甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2003年12月

市場へ

いい天気(^^)。

今日は市場へ行きたい。ぜひ行きたい。どうしても行きたい。

ついでに歩きたかった。日曜日も出掛けているじゃん、と言われそうだけど、日曜日は子供も一緒だから歩いてるようでいてあんまり歩いた気がしないんですよ(^^;。ゼータクかしらん。

出掛けたのは12時半過ぎ。到着してしばらくしたら開札が始まった。
オヤジから市場へ行くときの心構えをいくつか言われていたのだけど、その中に「硬い本を仕入れて来い」というのがあった。カタい本が売れるのだ。店でも一番広くコーナーを取っているのだけど、いつの間にか品薄になっており常に補充が必要だった。売れているうちに売りたい、とワタシも思っているのでカタい本を買うことに異議はない。問題は売れる値段で買うこと(^^;。これがなんと言っても難しいんだよなぁ・・・。

そんなわけで、最終台に乗っかっているすごい本にも入札し、先週買った分の清算を終えて古書会館を出た。首には昨日買ったストラップ付のM6。写真散歩に出発だ。
靖国通りを東へ。小川町の交差点を右に折れて歩き出す。あれ?YMCAのビルは・・・? すぐに左に折れて神田駅方面へ。新刊屋さんが無くなってる。栄枯盛衰。お店はどんどん入れ替わるなぁ。
神田駅前を右に折れ、JR沿いに歩く。今川小路を突っ切り、いつしか常磐橋前に。N銀を左手に見ながら常磐橋公園。再びJRをくぐって東京駅丸ノ内口へ。心なしかタクシーの行列が短い。師走で需要増ってことかしら。JR本社ビル跡地に建設中のビルはそろそろ出来上がる。新丸ビルは近いうちに取り壊しが決定したらしい。このあたりの風景も高層化でガラっと変わるんだなぁ・・・。
東京フォーラムを突っ切ってこの間PCを買った大型ショップへ。頂いたポイントで256MBの中古メモリを買う。MP3プレーヤーを見て欲しくなるものの、よくよく考えたら必要ないことに気が付き売り場を離れた。
帰り途中、渋谷でさっき撮影したフィルムを現像に出し、先週出しておいたフィルムを回収。帰りの東横線で見た。多摩川河川敷で遊ぶ子供たち。確かこの日はすごく寒かったはずだけど、写真からは寒さが伝わってこない温度を感じる絵に写っていた。

店に戻ってからはお茶を飲んで、今日清算した伝票の整理、ご入金いただいた荷物の駆け込み差出しをしているうちに夕食の時間となった。

夕食後ももちろん仕事也。

着荷

先日ネットで注文していたカメラストラップが届いた。

開けてみると化粧箱に丸まって入った皮製のストラップが姿を現した。
その筋で知っている人には有名なA&A社の一番安い皮ストラップ。それでも税ヌキで4800円もする。M6には量販店で売っていた安物のテロテロした皮ストラップをかけていたのだけど、せっかくだから、と新調してみた。

早速M6に付けてみる。吊輪部分とボディがこすれないように保護カバーがちゃんと付いている。吊輪とストラップは白い頑丈そうな糸でがっちり縫い合わせてあり、ちょっとやそっとでは切れそうにない。首とあたる部分にも糸が縫いこまれていて、軽い滑り止めの役目になっているようだ。厚みもあり、高級感も漂っている。

ただ、ちょっと硬くて、今までつけていたのが安物のテロテロだったから少し違和感を持った。この感触は使っているうちに慣れるとは思うけど。
首にかけると今までのものより少し寸法が短いので、胃のあたりにM6がくる。ふむ、これはちょうどいい位置かもしれないな、と思いながらファインダーを覗こうとしたとき、おお!と驚いた。ストラップが水平方向にサッと広がり、ファインダーを隠すことがなかった。いままでのテロテロストラップだと、ダランと垂れて思いもよらない場所にストラップが足を伸ばすこともしばしばだった。当然、ファインダー視野を隠したり、縦位置で撮るときに撮影レンズの前に引っかかって見切れてしまったこともあった。
このストラップではそういうことは起きない。これはそういう設計にしてあるのかしら・・・。なんにしても一遍で気に入ってしまった。
M6で撮影するのがまた楽しくなるんじゃないか、と思えた。それだけでも買った甲斐があるというもの(^^)。いい買い物ができた。

今日も市場へ行かずに買ってきた本の山崩し。なかなか進まないながらも一歩一歩着実に。やめたら終わりだ。続けなきゃ。

昨日の夜から始まった「北の国から」5夜連続。昨日の放送をビデオに撮って少しずつ見始める。’95秘密って見始めてわかったけど、ちゃんと見ていなかったな、これは。楽しめそうだ。・・・にしてもいつ見るかな・・・(^^;。

明日はまた神田の市場へ。歳末特選市。なんでもすごい品物が出るらしい。まあ、それは買えないだろうけど、後学のためにじっくり見てきますよ(^^;。

寒いね

朝は8時起き。息子はすでに学校へ出かけていた。そういえばもうすぐ冬休み。

女房は9時過ぎに娘を幼稚園に送りに行って、そのままクリスマス会の出し物の練習に参加。娘の通う幼稚園は、クリスマス会で園児のために大人がなにか出しものをやるのが慣習になっているそうな。女房はいくつか選択肢がある中でコーラスを選んだ。一番参加しやすいものね。
他の方は何と劇をやる人までいるんだって。ううむ、すごい。なんてヤル気満々なんだろう。女房も一応参加しないかどうか誘ってもらったそうだけど、ご辞退申し上げたとか。そーだろーな。そりゃそうだよ。

一人朝飯を食べながら、昨日最終回のビギナーを見る。卒業試験も終わり、それぞれの道へ進んでいく様子が描かれて終わっていたのだけど、このご時世でそんな簡単に就職先って決まるのだろうか?とちょっと思った。
ラジオか何かのニュースで、法律関係にお勤めの方が増えてしまい、その方々の仕事を増やす必要が出てきて日本は訴訟社会になっていくんじゃないか、みたいな報道があったことを思い出した。
コーヒーをこぼして火傷したのは出されたコーヒーが熱すぎたせいだ、とか、ハンバーガーを食べ過ぎて肥満になったのは食べ過ぎると太ると言わなかった販売店が悪い、とか、タバコを吸い過ぎて病気になったのはタバコメーカーの責任だ、なんて裁判が起こるあの国のように日本を改造しようというのかしら・・・。そんな自分の責任を棚にあげて平気な国にはなりたくないんだけどなぁ。
続編を作ろうと思えばいくらでも作れそうな終わり方だった。もともと一話完結式だったから、いつやめてもいつ再開してもいいのだろうね。

曇りがちかと思いきや、10時を過ぎる頃には晴れてきた。しばらく店を開けずに仕事。今日は風が強い。寒い。11時半頃に店を開けると女房がちょうど帰ってきた。

12時頃に店で一緒に昼飯。午後は女房が本のデータ入力作業。ワタシはオークション出品作業を続ける。娘が帰ってくるところで一時中断するものの、17時まで時間一杯、女房は作業していた。ワタシの仕事もだいぶ進んだ。

そういえば今日から年賀状の受付が開始らしい。確か去年は年内には1枚も書けず、元旦に書いたんだったっけ・・・。

やることやらないと新年迎えられないゾ(^^;。

いよいよいい天気が続きだした

今日も快晴(^^)。

冬型の気圧配置。最近いい天気が続いて気分がいい。寒いのは好きじゃないけど、晴れていれば何かいいことがありそうな気がする。

土曜日に買い込んできた本の山を少しづつ崩し始める。作業を始めた頃、郵便が大量の前金を運んできてくれた。銀行には前金のお振込み。いつもありがとうございます。午前中一杯荷造り作業となった。
オヤジは午後から横浜の市場へ。この間出品した品物の売り上げを回収しに。
娘は幼稚園から帰るなり、仲のいいお友達の家へ出かけていった。クッキーを焼くんだって。すごいね。
息子は息子で帰ってくるなり、ランドセルを置いてすぐに出かけて行った。これまた友達の家らしい。多分ゲームだな、あのイキオイは(^^;。

ゲームは自分にも覚えがある(^^;。ちょうどワタシが小学生の頃にインベーダーが登場し、近所のゲームセンターではピコピコが大流行した。まだゲーム=悪いというイメージはなかったが、ゲーム代欲しさの○○事件が他の学校でたびたび起こり、ゲーセン自体が悪いものという雰囲気がこのあたりでも支配的になった。
中学生になってもワタシのゲーム熱は収まらず、元住吉や奥沢のゲーセンにまで友達と足を運ぶほどだった。パソコンに初めて触れたのもこの頃だった。
パソコンに入力すればタダでゲームができる。カセットテープにプログラムが保存できる。なんだかとても新しい世界だった。忘れもしない。PC-8001は憧れだった。ウチにはパソコンを買う余裕も了見もなかったから、欲しいなら自分で買うしかなかった。買う余裕のある友達の家に遊びに行ったり、展示している電器屋に恥ずかしげもなく入り浸ったりした。

息子の様子を見ていると、まるで自分のウン十年前の姿を見ているような気がする(^^;。

午後一杯出品仕事。暗くなってから子供たちが帰ってきた。娘は帰るなりさっき焼いたというクッキーを呉れた。こげ茶色のクッキーはコリっというくらい硬かったが、よく噛むとじわッとバターの風味が広がってきた。おいしいよ、と娘に言うと「あ。ありがと」と少し照れながら上階に上がっていった。
夕食の時間に上がると、早速「お菓子入門」という本がテーブルの上に出ていた。娘のリクエストで女房が本棚から出してきたらしかった。

別に子供たちを分け隔てしてないけど、ちゃんと男、女で興味の行くところが分かれてくるみたいだ。

ボーリング・フォー・コロンバイン

新聞休刊日に限って大ニュース。

TVは朝からこのニュースで埋められていただろう。あえて内容は書かないが。

このニュースを見ながら、先日ビデオ屋の100円セールのときに借りて見たマイケル・ムーア監督「ボーリング・フォー・コロンバイン」を思い出していた。
郊外にあるハイスクールという場所でなぜ無差別銃乱射事件は起きたのか。監督は自らレポーターとなり、事件の原因を動機面だけでなく、環境面、はてはこの国の文化にまで言及していく。
まず驚いたのは、この国ではスーパーで拳銃の弾がたいしたチェックもなしに買えてしまうということ。

拳銃を所持している家庭は多く、その所持理由のほとんどは「自分の家族は自分で守る」だった。
陸続きでお隣の国カナダでは、銃所持率がこの国と同程度でありながら(狩猟用途)、銃による射殺事件は1/10以下しか発生していない。この国では年間11000人が射殺されて死んでいるという。日本の年間交通事故死者よりもずっと多い。
銃を持っている事が事件発生の直接原因ではないとすれば、内面の問題になる。この国で好まれるTV番組はサスペンス物。ニュースでは悲劇。TVがこれらを流し始めると視聴率は急上昇するらしい。
人の恐怖する状況を見たがる。怖いもの見たさというよりも、TVで起きている恐怖を自分が味わいたくないために”予防策”として見ているのだろうか。
ムーア監督は恐怖(フィアー)によって物を買わせるのがこの国だ、と明快に切り捨てる。人々の恐怖心をあおることでカネを使わせる、というのだ。

銃所持も”恐怖心”をあおることで成立する商売なのかもしれない。

ムーア監督は事件の被害者を弾丸を売っているスーパー本部へ連れて行き、交渉の末売り場からの撤去を約束させている。
映画の最後には、銃協会会長を務める西部劇大物俳優の自宅へ行き、これまでの疑問を会長にぶつける。最初調子のよかった会長は最後にはムーア監督の質問の返答に詰まり、中座を余儀なくされてしまった。

コロンバイン高校で銃を乱射した高校生は、事件前にボーリングに興じていたという。銃を乱射したあと、自らの命も銃で絶った。

この映画はアカデミー賞を受賞した。授賞式でムーア監督の言った言葉もすごかった。
映画を見て、”この国の人”には良心があったんだ、と少し安心した。

問題は他国の元元首を生け捕ったと喜んでいる”この国”だ。

快晴の日曜日 その2

オオワシを見た後、ペンギンとオットセイのコーナー。女房は再びトイレへ。その間、子供と3人でウミネコを見ながら休憩。
娘が「おーい、うみねこー」と呼ぶとウミネコは、にゃあと鳴いて水浴びしながらターンを決めた。
女房がトイレから戻ってきた。どうやら悪いところが出たらしい。すっきりした表情になっていた。一安心。

お昼過ぎにオーストラリアゾーンに到着。ここのレストランで昼食の予定。

中に入ると行列(^^;。行列嫌いの女房と子供たち。他に食べるものがないということで、今日は我慢して並ぶこととなった。行列の長さの割には流れが早い。席数が多いからかしら。10分ほどで食事にありつけた。ワタシは地鶏のグリル・ハーブソースかけ。息子はチャーシューメン。娘はお子様ランチ。女房は大事をとってなにも食べず。ティーセットというのが3段の皿にケーキとフルーツとサンドイッチがきれいに盛られていて、サーバーに入った紅茶が付いてくる。女房はそれに目が行って仕方ない様子(^^;。確かにありゃあ良さそうだねぇ。お隣の席に座った奥様がオーダーしていた。うーん、優雅だね。

案内図ではオカピの場所が新しい場所に移動されていた。順番としては遊具広場の後になった。子供たちは疲れ始めたにもかかわらずたっぷり遊具で遊んでいる。まだまだ動物よりも遊具の方が楽しいのだろうか(^^;。息子は小学校高学年なので、そろそろ卒業も近いかしら。でも妹が楽しそうに遊んでたらやっぱり飛びついてしまいそう。

オカピを見て、駐車場まで長い道を歩く。出口前に無農薬野菜のコーナーがあって、泥葱、八つ頭、ブロッコリー、キャベツを買い、お土産コーナーでおやつをひとつ買って出る。帰り道は少し渋滞ぎみ。昼飯を食べていない女房は回復したのか、「お腹すいた」と言い始めた。
港北ニュータウンの中にある和食ファミレスに入って夕食。

帰路途中にある酒専門店で日本酒(純米)を1升瓶で買ってから帰ってきた。

夕食も済ませていたので、寝るまでの時間にDVで過去に撮った映像を皆で鑑賞。たった3年前なのに、息子はまだ小さくてかわいい印象。娘は喋り始めだった。
そう、たった3年。我々には”たった”でも、子供たちにとっては変わるのに十分な時間なのだ。

最近時間の経つのが早く感じる、ってことは、成長が止まった、ということになってしまうのかしら・・・(^^;。
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