甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2004年02月

バイキング

2週間ほど前の朝。 女房が新聞に挟まってきたタウン紙を見ながら言った。「小杉にあるホテルのレストランでバイキングをやるんだって!見て見て、40種類のお料理と”炎のアイスクリーム”ってあるよ。どんなんだろね、”炎”って。」 「飲み放題食べ放題で大人が○千円、子供は○千円だって。それにこの広告持って行くと10%引きらしいよ。」興味深々というよりも、この時点ですでに行く事に決めている様子(^^;。まあ、飲み屋に行くと思えば同じか、と行くことをOKした。 「さっき電話で予約してきたよん♪」と10時半で仕事を始めたワタシに女房が報告に来た。え?もう(^^;?随分行動が早えなぁ。 で、今日がその当日。17時から1時間半ということで、開始時間ピタリで会場に到着した。すでに予約客で満席。フランス料理系の料理が中央のでかいスペースに所狭しと並んでいる。飲み物はビールもワインも飲み放題。オードブルに主菜もタップリで、何を食べようか考えてしまう。欲張って1種類を複数個摂ってしまうと後できっと後悔するな、と思ったので、なるべく多くの種類を少しずつ味わっていこうと決めた。 ローストビーフ、ズワイガニも取り放題。でも、それほどは食べられなかった・・・(^^;。どれもみんなおいしいんだけど、種類が多すぎて途中でお腹が張ってきてしまった。さすがホテルの料理だなー。 息子はもうそれなりの量を食べられる。自分で何度も料理を取りに行っていた。娘はまだ食べられるものにも限りがあるようで、我々は摂らなかったパンを2枚も食べていた。まあ、おこちゃまだからしょうがないか。 数種類のデザートにたどり着いた頃にはもうお腹がいっぱいで、制限時間をあと30分残して手が止まってしまった。 すると、さっきから何もなかった場所にテーブルが置かれ、なにやら始まる予感。しばらくしてメレンゲで表面を固められたケーキのようなものが置かれた。「アレなんだろうね?ケーキかなぁ」と子供たち。しばらくして女房が「あ。あれが”炎の”アイスクリームなんじゃない?」 予想的中。照明が落とされ、給仕の人がサッと暖められたリキュールに火を付けて、メレンゲにサッとかけると、青白い炎がポタポタとメレンゲを焦がす。なんとも幻想的な光景だった。 取り分けられて出てきた肝心のアイスの味は「甘ぇー!」と息子。炎のプレゼンは感動したものの、満腹にアイスでは口に合わないようだった(^^;。ゼータクになったもんだ。 帰り道の夜空は晴れて三日月が天頂付近に輝いていた。

子供部屋

4年に1度しかこない日。今日で2月も終わりかぁ・・・。 朝から曇り。風も強い。 今日は久しぶりに寝坊して9時起床。それから少し仕事をして、朝飯を食べたらもうすることがない。 先日来、子供たちの荷物が増え続けており、そろそろこの部屋も手狭になりつつあった。そのためもあってあれこれと持ち物の整理を続けていたのだけど、こう忙しくては思うように進まない。息子がもうすぐ勉強本格期に差し掛かってきたのをいい機会と、ひとつの提案をした。ワタシが学生時代に使っていた自宅の部屋を息子の勉強部屋にするということだった。 ただ、息子はまだ小学生だし、こっちと自宅で離れてしまうのがなんともなぁ、と思っていた。女房にもそのあたりを気をつけて、息子の機嫌のいいときに言ってみたらどうか、と伝えておいた。 先日話してみたらしい。すると、思ったよりもあっさりと「いいよ」と返事をもらったそうだ。むしろ、「早くあっちへ移りたい」と急かされる始末(^^;。この部屋はお雛様の置き場にも困るほど狭いのでもちろん学習机を置いていない。息子は早く自分の空間が欲しかったらしかった。 「早く片付けに行こうよ」と急かす息子に押され、今日は自宅の子供部屋を片付けることにした。 ワタシの弟が結婚して家を出てから空き部屋になっていた場所。ワタシと弟の机が二つ並んでいた。他にも「便利だろうから」と作り付けの棚が壁一面にあって、物を収納するには最適の部屋だった。南向きで日当たりも最高。 早速片付けを始める。 あの頃聞いていたカセットが大量に出てきた。CDが出始めでMDのまだない頃はすべてLPからカセットに録音していたのだった(^^;。当時持っていたラインナップを懐かしがりながら、捨てるものと一応残しておくものに分類する。すでにCDで買いなおしたものもあった。なるほど。結構いい曲もあるな。 受験期にテープでラジオ講座や予備校の講義を録音していたものも大量に(^^;。時代は変われば変わるものだ。いまでは何の役にも立たない。そもそも受験勉強自体が、大学に入るための”手段”でしかないものだから、アタマの中にはキレイさっぱり全然残っていない。ま。それでも仕事の進め方を考える時の基礎にはなっているのかもしれないけれど。 大きなゴミ袋3つ分の廃棄物。物に思い出を詰めることは出来そうで出来ないもの。アタマに残っていればそれで良しとすべし、か。

趣味話2

今日も1日店で仕事。 昨日あれこれといじっていたが、今日は仕事を一生懸命やっていたこともあってカメラにあまり触らなかった。 ネットでこのカメラをキーワードにグーグると、たくさんのカメラ店の販売ページに混じって、ユーザーが趣味で作ったページも散見できた。最初に触ったときの印象がこのページのオーナーの意見とダブる所もあり、やはり見ているひとはちゃんと見ているなあ、と感想。 そんなことをしているうちに、革製のこのカメラ専用ケースを造っているところを見つけてしまった。ちょっと(かなり)欲しくなってきて困っている(^^;。 ただし、値段が14000円(税・送料別)と結構高い。メーカー純正ケースが革製1万円(実売8000円)フロントケース付で発売されているから気持ちにブレーキはかかっている。でも、付属ケースの造作を見る限り、メーカー純正品の仕上がりはとても期待できない(^^;。 14000円のものはさすがライカ用のケースも造っている所だから手馴れたもので、よく雑誌にも紹介記事が掲載されているようだ。 うーむ。ただねぇ。こういうコンパクトカメラは普段はポケットにでも仕舞っておいて、いざというときにサッと出してシュート、というのがタダシい使い道だからなぁ・・・。ケースはベルトからカラビナかなにかでぶら下げる巾着袋でホントは十分なんだよね。 ま。不要とわかっていても欲しくなるのが趣味のなせるワザだし(^^;。そもそもカメラなんて1台あれば用は足りるのに、ワタシのように何台も持っていること自体が趣味無駄なんだから仕方ない。 そんな立派なケースを揃えてしまうと、今度はストラップをどうしようかということになる。革製ケースを作っている所でもストラップは発売していて、それなりにリーズナブルな値段でかっこいいものなのだけど、これがすべてライカ用のものばかり(^^;。自社製品に似合うストラップは造ってくれないのかしらん。 この間ネットで買ったAA社の気に入って使っているストラップもライカ用のものしか出していない。結局デジカメ用に発売されているリリアンで付けるストラップで当面は間に合わせてしまおうか、と話は戻りはじめる。 そうなると、革ケースはミスマッチということで不要になってしまった・・・。 ま。そんなことがアタマの中をぐるぐる回りながら、1日仕事を続けていたということです(^^;。

買っちゃった・・・

今日もいい天気。でも冬の空じゃないな、すでに。 この間の大市で買った本の山を少しづつ崩し始めているものの、店は半分がまるで倉庫状態。この間から大市以外でも仕入れが続いている為。仕入れに行っている間は本の整理が出来ないわけで、また仕入れてくれば山は積みあがるばかり。今日は市場へ行くことを断念した。 まずは目の前にある本を売ることから。まあ、売れたら売れたで仕事は倍々に増えていくんだけれども(^^;。いつもお買い上げありがとうございます。 午後になって宅配便が小荷物を配達してくれた。売るばっかりじゃ何だから、と久しぶりにカメラを買ってしまった・・・!別に衝動買いというわけではない。いつかいずれ買おうと思っていたカメラだった。昨今デジカメへの流れが加速しており、いつ生産中止になってもおかしくない状況になったと判断。購入計画を前倒ししただけのこと(^^;。なんてのはイイワケか。 買ったお店によれば、業者が換金のために持ち込んだ個体らしく、新古品扱いのおかげでかなり安く出ていた。実際には新品だ。M6以来の新品カメラ。電池を入れるときっちり作動した。カスタム・ファンクション設定をあれこれいじったり、裏蓋を開けてレンズを惚れ惚れと覗いたり・・・。 カメラを買ったときいつも初めてのカットは家族の誰かを撮影することに決めている。今回も幼稚園から帰ってきた娘が居たので早速フィルムを装填してスナップ。店頭のデモ機を触っているときに感じた半押しの不確かさはそれほどでもなく、何とか使いこなせそうだ。 前作も傑作の呼び声が高かったが、今回の機種はAFの精度が4倍以上に上げられており、35mmF2.8のレンズ性能も解放絞りから使えると評判が高い。付属のストラップがあまりにもチャチなので付ける気がせず、せっかくだから何かぴったりのものをあつらえるつもり。付属のケースは使わずに元箱に仕舞い、いつもベルトから下げるときに使っている巾着に入れる。これもピタリ(^^)。仕事の合間にケースから出しては構えてニヤリとしてからまた仕舞うを何度か繰り返す。我ながら気持ち悪い光景だろうな、こりは・・・。 カメラを買ったら売る、と、以前決めていた気がする。壊れていないうちに売る方がカメラにとってもいいことかもしれない。近いうちにヤフオクに出してみようかしらん。 さて、買ったカメラとはなんでしょうか・・・? TTT

仕入れ、あり。

朝からクルマを転がす。 近くまで仕入れ。確か以前もお伺いさせていただいた場所だった。お知らせ頂いた住所にも見覚えがあったし、到着するとその建物も以前見たそのままだった。そのときは特に迷わずお部屋まで辿り付けたような気がしていたのに、今日は何故かお部屋の場所がわからない(^^;。 エレベーターに乗ったり、降りたり。玄関まで戻ってポストを確認したり、外に出て建物全体の様子を見直したり(^^;。おかしいな・・・。 結局、エレベーターを出てから横道を入らないとそのお部屋に行けないようになっていた。もっとちゃんとした案内板でも掲げてくれればいいのになぁ・・・(^^;。 評価の上、買い取らせていただいた。ありがとうございました。 店に戻り、昼飯を食べたあとはまず荷物発送作業。そのあと買ってきた荷物を整理し、市場へ出す本と店で売る本とに分類する。そうこうしているうちにさっき買ってきた全集へ引き合い有。お買い上げ頂いた。どうもありがとうございました。オヤジはなぜか不満顔。どうして?市場で売れるよりお客様に買っていただいた方がスジとしては正しいのに(^^;。 夕方、市場へ荷物を出品しに行くため再びクルマ。大きな全集が売れてしまったから量としては少なくなってしまったけれど、ほとんど倉庫と化した店をそのままにしておくわけにはいかない、とばかり、決行。 今日も五反田から品川へ抜ける道を選んで走る。昨日は初めて走ったからあまり余裕なく沿道のお店を見ることもなかったが、今日は比較的観察できた。五反田といえば都内有数の繁華街だ。そういう場所の商圏はどの程度の広がりがあり、どんなお店が並んでいるのかを見た。 我が街新丸子駅前の商圏が実は狭まり続けていて、それは新丸子が都民のベットタウン化し始めていることを感じさせる。繁盛しているのは大きなスーパーか安売りスーパー。あとはコンビニや大手チェーン店経営による支店ばかりで、ずっと商店街を守り続けてきた個人商店はそのあおりを思いっきり食らっている。 他の繁華街ではどうか、と思って、こうしてクルマを走らせるときなどには気をつけて見ているのだけど、やはり一等地にはチェーン店系の飲食店が幅をきかせていた。 ラジオでは「百貨店を利用しますか?」というテーマで話が進行していた。大手でさえ苦しい現況。 時代とともに全ては相対化する。時代を見詰め続けるしかない。

また風邪?

朝は意外にスッキリと起きた。昨日の悪夢は醒めたかな? トイレに入るとまだ下痢(^^;。やっぱり現実は甘くなかった。 昨日オヤジたちがクルマを使って出かけてしまったため、大市の荷物を引取りに行けなかった。おかげで今日にずれ込んだ。 昨日のうちに経営員の方からカーゴ半分くらいで、金額は○○万円ですよ、とご連絡いただいていた。何が落ちて何が落ちなかったのかなぁ・・・。入札した金額だけなら3ケタ万円を軽く超えていたはず。 朝飯は女房が作ってくれたおかゆ。お米から作ってくれた。「カップにほんのこれだけ入れたんだけど、増えた増えた。1日分あるんじゃない?」確かにミルクパンいっぱいのかさがあった。まだあまり本調子じゃないのか、箸をつけるまでお腹がすいている感覚はなかったが、梅干と玉子だけが入っているシンプルな味は食欲をそそった。お茶碗に軽く盛られていたから全部平らげた。 市場へ向かう。高輪付近で1kmの渋滞と表示があったので、五反田から品川方面に抜ける道を走ることにした。途中、日本を代表する電器メーカーの本社ビルが立ち並ぶ界隈を抜け、八ツ山橋・品川を走り抜ける。線路を挟んで向こう側にドーンドーンと何棟もの高層ビルが。丸ノ内、六本木、品川、汐留と、再開発といえば高層ビル。中に入っているテナントは何処も代わり映えなし(^^;。こーいうところは人が多いばっかりで行く気にならないなぁ・・・。 市場到着。本は2階と3階に分かれて置いてあった。抜きをもらってクルマに積み込みながら付け合せ。経営員の方々は皆さん忙しそうに作業中。お疲れ様です。 帰り道はいつもどおりの道を走って帰ってくる。到着は13時過ぎ。荷物がまたまた積み上がった。昼飯もおかゆをお茶碗に軽く1杯。 すぐにご入金いただいた分の梱包・発送作業。今日は郵便が15時過ぎにやっと到着。一時は全部の発送が危ぶまれたが、なんとか17時までにすべて仕上げた。 下痢で調子が悪い、と母親に言うと「あら、それは風邪よ」と言われる。あんまり食欲もない、と言うと「それならリンゴが効くのよ」とすぐにスーパーでリンゴを二つ買ってきた。シャクシャクと食べるとウマイウマイ。「下痢も止まるわよ。」まあ、すぐに効くかどうかはわからないけど、おいしいって事は身体が必要としているのかもしれないな。 リンゴが効いたのだろうか。夕食は普通に食べることが出来た。よかった。
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