴには落札品がそれぞれ集められ、荷撒き部隊が早速動き出し、会場は見る見る整えられていく。最早ワタシが指示を出す必要はなかった。皆がそれぞれその場で状況を判断し、今自分に出来る仕事を意識しながら動いていた。

感慨深かった。

今日の最初の仕事に経営員としては今日一番のハイライトが来ていたと言える。あとは普段の大市仕事。他会経営員の方も明古経営員も皆やり方は熟知していた。ワタシの出る幕はなくなっていた。

お客様からご注文頂いていた品物も無事に落札でき、「地図」のとんでもない値段にビックリしながらも、大市会は18時前にすべての開札が終了した。事故はなかった。

その夜はOBの方もまじえて飲み会は2次会へ。帰宅はまたも2時半に(^^;。

下見日二日目

朝は9時半集合。

今日もスーツ着だが、下見会終了の17時より、明日の入札会に備えて会場をどんでん返しする仕事が待っている。TシャツとGパンを忍ばせたいつものディパックを肩から提げる。

下見の時間、経営員は1階で受付業務を交代でしたり、会場を見回ったりして過ごす。お客様に入札の依頼を受けている者も居た(さすがだね・・・)。この時間を有効に使うかどうかで明日1日が決まってくるだけに、終了時間が近づくに連れて会場内の雰囲気が殺気立ってくるような気がした。
ワタシは皆を巻き込んで明日の段取りを少しずつ検討する。検討しながらも、今日の17時からの仕事をアタマの中で確認していた。

16時半。そろそろ仕事開始だ。経営員に集合をかけ、7階で着替え。その場でこれからの仕事の流れを説明する。
そして17時。いよいよ仕事開始。まず1階に用意してあったカーゴ29台と5階に置いてあったダンボール箱を3階と4階に振り分けた。すべて明日の入札会で使用される出品記号(アルファベット順)に並べ替える必要があり、各フロアで品物を収納するカーゴが大量に使用するためだ。ダンボール箱をうまく使って間仕切りし、カーゴ収納を立体的に活用する。
各階で積み込まれた荷物は5階に上げ、そこですべての荷物をアルファベットの記号別に合体させる。我々がその作業を行っている間、舞台屋さんは3階と4階を入札会場へ変身させる作業中。このヒマを利用してあわただしく食事を摂る。
20時。変身が出来次第、各階に散らばっている記号Aの荷物約700点を2階に。3階にB,C,Dの荷物約400点、2階幅物の荷物第一回分を展示する。

作業終了は22時過ぎ。さすがに飲みに行こうという人は居らず、そのまま帰路につく。

帰宅して仕事をしているうちに2時・・・(^^;。

下見日初日

今日から一般公開。

9時半にスーツを着て集合。1日受付に付いたり、各担当部所に居てお客様をご案内したり。ワタシにご注文いただけた方はやはりいらっしゃらず(^^;。そりゃあそうだ。

18時に終了後、検品して作業終了。晩御飯をご馳走になる。ありがとうございました。

少し早めに帰って仕事仕事。

大市会の展示

明日から下見日。

今日は先日荷受した荷物の展示日。
久しぶりの古書会館。新装なった空間に荷風の原稿をはじめ、たくさんの逸品がちりばめられていく。まさに古書好きには堪えられない光景だろう。

明日の公開が待ち遠しくなった。

今日も1日店

朝起きて晴れ。

そろそろ梅雨も明ける頃か。夏は海辺の花火大会を見ながらビールですよ(^^)。

そんな夢を見ながら朝から仕事(^^;。明日から連休明けまでは休みなし・・・ってなんだか矛盾する日本語・・・。
昨夜は25時過ぎにやっとデスクワークが終わり、それから愛書会展の荷物を階下に下げる作業。こんな時間にごそごそとダンボール箱を23箱動かしていると、まるで夜逃げかドロのよう・・・(^^;。

昼過ぎに運送屋さんがダンボール箱を回収にいらっしゃる。「今度の配達はいつがいいですか?」ウチは連休中も店はやってますよ。「じゃあ日・月のどちらかに来ますよ」世間の休日と関係なく働いていらっしゃる方は意外に多いのでは、なんて思ったり。

土曜・日曜の大市会段取りをあれこれ考えながら、必要資料で足りなかったものを作成する。女房が普段使っているPCで本のデータを打ち込んでいたものだから、まだ使い慣れていない新型PCを使う。あれ?スキャナーを繋げても動かない・・・。なんだ、まだドライバをインストールしていなかった(^^;。ええと、ドライバCDどこかいな・・・。

夜は所さんのTV。プロ野球シーズンは休みがちなのだけど、たまたまオールスター期間中で見ることが出来た。この番組を見るといつも思うのだけど、やっぱり主役は人間なんだなぁって感想が浮かぶ。
今日は番組の最後に赤ちゃん誕生物語の放送があった。これは現在生きている誰もがくぐってきた道。もちろんそれぞれ違ったドラマがあって、それぞれ違うゆえにか、毎回見て引きこまれる。きっと何か本質的なことが隠されているのだろうなぁ。
最近のドラマで佳作と思えるものは医療系が多い。ちょうど夏ドラマ期間中はゆるーい内容のものが多くなるからDr.コトーが突出して良く見えるわけではないと思う。こういう時代だからこそ、背筋がピンと伸びるようなマジメなドラマが見たい。

閉店後、一仕事して日記書き。明日から再び明古の日々。

1日店

今日明日は我々経営員の作業はない。

古書会館では大市会下見会場の設営で、舞台屋さんが入って作業中だ。

普段から荷物の多い月曜日に店に居なかったツケ(^^;。朝から全開で仕事仕事仕事。メールマガジン発行も含め、やらなければならない事柄が山積みになっていた。さて、どこから手を付けはじめましょうか・・・(^^;。

結局、データ入力作業をやればやっただけご注文を頂き、さらに忙しくなっているという状態。意図的に入力仕事をセーブすれば少しは楽になるのはわかっていた。仕事を止める?ワタシにはそれが出来ない。働かなければ気がすまなかった。

店番をしながら仕事をしていると、今日はいやにお店の売り上げが多い。店頭の均一本がほとんどだったけど、数が売れてくれるのはやはりうれしいものです(^^)。
今、本は市場に溢れている。溢れすぎたために新古書店が生まれたとも言える。日々店番をしていて思うのは、お客様の読書欲は特に衰えているわけではない、ということ。もちろん、電車に乗れば、皆さん新聞や文庫本を読んでいらっしゃる光景ばかり見る。
読書が嫌いになったわけではなく、読書にまわすおカネが足りないというだけではないか。
日本人ほど勤勉で情報や知識に飢えている民族は居ないような気がする。漢字を取り入れた日本語という言語。その言い回しの多様さからも日本文化の分厚さを知るのは容易だ。

話がそれた(^^;。
仕事をしながらも、日曜日に行われる入札会の段取りのことでアタマが一杯だった。途中でフロアの役割を変換するという流れを実現するのは、並大抵では出来ない難しい仕事だ。その仕切りは経営員主任たるワタシに委ねられている。本当はその責任の重さに押しつぶされそうだ。
その一方で、きっとみんなが現場で助けてくれるはずだ、という気持ちもある。要は実際に動いてくださる皆さんの想いを、どれだけこちらが的確に活かせるか、ということ。
明古経営員主任としての仕事の集大成にふさわしい。
日曜日までまだ時間はある。皆さんの意見を聞きながらゆっくりと考えたい。

閉店後、夕食を食べているとドアホンが鳴った。「写真よさようなら」を買いに来ていただいたお客様だった。現金一括でキレイに買ってくださった。ありがとうございました(^^)。

オールスターゲームを見る時間もなく、仕事仕事で25時半まで(^^;。
ギャラリー
  • 2024.3.27. 定休日2
  • 2024.3.26. 定休日
  • 2024.3.25. ほぼ1日店
  • 2024.3.24. 新宿御苑
  • 2024.3.23. 土曜日
  • 2024.3.21. 定休日3
  • 2024.3.22. 寒い
  • 2024.3.20. 定休日2
  • 2024.3.19. 定休日
記事検索
アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ