甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2005年03月

年度末

良く晴れた。今日は暖かくなるらしい。 いよいよ年度末。うかうかしているうちに時間だけは確実に過ぎ去ってゆく。いろいろなことを積み残しているような気持ち。だけど、そんなすぐに思い出せないような”いろいろ”なんてトリビア的に不必要に違いない。そう心に決めて前に進む。 ついこの間神奈川春の良書市会が終わったばかりだが、今度は全古書連の大市会がある。今年は4月中旬に名古屋で開催だ。神奈川組合の専務理事をしているワタシは10月の福岡に続いて1泊2日の出張となる。全古書連の総会も開催され、ここで再び神奈川組合に関して報告をしなければならない・・・。これがまた緊張するんだなぁ。後ろを振り返っている余裕ナシ。 ラジオを聴いているとこちらも年度末一色。仕事をしながらずっと聴いていた番組が一斉に最終回。大丈夫かなぁ・・・。ちゃんと次に聴きたい番組が始まってくれればいいのだが。 そうそう、今日東京の桜の開花宣言が出た。来週の今頃はどこへ花見に行こうかの相談をしなきゃナ。 外は着々と春に向かって進んでいるが、ウチに目を転じると店に本が積み上がっている(^^;。外ばかり見て浮ついていられない。足元から着実にこなしていかないと。 オヤジは昼過ぎから仕入れに出かけていて留守。ワタシは今日もオークション出品作業をコツコツと。 夕食後も仕事。オークション落札品にお返事を書き終えてから在庫目録の更新作業。スガシカオ氏のラジオも今日が最終回。ちょうど聴き終えるころに作業も終えた。2005-03-31.jpg

1日店

朝は快晴。まだそれほど暖かくない。 今年の春は例年より遅くなった。去年の桜はこの時期にはすでに散っていたが、今年はまだ蕾だ。 ラジオでしゃべっていたこと。曰く、桜の咲く時期で日本人はその年の気象を測る。つまり、桜が早いと”異常気象”というわけだ。確かに去年の夏は猛暑だった。猛暑でも寒波でもそれが極端に過ぎると人は外に出なくなり、結局は景気が悪くなるという。桜が平年どおり入学式のあたりで咲く今年は、なんとなくだが普段どおりの季節感が味わえるので、景気にはいい影響を与えるらしい。夏はアタリマエに暑く、冬は当たり前に寒い程度のほうが物は売れる。要は何事もほどほどがよろしいということ。 桜は例年並だが花粉は30倍(^^;? ウチにいる花粉症患者一人のおかげで、ここ1ヶ月ほど家族で出かけることはなくなってしまった。4人家族のうちの1人が花粉症になるだけで家族全体が出かけなくなるという事実。薬が売れるからいい、なんてのんきなことを言っている人がいるらしいけど、的外れなことを言っている自覚が全然無いんだろうね(^^;。花粉を出す杉は即刻切るべし。 半月ほど背中が痛かったり、胃にズーンと鈍痛があったりして変な病気に罹っていないか心配していた。自転車に乗った後の疲れ方から考えて、実は内臓が疲れているんじゃなかろうか、と気が付いた。母親が愛飲している滋養強壮薬を女房に買ってきてもらい、飲んでみると背中も胃も痛みが引いてしまった。良かった。内臓、特に肝臓が弱っていたのだろう。なぜだかは知らないが何かに春は肝臓が疲れやすくなるので「酢」を飲みなさい、と書いてあった。今回飲んだ滋養強壮薬は肝臓エキスとにんにく抽出液の混合液が主成分。これで肝臓に栄養が入った。あとはたっぷりの睡眠時間が必要なのだろうな。 子供たちがどうもウチに居ると思ったらそういえば春休み中だった(^^;。毎日時間に追われる生活をしているから子供たちのところに十分気持ちが行っていなかったらしい。息子は今手品に凝っていて、図書館から借りてきた本や自分で買った本をとっかえひっかえしながらトランプマジックを中心に習得を続けている。良く練習しないうちに披露したがるものだからうまくいかない時もあるけれど、見てもタネが全然わからない手品を自信たっぷりにやり遂げることが増えてきた。 手品か。誰かさんを思い出すなぁ・・・。2005-03-30.jpg

往復

朝から仕入れ一件。雨がぽちぽちと落ちてくる。天気予報では快晴のはず。 10時に現地のお約束。ところが年度末の道路工事に阻まれ、直前でピタッと渋滞にはまって足を掬われる(^^;。ご近所まで行ってケータイでお電話。仕入れの場合、9割以上は初めて行く場所だ。もはや絶滅しかかっている公衆電話に期待などできず、現地特定するにはケータイというツールは欠かせない。 ところが収穫はナシ(^^;。珍しいがたまにこういうことはある。その足で横浜の市場へ。昨日落札した荷物を引き取りに。つい買ってしまった。買わなくても売る本は山のように積み上がっているというのに・・・(^^;。先週はなにかと忙しくてオークション出品作業をほとんどやっておらず、入力待ちが溜まっている。 昨日、オヤジが先週の明古で買った荷物の回収をし損ねたという連絡を市場開催中にも関わらず電話してきた。ワタシに電話してきたということはワタシに行って欲しい、どうにかしてくれ、ということなので、仕方なく行くことになる。ちなみにオヤジたちは今日休みだ(^^;。店は定休日だが、あっちこっちに飛び回る。おかげさまでこれといった仕事がなかなか出来ない。なあんてグチれば「それがアナタの仕事なのよ」と母親は言うだろう。確かにオヤジのフォローを息子がみるのはアタリマエのことだ。もっとも、そのアタリマエは人の数だけあるのだが。 店に本を積み上げたあと、神田の古書会館へ向かった。往復2時間。途中コンビニでサンドイッチを買ってほおばった。店に戻ると女房が店を無理して開けていた。昼飯を食べる時間も惜しかったのでコンビニでカツカレー弁当を買ってきて食べる。こんな食事ばっかりじゃカラダに悪いなぁ。 早速荷造り・発送仕事をこなす。17時を過ぎたので店を閉め、オークション出品作業。なかなかはかどらず少しイライラする。このイライラが作業渋滞の原因かもな。 自分でイライラを自覚できるということは重症だ。こういうときは逆に仕事から離れよう。そういえば借りてきたDVDをまだ見ていなかったっけ。「きょうのできごと」行定勲監督。かのセカチュウの監督さんだ。2時間ほど若者のなんでもない日常を見せられて終わった。舞台は京都なのだけど、ロケ地として千葉最南端の白浜海岸が現れた。家族旅行で行ったことあったなぁ、と思いつつ・・・。 追いかければ逃げられる。好きな人には好かれない。安定しているのに満たされない。だれもが今を”なんとなく”物足りなく思っていて、たまに起こる非日常的な出来事にすがる。そんな映画。 なぜか今の気分にピタリだった。2005-03-29.jpg

春の良書市会

今日はいよいよ当日。外は雨模様。 朝は普段より少し早く現場へ。当日搬入分の荷物を荷受けたり。開札は11時からなので、それまでに入札作業。事務所で事務局の方に今日お願いする仕事をいくつか。色々やることはあったが、今日は比較的気持ちは落ち着いていた。もう初めてではないからだろう。 さすがに3回目となれば他の理事の皆さんもタイムテーブル的な共通認識は出来ている。どのタイミングで何をするべきか。今どんな仕事をしていればいいのか。経営員の方々はもう慣れたもので、普段どおりの仕事の流れ。ワタシは開札作業に入るが、途中からガイモノの作業をお手伝いする。 開札が終わると入札市会のヌキ書きと振り市会が平行して行われる。点数が多いとこのヌキ書きが大変そうだ。記号の登録作業がうまくいっていないケースが散見。事前に記号登録表を掲示するのが遅れたことが原因か。 13時過ぎ。作業が一段落したところで総務理事さんに用意していただいたお弁当を皆さんと一緒に食べる。午後も引き続き計算の地味な作業が続く。その間、送り荷物に関して荷分けと発送作業も並行して。計算は違算が少し出てずれ込んだものの、その後は会計場所にデータが移され、仕事は徐々に終盤へと繋がっていく。 その間、理事で今日の市会の反省会など。今度はいよいよ秋に大市会が控えている。そこまで突っ走ったら待望の任期終了も目の前だ(^^)。プチ理事会が終わってから会場の片付け。18時にタイムカード。 外は雨。結構強い雨だった。明日は今日落札した荷物を引き取りに来る必要がある。また忙しくなりそうだ。東横線に乗って「明暗」の続きを読む。 店に戻って手付かずの本の山を眺める(^^;。今日も山ほど買ってしまったなぁ・・・。買うのは簡単だが売るのが難しい。とにかく時間がない。ネットバンクを照会するとこれまた山のようにご入金を頂いており、休むまもなく荷造り作業。いつもお買い上げ有難うございます。 夕食を挟んでご注文品の取り揃えとメール書きをしていたら日付が変わりそうになっていた。今日は疲れたから早く眠りたいのだがなぁ・・・。2005-03-28.jpg

瀧口修造:夢の漂流物

世田谷美術館で瀧口修造展が開かれるのを知ったのは、同美術館からポスターとチラシが同封された郵便物が届いたからだった。 会期が始まってもなかなか行けなかったが、今日はいい天気だし、行ってみることにした。自転車で(^^)。 昼飯を食べたあと、昼過ぎに出た。自転車に乗るという意味もあり、時間もたっぷりあったので気持ちに余裕がある。丸子橋を渡って環八を西へと進んだ。休日でも交通量は多めだ。途中田園調布から尾山台あたりまでは両側に外車の販売店がずらり。もともとがハイソな街なんだよね、ここいら一帯は。赤いポルシェをニコニコしながら品定めする若いお二人。うーん、値段は490万円か・・・。 等々力渓谷を跨ぐとしばらくして第三京浜入り口が見えてきた。道が断絶。歩道橋をわたることに。ワタシのほかには誰も渡らない。橋の真ん中でペット茶をゴクリと飲んで空を仰いだ。飛行機雲が幾筋か走って空を分けていた。 沿道にはかつて商店街だったはずのしもた屋が多数。新築と思われるマンションの1階には広い場所が「テナント募集」状態。もはや中小規模の独立系商店はその存在さえ許されないのだろうか。景気は回復局面だが、ある一極にドーっと集中しているのだろう。多様化という豊かさを伴わない景気回復はある日ポキンと折れる危うさを常に内包する。 元100円ショップ、元ファミレス、元コンビニ。しもた屋の中にはこれら現代にマッチしているはずの大資本系な職種の店もあった。例外なき流動化だ。 世田谷公園到着。とかく環八は自転車には不向きな道だった(^^;。早速美術館前に自転車を停め、頂いた招待券で中に入った。シュルレアリスト瀧口修造の作品が入ってすぐに展示されていた。彼の周りのアーティストや、詩人たちが制作した作品やオブジェなど、書斎に”漂着”したモノ・本・絵・ポスターなどが丁寧にブース分けされていた。今回、故郷の富山県に寄贈されていたこれらの作品群(およそ700点もあるらしい)が一挙に展示されるのは都内では初という。展示室はかなりの人で混雑し、盛況だった。ウチが何度か扱った本もあったり、市場で見かけて高額な値段で取引されていた本や雑誌も散見。それは個人蔵だったり美術館蔵だったりしていたが、もしかしたら明古の通常市や大市会などで手に取った本なのかもしれなかった。こうしてアクリルケースに収められてキャプションが付されているとまたちょっと違って見えるから不思議だ。 小一時間ほどで会場を出た。分厚い図録を買ってから再び自転車に乗った。20050327222907.jpg

自転車

公園を出て路上。長年乗っていなかったのにこうして無理して乗るからか、結構身体が疲れるものだ。 帰りはあまり無理しないように、腰巾着に入れたローライで写真を撮りながらしばらく環八を走った。瀬田の交差点は渋滞の名所だが、ここは自転車にとっても走りづらい交差点。何度か信号を渡って246を下った。歩道はそれほど広くないのに歩いている人が多い。また場所柄犬の散歩をしている人も多く、中には3匹も連れているとあっちこっちに引っ張られて歩道一杯に塞がれていて注意が必要だ(^^;。でもなんだかのんびりしていていいなー。 高島屋SC前はやはりすごい混雑。余裕があれば自転車を停めて中を逍遥しようかと思ったけど、結局素通りした。あまりの混雑だった。二子橋を渡って川崎側へ。サイクリングコースを走る。少し道は狭いけど舗装された道なので走りやすい。こっちから走ればたしかに楽に砧公園まで行けるけどそれじゃあ自転車で走る意味も半減だ。写真的風景はワタシにとって多摩川河川敷よりも街の風景に多い。 第三京浜の赤い橋をくぐった。このあたりまでは中学校の体育の授業で走りに来たことがあったなぁ。先生が引率で一緒に走るわけじゃなかったから途中で引き返すヤツらも結構居たけど(^^;。懐かしさを感じつつ走っていると、猛スピードで傍らを追い抜いていく人が居たりする。まねしてギアを一番重くして走ってみるとしばらくして息が上がってしまった(^^;。やはり鍛えている人たちのポテンシャルは高いんだなぁ。 ウチまで戻ってきて自転車置き場に収める。結構グッタリしてしまった(^^;。やっぱり以前のようにはいかないのかな。16時にウチに戻り、まずは昼寝を決め込む。17時半に起こされ近所の洋食屋さんへ夕飯を食べに出た。店内はまだすいていた。娘は置いてある水槽の中の熱帯魚や、もう一つ奥にある水槽の中のすっぽんの様子が気になって仕方ない。何度も席を立って見に行っていた。お行儀が悪いよー。 食べ終わって店に戻り、しばらく仕事。明日の良書市会に備えて少し早めに休もうかしら。20050327222818.jpg
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