甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2005年09月

荷物を取りに

いよいよ9月も終わり。 朝は7時前に起きる。別に起きたくて起きたわけではなく、今日は朝から普段クルマを停めている駐車場工事の大詰めらしいのだ。あらかじめ知らされた予定工期はとっくに過ぎている。工事期間中、オヤジはクルマにキズを付けられないかどうかが一番気になっていたようだ。こういうところは非常に公平で、ワタシが付けるとガミガミ言うのはアタリマエとして、工事関係者が付けてもちゃんとガミガミ言うのだ(^^;。泣き寝入りはしない。 大市の荷物をクルマで取りに行くウチの都合と、工事関係車の駐車スペースを確保したいという業者の都合が合い、工事開始前にクルマを駅前の民間駐車場に入れておくことになった。7時半にはオヤジがクルマで店の前に乗りつけた。 ほんの1分の距離をクルマで走り、駐車場に入れた。あとは自動でバーが上がり清算しなければ出庫できないようになっている。「ほほう、なるほどこうなってるのか」とオヤジ。こういうところに停めたことないの(^^;? 金曜日だが組合を休ませてもらった。今週は今日以外の日に組合の仕事で忙しかったからだ。午前中いっぱい発送作業をして午後一番で出た。駐車場を清算すると1800円だった。この金額は業者にあとで払ってもらうことになっている。 駿河台下東京古書会館到着は14時半。経営員の皆さんは元気にお仕事中。お疲れ様です。各フロアですでに落札者ごとの山が出来ており、ワタシはヌキをもらってから付け合せをしてクルマに積み込んだ。作業は順調だそうで、さすがの一言に尽きる。 調子よくクルマに積んでいるうちにいつしか満杯に(^^;。カーゴ1台強の量があった。金額にして○○万円。お世話になりました。 店に戻ったのは16時。せっかく減らした店の通路の本は再びドーンと万里の長城化(^^;。棚が半分隠れました。まあ見えていても結局は売れないけどね・・・(^^;。 早速買ってきた本の整理。この瞬間が楽しいんだよね、結構。少しずつだが確実に売れていく本たち。そうでなければ買い続けることは出来ない。買い続けることは即ち売り続けることだ。作ることはしないのでこの仕事はいつまでもその繰り返し。規模の大きい業界にはメーカーがあって販売会社がある。出版社がメーカーならウチは販売会社の役回り。どっちが欠けてもお客様にとってうまくないはずだ。 夕食は鶏のからあげとおこわめし。エチゴビールがウマイ。夕食後は甘露PHOTO日記を編集した。 250930.jpg

関東ブロック協議会nano4

朝から快晴。こういう天気だと気分がいい(^^)。 今日は午後から東京で関東ブロック協議会という会議が開かれる。ちょうど一新会の大市ということで関東近県から役員さんがいらっしゃる機会を捉えての開催と聞いた。11時過ぎには出かける予定なので、それまでに一通り仕事を済ませる。銀行へのご送金はポツポツと続いたのでなかなか切りがなかったが・・・(^^;。いつもお買い上げありがとうございます。 ええい、と思い切って11時20分に東横線のホームに立つ。晴れていたが風はもう結構冷たい。きっと暑くなるだろうと思ってTシャツで出てきたことを後悔した(^^;。そういえば会議だからこんなカッコじゃ失礼にあたるのでは・・・。つい大市に行くつもりになってしまったのだ。 昨日入札した荷物を一通り見て回る。あ、これ見落としていた、というものや、封筒がパンパンでこれは札を改めておかなきゃ落札できないかな、という荷物も結構出た。株価上昇・景気回復を受けて本が動き出したのだろうか。 12時半が近づき、会場へ移動。もう皆さんほとんどお集まりだった。昼食後早速会議開始。会議の内容はもちろんここには書けません。 その後、全古書連(東京組合?)機関紙部の要請による座談会にも参加。こちらで話された内容についてもワタシには編集権がないため、ワタシの発言であってもここには何も書けません。 帰り道、Bカメラ、ipod nano 衝動買い(^^;。右肩上がりどころじゃない、垂直上昇の売れ行きというipod nanoが店頭在庫として並んでいたので、つい買ってしまった。4GBのブラック。半額はポイントを充当。お安い買い物となった(^^)。 店に戻り、仕事の山を一通り片付けてから早速開封。このパッケージがまたデザイン的に優れているんだなぁ。紙容器だから決してカネを使い放題というわけじゃない。要はデザイン力だ。大事に扱って欲しいから本体はキズの付きやすい表面加工がしてある。 早速付属CDをインストールしてパソコンに接続。なるほどね。合理的な操作方法だ。この付属ソフト(itunes)の出来の良さもこの製品の価値を高めている。電池寿命と電池交換の費用を考えたら決してベストの選択とは思わなかったが、こうして手にしてみればなるほど人気が高い理由もすぐに理解できた。 mp3に変換してLAN・HDに保存しておいた楽曲を転送。184曲、14時間分をほんの1分程度で飲み込んでしまった。すげえ。 250929.jpg

一新会大市会

今日は大市会だ。朝から出かけることばかり考える。 オヤジも行くと張り切っている。やる気があるのは良いことだ。 今日の夕方に出席する通夜のお香典の金額を調べてくるのを母親が忘れ、あわてて資料を取りに戻る。その間に「先に行くよ」とオヤジは出て行った。む。かなりやる気だな・・・(^^)。 10分後、母親が店に戻ったのでワタシも出かける。車中いただいた古書目録を見る。すげえ目録だなぁ。ウチじゃ絶対に作れないだろう・・・。こんなたくさんの本を置いておく場所がない。 神保町到着は11時過ぎ。早速大市会会場を逍遥し始める。この”本の森”をさまよう感じは何度経験しても快感だ。そして、これだけたくさんの本をこうして見やすく整頓された形で並べられていることは、改めて考えるまでもなく、非常にすばらしいことだと思う。もちろん市場で働く人にとってはこれがアタリマエ。つまりその”アタリマエ”のレベルがかなり高いのだ。準備に参加された方々の効率的で的確なお仕事ぶりを想った。 途中昼飯を食べに出る。どこへ行こうか、とすずらん通り。時計は13時少し前でまだ混雑している店が多かった。いつの間にかすずらん通りは終わり、白山通りまで出た。こうなったらてんぷら屋さんに行ってみるか、と気持ちが固まった。 てんぷらいもやは通りの角を曲がったところにある。ワタシが神保町に働きに来ていた頃は週に一度必ず食べた味。席に着くなり揚げ手の大将に声をかけられた。「おう、おにいちゃんひさしぶりだねぇ」覚えててくれたんですか・・・。もうかれこれ3、4年ぶりかしらん。そんなに特徴のある顔をしてますかねぇ(^^;。いーかんじに揚がった海老は揚げたてでプリプリしていた。旨かった。 会場に戻ってもう少し入札。満腹になるとなんとなく満足してしまうのか、書く札も鈍り勝ち(^^;ダメじゃん。途中来年の暦を買って店に戻る。 発送荷物をいくつか荷造りし、郵便局から発送。いつもお買い上げありがとうございます。17時頃礼服に着替えて黒いネクタイを締める。東横線に乗り横浜駅から横須賀線に乗り換えた。保土ヶ谷駅を降りてタクシーに乗った。 神奈川組合の方も多数。お焼香を済ませてお清めを頂いていると、会計理事さんもお焼香を済ませていらっしゃった。お清めで長居をするのもなんなのですぐにお暇をする。会計理事さんに車で駅まで送っていただいた。どうもありがとうございました。 野毛の方から桜木町へ抜ける道。夜ということもあってワタシは全然道の周りの様子が分からなかったが、眼前に広がるみなとみらいのキラキラとした夜景だけは眼に焼き付いた。 250928.jpg

1日店

朝から肌寒い。天気は曇り空。 店は定休日。でも中で仕事はしてます。朝から荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。メールマガジンの発行と甘露通信紙版の打ち出し。 荷造り作業をしていると何度となく電話がかかってくる。「○○ですが光電話の件で・・・」この手が一番多い。い・り・ま・せ・ん。とお断りする。ウチは電話をかけるよりもかかってくる方が多いから「通話料金がお安くなります」というメリットを享受できないのだ。 「○○ですが、ホームページサービスのご案内で・・・」最近は減ったがまだまだ多いのがこの手の売り込み。間に合っております、と電話を切る。 そんな電話の中、昨日大市の目録の校正を入れた印刷屋さんからの電話があった。あわててアタマを切り替える。「たしか組合でここを訂正と言われたところが直っていませんでしたので確認を・・・」と。あわててファイルを確認し、もしやまさか、と一緒に送ったメールの中身も確認させてもらった。「あ。こっちはちゃんと大丈夫ですね」とのこと。良かった・・・。デジタルにはこういう落とし穴があるので注意が必要だ。ファイルの保管場所を間違えたり、上書きをしてしまったりして、タイトルは同じだが中身が古かったり、書き換わってしまったりする失敗をたびたびする(^^;。 再び電話。「あのう、○○調査のことでお伺いしたいことが・・・」ちょうど女房は小学校へ出かけていて留守。再びアタマを切り替える。今日は電話ディだね・・・(^^;。 昼飯後に仕事をしているとドアホンが鳴る。子供たちが帰ってきたか、と思い応対すると「お届け物でーす」だった。屋不億で仕入れた本だった。 またまた電話。今度は全古書連秋季役員会を開くホテルの宴会係の方からの電話。またまたアタマを切り替える。そろそろ期日も近づいてきて、この間FAXで送ってもらった宴会メニューをどうしますか?ということだった。FAXしてもらった直後に理事で詰めていたので、このコースでこの飲み放題コースをお願いします、と即答できた。実際の人数に関しては全古書連からの集計待ちなのでその旨も伝えた。 またまたドアホン。「あ。おとーさん?あけてよ」と娘だった。なんだかせわしないな(^^;。ランドセルを置くとさっさと遊びに出て行った。 再び戻ってくると男の子が二人付いてきた(^^;。まあ彼氏というより男友達って感じかな。娘が男っぽい性格だからね・・・。 夕食は早め。食後今日も女房は調査票を手に出かけていった。お疲れ様。 250927.jpg

横浜へ

涼しい風が吹く。思わずウィンドブレーカーを羽織るが、すぐに晴れて暑くなる(^^;。 いつものように古書会館へ。今日はいよいよ大市会目録の初稿が上がってくる日だ。と言っても実際にはワタシがタイプしているため、ワタシが間違えてさえ居なければちゃんとした初稿が来るはず。さて、如何相成るか。 昨日連絡を流した訃報のプリントを打ち出してまずは掲示板に貼り付ける。組合からはワタシが通夜に行くこととなった。組合からの生花の手続き。また、組合員数名のお香典をお預かりする。 市場からたびたび声がかかり、交換会会場と事務所を何度か往復する。来週は目録発送作業があるため、目録発送先の最終チェック。名簿とPCを見たり引いたり。一応完結したのでタックシールに打ち出し作業。そんなことをしているうちに印刷屋さんが初稿を持ってきてくれた。もうそれからは動かないぞ、と思いながらいただいた目録原稿と首っ引きで校正。・・・むむむ、我ながらミスが多い(^^;。やはり深夜まで一人で黙々と作業をしていると自然自然に仕事は煮詰まっていくものらしい。昼間の正気な精神状態で見れば明らかにマチガイな字も、深夜の睡魔と闘いながら早く終わらせたいとあせる気持ちの中ではそんなの眼に入らないらしい。”なんとなくあってる”でスルー(^^;。オソロシや。 とまあ、バグつぶしを延々と昼飯をはさんで行った。とにかくこれを仕上げないと今日は帰れません(^^;。封筒に宛名ラベル貼り作業は手の空いている理事さんにお願いした。結局封筒は足りず、急遽印刷屋さんに追加をお願いした。 昼飯は今日も一人で駅前のM屋でいつものGめしセット。Y家は未だにG丼を出さないようだが、なーにやってんだか・・・(^^;。”G丼屋”の看板をどーにかしたら? サッと食べてパッと帰ってくる。再び校正の続き。間違っている箇所を片っ端からチェックしていき、あとで一度にワーッと直す。当初数箇所の訂正で終わる予定がほとんど全体的にポツポツと間違っている箇所があり、写真版原稿以外はそのまま訂正版をメールにて再入稿することにした。16時前になんとか作業を終える。終わった終わった。 店に戻ったのは18時少し前。それから荷造り作業など。いつもお買い上げありがとうございます。三連休明けということもあって店は薄商い。9月の月末って毎年こんな感じだ。 女房は今日も夜に調査票配布で出かけていった。 250926.jpg

なにわうまいもん市

シブヤ到着。ホーム続きの百貨店催物会場へ。4基あるエレベーターがフル稼働しているのになかなか来ない。ヤな予感。エスカレーターで登っていくと7階が近づくに連れて乗っている人が増えてくる。果たして到着するとものすごい混雑だった(^^;。 「どーすんの、帰ろうよ」と息子の第一声。まあその気持ちも分かるけど、ちょっと待てよ。目の前では桃谷いかやき屋さんの行列。「1時間待ちです」と案内係が声を張り上げる。おいおい困ったね。 意を決して大混雑の中へ身を投じる。会津屋たこ焼きの行列、味乃家モダン焼の行列がそれぞれ1時間待ち。ホントに並んで食べるほど違うのかしら。と思い、並ぶのをやめた。よく会場の様子を見渡すと行列のないお店もそこかしこに見える。「腹へった」という子供たちのリクエストもあり、実演販売をしているこれらのお店を狙うことにした。ガンジー倶楽部のカレーパン、ぼてじゅうのぼて棒、娘は大阪的粉物が好きではないらしく、強硬に「にくまんがたべたい」と言う。じゃあ手分けして買おうということになった。ワタシと息子でカレーパン、女房と娘で551蓬莱の豚まんを買うことにした。 カレーパンはフライヤーでその場で揚げる。3分ほど並んで1個189円を三つ買った。手に提げて豚まん売り場へ向かうと、店の向こう側に行列は伸び、そのまま薄暗い階段に伸びていた。ここでも係員が「1時間待ちです」と案内していた(^^;。あちゃあ、はまっちゃったか、と思いながら階段を登ると居た居た。女房はすごく不機嫌な顔で「こーんなに時間がかかるのに並ぶんだってサ」と。その横で娘は口を尖らせている(^^;。それまで何も食べられないんじゃかわいそうだから、と息子と混雑する会場で人を掻き分けて「バナナブレッド」を一人ひとつづつ買ってきて皆で食べる。うす甘くてなかなか美味。 女房と娘が買うまでにワタシと息子はぼて棒を買って屋上で食べる。しばらくして女房たちが来た。1時間待ちまで行かないうちに豚まんを無事買えたらしい。 台風一過の晴れた夕空の下、北風に吹かれながらアツアツの豚まんをほおばった。ウマイっ。並んだ甲斐があったね。 もう他を並ぶ気がない一行は、ハチ公前にあるお好み焼きのお店に行くことにした。結構食べていた子供たちはすぐにお腹が膨れたらしく、もんじゃとお好み焼きをひとつづつ焼いたらそれでおしまいになった。 店に戻ってから女房はもう一度調査票を持って出かけていった。おつかれさん。 2509252.jpg
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