甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2006年01月

今日もやっぱり1日店

朝起きて快晴。北風が強い。寒いなぁ。

今日も1日店で仕事の予定。まるっきり火曜から木曜の3日間は引きこもり状態だ(^^;。良くないことはわかっているのだけど、PCの前に座らないと仕事にならない状況はもはやどーしよーもない。PCとネット環境がなければ生きていけないカラダになってしまいました・・・。

外に出られない分だけ気持ちだけは外に飛ばす。仕事の合間にネットで今日は世間がどのように動いているのかを読む。ふむふむ東証反発か。
仕事をしながらラジオを聴いたり、こうしてネットを見たり、夕刊を読んだりする。各メディアで言ってることが微妙に違ったりする。夜になって見直すとライブドアと提携していた各企業が提携解消を検討とある。その行動の早さ。大企業ってそういう大事なことを決定するには会議を何度も開いて、みたいなプロセスを重ねると思っていたのだが、こういうときは素早いねぇ。

午後になって女房は息子の学年の懇談会があるので出かけていった。入れ替わるように娘が学校から帰ってくる。しばらくして娘のお友達が大挙来襲(^^;。男女5人くらい遊びに来た。さあ、おばあちゃんはタイヘンだ。子供たちのおやつの用意。チョコクッキーにとんがりコーンとアップルティーを出したりして。子供たちはおいしいね、とか言いながら食べていたみたい。基本的にスナック菓子はみんな好きらしい。
ワリを食ったのは息子。帰ってくると居場所がない。女房が留守でパソコンがあいていたので、今聴いているガンダムのCDについていた歌詞カードをワードで打っていた。「ひまつぶしにいいよ」とニヒルに笑う。結構打つのが早くて、タイトルのフォントを変えたりして意外と楽しんでいるようだった。
子供たちは17時ごろにお帰りになった。息子はそのまま夕食までワードに夢中となる。こういうコツコツと続ける作業が好きらしい。職人タイプか。早くワタシの仕事を手伝うようになって欲しいなぁ。出すよ、バイト代(^^)。

夕食を食べながら未来少年コナンの続き。物語の冒頭で出てくる超磁力兵器によって地球の地軸が捻じ曲がるのは「西暦2008年」なのだ。もうすぐだねぇ。夕食後はオークション落札品のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。

コニカミノルタが写真事業から撤退とか。
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今日も1日店

朝から曇り空。

今日も普段どおり仕事の1日。先週の土曜日に買った荷物をせっせとオークション出品作業する予定。
昼飯を食べながら評判になっている「アンフェア」というドラマを見た。小説家が予告殺人をするという内容。ちょっと現実離れした話で犯人はすごい実行力だと思った。以前見た「沙粧妙子最後の事件」とはちょっと感じは違うけど、なんとなく似た雰囲気を感じる。女性刑事役で思い浮かぶのは浅野温子さんにきらきらひかるの松雪泰子さん。みんなフジのドラマだな・・・。

先日来株式市場が大変なことになっているようだ。景気回復のシナリオまで大きく狂ってしまうのではないかというくらいの大量の売り注文が殺到しているらしい。東証はシステムパンクの恐れがあるということで取引自体を停止するという前代未聞の措置を取った。情報化時代はこういうところに脆さが出るんだなぁ。
売り注文を出す心理的原因はもちろんライブドア事件。その手法には賛否両論あったが、こうして刑事事件に発展しそう、となれば議論するような雰囲気はない。とにかく売り・売り・売り、と。やっぱりプチ・バブルだったのかな、って思った。市場がここまでの事態に陥るなんて想定外だったのではないか。・・・誰の(^^;?

ラジオで「なぜこの時期に」という報道を耳にする。1月17日は新聞記者も驚くほどの大ニュースが同時にいくつも押し寄せて大変だった、と記事の片隅に感想があった。それが意図されたタイミングで同時に出たのでは?というのがラジオの主張。たしかに偽装証人喚問のニュースはその内容もあってほとんど報道されていない。
こうわかりにくいことが次々に起こるとどーしても混乱する。その混乱が実は自然発生的に出たものではないとしたら・・・。われわれ庶民はますます混乱するしかないよね(^^;。

ただ、事件になったからネット系はすべて悪だ、という見方をするのは表面的に過ぎるような気がする。今回の件で注視すべきは、ネット系企業が転んだら東証が止まってしまったという事実だ。いつの間にか思っていた以上にネットがあらゆる意味で一般化していたということ。山一のときもカネボウのときも東証は止まらなかった。

夕食はおでん。腹いっぱい食べてから仕事。
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1日店

店は定休日。仕事は休まない。

朝飯を食べながら録画しておいた「白夜行」を見る。まるで大河並みに幼少期のシーンから話が始まっていた。オープニングにラストの場面を持ってくるのって他局のドラマで見た覚えがあるなぁ・・・。
終始話が暗い。絶望の縁に立たされる少年と少女。まるでこの2時間で描きたいことは描きつくしているのではないか、という勢い。結構ストーリーが濃いのかも。
事件を追う刑事役に金八先生か。と最初は思ったが、話し言葉が関西弁になっていたりして意識的に印象を違えるように設定されている。いや、それよりも演技が全く違っていた。犯人を追う眼の感じ。先生の時には生徒を生かすような眼差しだったが、今度は犯人として追い落とすような眼をする。別人に見えた。
ちなみに高視聴率で始まった「西遊記」もこのあいだ見たが、これは途中で寝てしまうような内容だった・・・(^^;。うるさすぎ。

ご送金、ご注文を頂き、午前中いっぱい荷造り作業。午後から女房も仕事をするというのでオークションの出品作業を手伝ってもらう。さすがにプロセスが多いので一通り覚えてしまうまで時間がかかっているが、きっと物覚えはいい方だと思う。デジカメでの本の撮影、写真をヤフー側に上げてしまってからの操作はほとんど大丈夫。パソコンに写真を取り込んでからオークション用に切り出す動作などがうまく把握できていないくらいか。MS-DOS時代からパソコンをいじっているとファイル(現フォルダ)のツリー構造が感覚として理解できるのだけど、ウィンドウズになってからそのあたりが隠されてしまったので理解しにくくなっている。初心者にとってはその部分がツライようだ。

久しぶりに郵便局までえっちらおっちらと本を出しに行く。そのそばにある薬屋さんまで撮影済みフィルムを出しに行く用事があったためだが(^^;。以前よりもフィルム消費量が激減してるなぁ・・・。
GR DIGITALを買ってから銀塩カメラを使う頻度が減ってしまったのは否めない事実。コンパクトデジカメなのに撮影した絵が曲がらないのはこのカメラが初めて。これ一台でワタシの撮影はほとんど用が足りてしまっている。いーんだか悪いんだか・・・(^^;。

報道は風説の流布と偽装喚問と死刑判決の三つ巴。再び証券市場において大事件に発展しそうな問題が起きたなぁ。
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電話

曇り空。今日も横浜へ。娘は学校を休んだ。

月曜日だが少しのんびりした雰囲気。古書ニュースに掲載する原稿を書く。今回は記事が多い予定なのでワタシの原稿はボツになるかもしれない。そーなったら次回に回します。するとこれが事実上の最終回ということになるのか・・・。よく6回も休まず書きましたネ。

午後になって理事の皆さんと懇談中にケータイが鳴った。オヤジからだった。あわてて取ると今日は電話の取り付け工事の日だったことを思い出した。「あのー、今電話工事の人が来てるんだけどね・・・」から始まって延々6分ほど話す。あれこれと電話で受け答えはしたのだが一向に納得できないらしかった。どうやら「来てくれ」と言いたいらしかった。それならそーと最初っから言ってくれりゃいいのに(^^;。電話を切るなり店に戻ることにした。理事の皆さんにスイマセンがお先に失礼します、と断ってから今日落札の荷物を背負って出た。

店に戻ると工事の真っ最中。昨年暮れに電話機のユニット劣化に伴う無線不通の状態となり、たびたび電話機が鳴らないトラブルに襲われるようになった。年末年始はなんとなく繋がって使えたようだったが、実際には鳴らなかった事例があるやも知れない。年末は工事が混んでおり、「年明けにしてくれませんか」と電話局の人にお願いされてとうとう今日になった。
10年前はコードレス電話もアナログ方式だったが、盗聴問題などがあって今やどれもデジタル式。電波を跳ね返す要素の強い鉄骨作りの建物ではなかなか電波が上階まで届きにくかった。で、今回導入したのは有線のビジネスホン。ウチ程度の規模では分不相応に高価な電話だった。ただし、仕事の都合上ワタシの仕事場に置く電話はコードレスにしてもらわないといけないので、特別に電波中継機を設置してもらったりの大工事。結局1時間で工事終了の予定が丸々3時間かかってしまった(^^;。工事の人も大変でしたろうに。お疲れ様でした。

さて、こういう機械を入れると意外に新し物好きな母親がいろいろなところを押して試運転。荷造り作業をしている間に何度か内線の呼び出し音が鳴る。「ポロポロポロ・・・」という以前よりずっとやわらかい音になっていた。これで鳴っているか気が付くんだろうか。昔の黒電話の音「ジャーン!」といういかにも電話な音を思い出した(^^;。

夕食は肉豆腐。息子の包帯が取れて折れた右手で箸を持っていた。良かったね。
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新宿~下高井戸

朝起きて快晴。今日は出かけたいなぁ。

娘は元気だったが出かけるにはまだ早い。となると今日はワタシ一人で出かけるか・・・。少し遅めの朝飯を食べ終わってから昼ごろに出た。どこへ行こうかな。久しぶりに新宿を歩いてみましょうか。

東急に乗る時、思い立ってパスネットを購入。これでいちいち切符を買わなくて済む。それだけでもありがたい。渋谷から山手線。原宿駅を通過するとき竹下通りが見えた。まるで初詣の参道のような混雑。なんで(^^;?
新宿駅に到着する。駅改良工事中。随分工事期間が長いね。平成19年までとか。北口から地上へ。ALTA前だ。歩行者天国中。人だかりもなく人が流れている。映画の看板も真っ白。広場から見えたカメラ屋さんもビルの2階に入ってしまい、なんだかだいぶ様子が変わってしまった印象。そのまま直進し、大通りの信号を渡れば歌舞伎町だ。夜の歌舞伎町は学生だった頃に飲み会で来た事はあったが、それ以外で歩くのはほとんど昼間だ。それにしても昼間っから人が多いなぁ。通りの両側には飲食店か風俗店が犇く。この人通りの多さは意外だった。
ふと右に眼をやると荒木さんが「東京は、秋」で撮影していたお城があった。当時は喫茶店だったはずだが、今はカラオケになっていた。手前が神社の広場になっていて今でも全景を見ることが出来る。
戻ってきてコマ劇場広場。ぐるりと映画館やボーリング場。むしろこの広場の方が人があまり居なかった。コマ劇場では小林幸子さんの新春公演中。ヴィジョンではエミネムがラップしている映像が流れていた。

そうだ、ゴールデン街へは一度も行ったことなかったな。たしか区役所の向こう側だ。行ってみることにする。すると、周りを高いビルに囲まれた谷間のような一角を発見。「新宿ゴールデン街」の看板。ここだ。
昼間なので人はほとんど居ない。自転車で駆け抜ける女の子。掃除している人。あとはワタシのように「ここがゴールデン街かぁ」とか言いながら通り過ぎる人。冬の低い日差しは周りのビルに遮られてほとんど届かない。戦後から辺りは二周りくらい作り変わっているだろうに、この場所はまだまだ戦後の面影という風情。変わろうとする力と変わらないようにしたいという力がこうして並存しているんだな、と思う。街の姿は人間の中の混沌を反映する。

風林会館のカメラ屋さんのウィンドウを覗く。もう銀塩カメラは過去のものになったのだなぁ、という感想。腹が減ったので歌舞伎町へ戻り、王城のそばのラーメン屋で昼飯。
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大ガードをくぐって西口へ。思い出横丁を抜けて西口広場の歩道橋。

広場を俯瞰で撮影。駅前を歩いてYを少し冷やかしてからKO線に乗った。パスネットはJR以外の鉄道にはすべて乗れるので、これ一枚でどこへでも行けるような気持ちになる。
下高井戸で降りた。実はワタシの母校はこの駅下車で歩くとある。卒業してから一度も降りたことが無かった。15年ぶりだった。まず駅舎が変わっていた。線路両側に階段を設けて改札口を線路の上に作っていた。ラッシュ時には開かずの踏み切りとなってたむろしていた駅前のちょっとした広場も小さくなり、コロッケを買った肉屋さんもMになっていた。踏み切りの向こう側の市場は健在だったが、商店街の様子はだいぶ変わっている。やはり他と同じようにチェーン店が増えて個人商店が減っている。致し方ないか。それが時代の流れだ。

15年前通った道を歩いた。左側の小学校が切れた辺りの四つ角に昔なじみの居酒屋が残っていた。いや、残っていたどころではなく、ビルに建て替えられていた。大発展だ。お店の一角にあるたい焼き売り場には、まるで三田にあるラーメン屋さんのようにビルを巻く行列があった。15年前はこれほどの行列ではなかったような・・・。それにしてもすごいな。

道はそのまま大学まで続いているし、見慣れたビルや商店も残っているところがあった。それでも気持ち的には懐かしさはなかった。初めて歩く街のような感じがした。
大学の校舎が見えた。右手には高校のグラウンド。左手には大学の体育館。歩いていくと右手に100周年記念館という建物が見える。なんだろう、これは。ワタシが卒業した後に建ったものらしい。構内に入ってみると、正面の1号館は当時そのまま。研究棟もそのままで、第二体育館の様子も変わらなかったが、思い出の大講堂が消えていた。代わりに図書館と看板の付いた真新しい建物が建っている。図書館だけでこの規模?講堂も中に入っているのかもしれない。
休日で何かの模擬試験会場に使われたのか、試験を終えた風な人たちがぞろぞろと構内を歩いて駅へ向かっていた。その流れに乗って構外へ出た。帰り道、なぜか急に懐かしさがこみ上げて来たのでたい焼きの行列に並んだ。自家製のあんを使った香ばしいたい焼きが今時ひとつ100円だった。4つ買った。安い。
ここは女房と初めて飲みに来た思い出のお店。これからもなくなって欲しくない。がんばってください。

ウチに戻ってからたい焼きを皆で食べる。「どこまで行ってきたのよ」と女房。あの場所ですよ(^^)。子供たちにも思い出のたい焼きは大好評だった。
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雨・雨・雨

朝から雨が落ち始めた。予報通りだった。

気温は3月下旬並みというが、それほど暖かく感じない。気分的なものなのかもしれないが。
娘が急に加減が悪くなった。ゲーゲー吐いている。吐き下しに罹ったようだ。ノロウィルスだかなんだかが流行っているようだからきっとそれだろう。何を食べてもすぐに吐いてしまい、水を飲ませても飲ませた量以上に吐いていたりする。普段元気な娘。それだけに1日寝ていろと布団に貼り付けられるのが苦痛でしょうがないらしい。まるでふて寝のような空気を発散させながらイライラしていた。それだけの気力があればきっと大丈夫。治るまでの我慢ヨ。

女房がデータベースに入力する本の在庫が底を突いてしまったので、オークション出品作業を教えようと本を積み上げた。といっても最初だからあまりたくさんは無理。まずは簡単なシリーズ揃い物から。
ところが、オークションの場合デジカメの操作・撮影方法から教えなければならないのだった。デジカメのモード設定、構図の取り方、ライティングなど。普段何気なくやっている作業にも慣れが前提となっているものもあるんだね。
撮った写真をパソコンに取り込む方法も初めての人には難しいらしい。オークションサイトへのログイン。取り込んだ写真をオークション用の大きさに切り出してサイトにアップする作業など。なるほど実にたくさんの手続きが必要だった。教わる方も大変だが教える方も実は結構大変。女房のやる気だけが頼りだ。
さすがに1から10まで全部いっぺんに覚えるのは無理なので、最初の写真を切り出す作業などはワタシがちゃっちゃっと一通り行った。オークションの商品データ作成作業を中心にやってもらった。ここでもhtmlエディタの知識が必要だったり、コピペのマウス操作の知識も必要だったりする。普段感覚的に何気なく行っている動作をいちいち説明しなければならないというのもPCならではか。

ワタシはまだ若い頃からPCに馴染みがあったから良かったが、途中から始めなければならない人にとっては、PCの取り扱いって巨大な壁にぶち当たったような気持ちになるのかもしれない。
ところが、今TVドラマなどで表現されている「仕事している姿」はもっぱらPCの前に座ってキーボードをカタカタしている様子だ。それがあながち的外れでないところがコワイ。これからの「仕事」はPCが出来なければどーしよーもなくなる気がする。
我々よりも若い人たちは、あのドラマの主人公のあのカッコイイ仕事っぷりにあこがれてああいう仕事を目指すのだろう。・・・ソレジャゼンゼンワカランダロウガ(^^;。

南部入札会の結果が出たので五反田まで本を取りに走る。あいにくザーザー降りの雨。古書会館で本を積み込むときも雨は降り続いていた。ウチの荷物はともかく、他の方の本が濡れてはマズイ。事業部の方々はそのことに気をつけてらした。さすがです。

店に戻ってオークション出品作業の続き。ワタシが留守中に女房は一通り入力作業を終えていた。結構飲み込みが早いね(^^)。

夕食後、オークション落札品のメール書きをしていると外では雷がゴロゴロと鳴っている。もうすぐ春なのかしら。
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ギャラリー
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