甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2004年02月

今日も1日店

朝起きてPCを開ける。早速仕事。 仕事はPCのメールボックスを開けることから。店を開けても仕事は始まらない(^^;。 朝飯前にご入金いただいている分を荷造り。女房が娘を幼稚園に送って帰ってくるまでにすべて終わらせてから朝飯。ご飯に納豆。海苔とたくわん。納豆にはキムチを混ぜてある。純日本食ではないけど、植物食ではある。これで十分満腹になる。 冷静に考えると肉などの動物性食べ物が無くても人間は暮らしていける。動物性の食事が増えた結果、さまざまな問題が生じてきた。牛肉も鶏肉も輸入禁止措置がとられて外食産業が打撃を受けたが、それは外国からの大量輸入・大量消費することがすでに”習慣”となってしまった為だ。 あんなにタバコを吸っていた人がピタッと禁煙。そんな例を出すまでもなく”習慣”は変えられる。かつての日本が牛肉も鶏肉も1週間に一度のご馳走だった頃を思い出せるのなら、ネ。(いまさら無理か(^^;) 女房の家事が終わるまで店を開けずに仕事仕事。郵便局を往復しながら11時を過ぎた頃に開店。女房にはそのまま店番をしてもらい、PCのデータ入力作業をお願いする。 昼はパン食。近所のパン屋さんで女房が買ってきたもの。ペットボトルのお茶を飲みながら食べる。意外にボリュームがあって、食べ終わるまでにちょっと満腹気味。今思えばこの頃から少し調子が悪かったのかもしれない。 娘が幼稚園から戻ってきて、今日はお友達が遊びにくるという。 そろそろおやつの時間、ということになったが、全然お腹が減らず、むしろ張ってしまい、やたらげっぷが出る(^^;。ううむ、まずいな、これは内臓が働いていないらしい、と気が付いた。 店を閉めて夕食の時間。未だお腹が減らず。ヨーグルトだけ食べてからトイレに行くとやはり下痢(^^;。うーむ、何か悪いものでも食べたかなぁ・・・。 とはいえ、女房も含め皆特に調子の悪い者は他におらず、食べ物にあたったんじゃなくて結局ワタシ自身の問題ではないか、と結論。 今日は早めに寝よう。今日やるべき仕事をちょっと残しながらも23時と時間で区切り、すぐに寝ることにした。

1日店で仕事

昨日の暴風はすさまじかった。 春の嵐なんて生易しいものじゃない。天気図を見てびっくり。温帯低気圧ではあるが、台風並に発達した低気圧の通過があったのだ。昨夜は店が風でグラグラと揺れた。揺れまくった(^^;。まるで風で吹き飛ばされそうな紫の上の萩(^^;・・・ってわかりにくいか。 朝飯の時間。昨日録画したビデオを見ながら、もう冬も終わりだね、とワタシ。「どうして春って風が強いんだろ」と女房。冬と夏を両極にしてあとの季節はずっと変わり目だから、気圧配置が安定しないんだよ、とワタシ。春は春の嵐。秋は台風。でも冬穏やかなのは太平洋側だけなのよん(^^;。 朝9時に女房は娘を幼稚園に連れて行った。母親も祖父母観覧の日ということで幼稚園に出かけていった。オヤジは中央市会の大市に出かけていった。ワタシは一人荷造り仕事開始である。 仕事が途切れないのをいいことに店を開けず作業を続けた。母親が幼稚園から帰ってきたのが11時少し前。開店準備。昨日ラジオのアンテナを調整したのでノイズのないクリアな音が回復。「いい音だね!」とご満悦のご様子。 ついでに幼稚園で見てきた娘の様子を聞かされた。「あの子生まれたときはあーんなに小さかったのに、大きくなったねぇ・・・。一生懸命踊っていたわよー。手と足をピッピッとちゃんと伸ばしてね。ホントに一生懸命・・・。見てたらなんだか涙が出てきちゃったワよ。」それだけ褒められれば娘もうれしかろう。 思うに、おゆうぎ会とは日常と非日常を区別するための教育なんだと思う。人前で何かを披露することは何気なくやっているように見えて実はかなりの準備が必要だ。それは園生の演技を”気が気じゃない”といった様子で見ていた先生の表情を見ればすぐわかる。何か目標を立てて、それに向かって努力するということ。まだ5歳の彼らが真剣に取り組み、人前で堂々と乗り越えていく経験は、肉体的なことだけでなく精神的な側面をも大きく前進させるはずだ。 ワタシたちも子供に負けてはいられない。とはいえ、日常にまみれているよなぁ。・・・まみれきってる(^^;。 今日はオヤジが入札に行ってるし、多分これから大市の落札品にまみれることが予想される為、少しでも在庫品を売ってしまおう、と、店で1日仕事をすることにした。 月曜日は発送も忙しいのだった。

中央市会大市会

大市会下見日。 昨日を休みにして今日に臨んだ。 発送荷物の集荷手続きをしてから出かける。古書会館に入る直前にスタンドカレー屋で腹ごしらえ。鶏”勝(カツ)”カレー。市場は勝負の場である。 手荷物を置くスペースが地下で、そのまま地下会場に陳列されている品物を一覧。このフロアは普段古書展会場として使われているが、今日は平台に品物が展示され、雰囲気もガラっと変わっている。 いわゆるサブカルものはこの市会の売り。2階3階4階と古書会館すべてのフロアを使っての大市会。いったい何冊くらいの本が集まっているのだろうか・・・。運営に携わる方々、お疲れ様です。 オヤジ向きの本が結構出ており、明日入札に来てはどうか?と電話で進言。その会話の中で、明日が娘のおゆうぎ会祖父母の日であることを思い出した。「まあ、仕事だからそんな見られなくてもしょうがないけどね」とオヤジ。言う割りに未練タップリ(^^;。 入札は何度も考えると失敗することが多い。慎重に検討して後から改め札を書いても、結局はそれがウラ目に出ることが過去に多かった。その反省もあって、最初に入札するときに感じた”直感”を信じることにした。それでダメならダメでいい。いくら考えたってそのときは買えなかったんだ、と気にしないことにした。今日が最後の日ではない。また別の機会があるものね。 それよりもワタシには街歩きが重要だ。少し傾きかけた太陽と南から吹き上げる暴風に舐められながら、秋葉原までカメラ片手に歩いた。今日は歩行者天国になっていて、いつもなら渋滞の車で埋め尽くされる大通りを人が埋め尽くしていた。本当にスゴイ人の流れだ。普段平日にしかここを訪れないので、休日には別の雰囲気がこの街にあることを知った。もちろん日本人が圧倒的に多いのだけど、DVを持った外国人も大勢居て、この街が週末には人種と言語の坩堝と化す様子がわかった。”電器中心””DUTY FREE”などの看板がこういうときに生きるのだな。 総武線で一駅移動して浅草橋。今日ここである集まりが開かれる為。まだ明るいうちに柳橋界隈をスナップ。秋葉原とは打って変わって静謐な雰囲気を漂わせた元花街の面影は、近年のビル建設で徐々に失われつつある。それでも、これから出る予定の神田川に浮かんだ屋形船に、白い和服を着た芸者さんと思われる人が3人座っていて、ちょっと雰囲気がよかった。 大吉へ向かった。

おゆうぎ会

娘の通っている幼稚園の年間最後の行事。今日はおゆうぎ会の日。 年々見学希望者が増えてきたのか、今回は祖父母見学の日を別に設け、加熱する会場内の”席取り合戦”を緩和させるという。もちろん幼稚園から来たおたよりには”席取り合戦”なんて書いてなかったけど(^^;。 開演時間の少し前に行くとすでに大行列(^^;。確か息子の時にはもう少し人は少なかった印象があったが、今年はほぼ最後尾になってしまった。 会場に入る。当然立ち見。会場の雰囲気は皆さん我が子の出番を撮り損ねないように、と少し殺気立っている。しばらくして園生による開演の言葉。会場を埋め尽くした父兄のDVが一斉に回り始める。その様子はもう見事の一言に尽きる(^^;。 いつも思うのだけど、緊張しながら一度もトチらずに一生懸命話をする園生の様子には感動すら覚える。 年少組の歌とリズムが終わると少し会場の雰囲気が和らいだ。出番を撮り終わればあとはリラックスという事か。ウチの子は3番目。前に立ちはだかっていた人も徐々に捌け始めたので楽に撮影できた。女房にDVを持たせたところ、普段扱い馴れていないから望遠ズームを怠ってダダ撮りしてしまったらしい(^^;。ちゃんと説明しておけばよかったな・・・。ワタシはここぞとばかりM6につけたラピッドワインダーで連写連写。 妖精のカッコをした女の子たちのダンス。舞台を足踏みするときに出る”ダダン!”という激しい音に「妖精のわりには激しいよね」と女房。まあ元気があってよろしい(^^)。みんなリズムによく合っていました。 出番が終わってしまえばあとはリラックスして年長組さんのお遊戯を見学。科白まで入った音楽劇のテープにあわせて踊る踊る。担任の先生が終始心配そうに舞台をじっとに見詰めていたのが印象的だった。たぶん我々の世代よりも若い先生だから、こういう行事ってきっとかなりのプレッシャーを受けるんだろうな・・・。お疲れ様でした。園生による終わりの言葉の頃には、会場もリラックスというか、連れてこられた子供たちがすでに飽きてダレており(^^;、何となくざわついている。 園生たちがしっかりやっていたんだから、見ている我々も最後まで少し緊張してあげなきゃいけないよねぇ。 見るたびに思うこと。子供たちのこの一生懸命さを愛でたい。 真剣さも小学生になると相対化されてしまうから、この輝きを覚えていてあげたいと思う。

趣味

ここのところカメラ書へのご注文が相次いでいる。 最近、デジタルカメラへの世間の傾倒ぶりが急で、まるでアナログカメラは省みられていないと思っていただけにちょっとうれしい出来事だ。 オークションにはもちろんカメラ書籍以外にも、カメラも周っていて、デジタルカメラとアナログカメラが混在している。最近になってデジタル一眼レフカメラも急に低価格化が進み、アナログカメラの総本山と思っていたライカもR型M型ともにデジタル化されるらしい。まるでデジタルでなければカメラに非ずとまで言われそうなイキオイ(^^;。 そんな状況になっても、ワタシの趣味としてはデジタルカメラに対して興味が湧くどころか、逆に薄れ掛けている(^^;。別に天邪鬼で言っているわけではなく、発展途上のデジカメの行く末を見守りたいという気持ちが強い。 もともとワタシは電気カメラをあまり信用していない節がある。いや、露出も正確だし、的確な作動で別に何の不満や恨みがあるわけではない。ただ、ホントに我ながらワガママでシツコイと思うのだけど、電池がなければ動かなくなる、ということへの不安が未だにどうしても拭えないのだった(^^;。 ちょっと前にデジタルはアナログのコピーだ、と言った。それと似た理屈で、電気カメラは便利さを手に入れた代わりに機械カメラの良さだった”電池が無くても動く”という利点を失っていると思うわけだ。 んーと、例えて言うなら、平屋に住んで居た人がイキナリ高層マンションの最上階に住むことになったときに感じるよーな戸惑い、か。確かに高層マンションは高級なんだろうけど、平屋の方が安心でいいんだけどナー、というニュアンス。 ホントに地面から離れてしまっていいのかな(^^;という気持ち。 人間の長い歴史の中で、あんな高い場所で暮らす事が特別なことではなくなってからまだわずか30年ほど。人間の技術は急に進んで別に本当は必要の無かった(かもしれない)分野にまで手を広げていないのだろうか?と思ったりする。有名タレントが代理母出産で話題になったり、新型肺炎やエイズが発生したり、BSE問題や鳥インフルエンザなど、技術の進歩に連動してなにやら薄気味悪い現象が増えている気もする・・・。 話がそれた(^^;。報道によればデジタル機器が景気を下支えしているという。そう言われるとあんまり批判めいた事ばっかりいうのも気が引ける。 ただ、デジタルに押されてアナログカメラが無くなって欲しくない、という事だけはどうしても言っておきたい。

結局は今日もまた1日店で仕事

今日も快晴。市場は今日から大市体制。 仕入れが続いたときには仕方ないことなのだけど、今日も店から出られないほど仕事。オークションで落札頂いた件のご入金が一気に重なり、荷造りを1日中やっていた。 本の販売方法には店売りを始めとしていろいろとあるのだけど、その中のネットでの販売にもいろいろとやり方がある。ウチが加盟している「日本の古本屋」は東京組合が主宰する古書専門のモールで、活字本の販売にはここが一番だと思うけど、古書組合に加盟していることが参加する最低条件になっている。組合員専用ということもあって、毎月の参加費用も格安だ。 最近になって大手ネット専門の新刊屋さんが中古本販売を始めており、ここはISBNコードで検索できる書籍に限り、だれでも登録して販売が可能だ。参加条件は全くないが、本が売れるごとにかなり高率の賦課金を徴収されてしまう。ウチも参加しているが、投入する本はダブった本に絞っている。せっかく出した利益をみすみす持っていかれてしまっては、誰の為に仕事をしているのかわからなくなるからだ(^^;。 どちらも参加店は増えてきており、珍しい本は別としてごくありふれた本は何冊もデータアップされており、思い切って安く出さなければ売ることさえ難しくなってきている。意識としてはマイナス算だ。 オークションはどんな荷物も1週間で一旦決着が付く。どんな珍しい本でもありふれた本でも1週間という条件だ。いつでもあるわけではない、というこの設定は、ご入札される方の意識に微妙な影響を与えるような気がする。ワタシも欲しい品物が周っているときに感じることなのだけど、終了時間が迫ってくると、なぜか見ているうちに「今買っておかなければ・・・」という気持ちになってくるのだ(^^;・・・経験者)。画像もアップできるので、自前HPで商品との画像リンク処理をするのが技術的に面倒を感じているワタシのようなナマケ者にもピッタリ。 今日もいい品物がいい値段になってくれた(^^)。オークションはプラス算。いつもありがとうございます。しっかり梱包してお送りしますネ。 夕食後、仕事をしながらラジオ。FMから笠置シヅ子の「買い物ブギ」が流れる。珍しいネ。でもいい曲だなぁ。 クルマにオヤジが買ってきた美空ひばりのCDが入っていて、たまに聴くのだけど、やっぱり歌唱力が違うのか、この頃の歌って”説得力”があるんだよね。
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