甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2006年07月

亀山湖

昨夜は早めに寝床へ。

しかし、日付が変わった24時には目が覚めてしまった。それから2時半まではうとうとして過ごす。目覚ましに起こされてのろのろシャワーを浴びた。今日は久しぶりの亀山湖への釣行だ。

コンビニで買出ししてからクルマに乗り込む。iPodをセット。ジャカジャカ鳴らしながらアクアラインを渡る。到着は4:50。外に出ると寒かった(^^;。
上っ張りを羽織って受付を済ませる。平日の亀山湖は初めてだが、いつもと様子が違った。ワタシの周りはヘラ師の方ばかりだった。ヘラ特有の大きな一抱えの荷物を肩から提げた方々が次々に出船。オールで目的の場所まで漕いで行ってロープで固定。あとは1日ほとんど移動することなくその場所で釣るという寸法。苦行のような・・・(^^;。完全に主導権はヘラ師の皆さん。島裏の片側にズラリと並ばれてバス釣り禁止区域が形成されていた・・・。

で、梅雨は明けたものの、亀山湖は高地なので曇っている。風も強く、ボートは流される。水はモスグリーンで見事激濁り状態。釣りにくい。それでも朝方3匹まとめて釣り上げた。ただし、サイズは30cmが最高で大型とはごぶさたしている。風は吹き止まない。湖は満水だったが、釣り場がバス釣り禁止区域発生で狭まっていたため、笹川の上流へ行ってみることにした。初めて伝宝洞を見る。きっとここはその昔生活道路だった場所だろう。ダムが出来て水没するまではここを人が行き来していたんじゃなかろうか。ただし、地盤が緩んできているのか、落石の危険があるため近寄れなかった。穴の直径は15mくらいあり、意外とデカい。
伝宝洞、広瀬と当たらず、笹川を下る。途中で眠くなり、係留してペットボトルを枕に昼寝することにした。横になるとすぐに寝入った。

眼が覚めると12時半。空は晴れている。セミがミンミンジージーの大合唱。その場所から釣りを再開。笹川で30cmと子バスが釣れた。それにしても今日も渋い(^^;。いつものニゴイや30cmクラスのバスをばらしたりしているうちに16時を過ぎる。あたりはひぐらしの大合唱に変わっていた。桟橋正面のワンドで最後の30分。当たりがあったのでグイっと引くとどうやら掛かった様子。でも軽い・・・。そのままリールを巻き上げると30cmくらいのバスの魚体が見えた。
エイやっと引っ張りあげると小さなギル(^^;。ありゃ?どうなってんの。まるで手品のようだが、釣れたギルをバスが同じ速さで追っかけてきただけなのだった。何やってんだか・・・。

そのまま16時半に納竿。帰り道ラジオをつけるといつものグルーヴ・ラインをやっていた。そうか月曜日だったな、と我にかえる。千葉市内は普段の日曜日よりすいていたが、川崎側に来るとやはりいつもの日曜日よりもかなり混んでいた(^^;。

店に戻って仕事をしているうちに昨日起きた時間を過ぎそうだ・・・。
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梅雨明け

朝から晴れ。

今日は日曜日だが休日にせず、朝から仕事を始める。息子は朝早くから部活へ出かけ、女房はプールへ行きたがる娘を連れて等々力へ向かった。
息子は午前中練習でいったん帰ってきて昼飯を食べてまた再び部活へ行くというスケジュールらしい。なんで弁当を持たせないのか?

昼を少し過ぎて女房たちが帰って来た。買ってきたパンを食べる。そのまま仕事を再開。息子は結局帰ってこなかった。きっとそのまま部活を続けているのだろう。でも昼飯はどうしただろうか・・・。

16時過ぎに仕事を中断し、黒い服に着替えて黒いネクタイを締めた。外に出ると意外に暑くなかった。空は梅雨明けの晴れ間。涼しい風が吹き抜けている。平間までJR。歩いてお寺まで。同じ古書組合川崎支部の方の葬儀。ワタシは受付のお手伝い。受け付けたお香典の計算係。
お焼香を済ませて駅まで歩く。風が涼しくてこういう夏なら悪くない、と思った。平間駅。ホームをわたる陸橋には風鈴が吊るしてあって、時折風を受けてチリリと鳴った。

店に戻る。息子が帰っていた。今日の昼はどうしたのか聞いた。「え、先生にお金借りて食べた」と言った。他の皆はどうした。「みんな弁当持ってきてた」なんで自分だけ忘れたんだ。「え、なんとなく忘れたから」。
ここで言わなきゃいかんと説教を始めた。説教の内容を詳しくは書かないが、友達から借りてきたらしいGBを禁止した。寝ても醒めてもゲームのことばかり考えているからこういうことになる。いままで黙認してきたが、弁当のことを忘れるなんてみっともない事件を起こしているのにこれ以上許しておくわけにはいかない。ゲームは自分で稼げるようになってからやればいい。とにかく、ゲームは禁止だ。

一渡り仕事をして日記書き。梅雨が明けてから涼しくなるなんて珍しい。
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1日店

「雨が降りそうだから今日中に行ってきちゃってよ」とオヤジに言われて市場の荷物は昨日の内に回収してきた。

今朝、快晴。オヤジ的予報は大はずれ(^^;。最近頑固ッぷりに磨きが掛かってきて、別にどーでもいいことには反論しないで従うことにしている。むしろドーデもいいことにこだわる傾向があるのだが・・・(^^;。何を焦っているのかな、って感じ。
愛書会の原稿締め切りは8月3日なのだが、「出来たんだから出しちゃってよ」となぜか急かされ、今日印刷屋に向けて発送を済ませた。いいんだけどね、別に。

回収を急かしたのには一応理由がある。木曜日にクルマを整備に出していて、戻ってきたクルマに入念な掃除が施してあるからだった。いきなり雨ではかわいそうだ、ということらしい。まあ気持ちはわかるけど、どうせ汚れますよ(^^;。

昨日入った折込チラシ。女房のチェックが入っていたのはミネラルウォーター。なんと6本で480円(!)。最安値だ。朝飯を食べ終わって仕事を始めていたところ、「買いに行かないの?」と急かされた。丁度荷物を出しに行く用事もあったので、キャリヤーを抱えて出かけた。水を売っているのはなぜか布団屋さん。多角経営ですな。布団も置いてあるけど、メインは飲料系のまとめ売りという業態だった。物販店は変化して現状に対応、ということですな。6本入りの函を二つ買ってキャリヤーでガラガラ引いて店に戻る。途中の路地で猫が昼寝。最近このあたりでも猫を沢山見るようになった。烏が一杯居るよりよっぽどいい。

店に戻ると、オヤジが急に「店にある売れない本を引っこ抜くから出してくれる?」と言い出す。今日は土曜日だから別に考えていた仕事があったのだが、一度言い出した仕事を止めるとご機嫌を損ねることになるので、仕方なく引き受ける。ただし、こういう仕事は平日に言ってくれ、と釘を刺しておいた。土曜日は特別なんですよ。ちょっとイヤイヤな仕事だったのではかどらない(^^;。ま、仕方なし。こういう日もあるさ。

息子の友達が午後から5人(!)も押し寄せてTVにゲームを繋いで遊んでいるらしい。夏休みだからって遊びすぎなのではないか。宿題が出ているのだけど、ほとんどやっていない様子。部活と遊び三昧の夏休み。まあワタシもそれに似たところがあったからなぁ・・・(^^;。

高校受験までは大して勉強しなくてもわかる問題が多かった。高校に入ってとたんに数学がわからなくなったが(^^;。
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2往復

金曜日は明古へ。

昨日の入札会に行った時、物凄い量の本が交換会が開催されていないフロアにドーンと展開されているのをチラッと見た。案の定、今日受信の明古メールに昨日の本の案内が載っていた。曰く、ダンボール200箱(!)。すごいね。これだけの一口モノは久しぶりではないですか?

はやる気持ちを抑えながら(^^;荷造り作業を済ませて東横線に乗った。古書会館に到着し、明古大市会の清算を済ませてから交換会会場へ向かうと、本の壁がドーンと。迫力ですねぇ。入札に来られた方も一杯いて活気のある市会になっていた。事業部の皆様、お疲れ様でございます。←この使い方ってホントは誤用らしいけど、じゃあなんて言えば正解なのかしら(?)。

入札を済ませて外に出る。今日はDSにDA21mmをつけて持参していたので、さらっと撮影してどんな調子か確かめる。ちょっとフォーカスが遅い気がするけど、それはレンズ側の問題ではないだろうな。とまあ、ブツブツ言いながらしばらく裏通りの撮影を楽しんだ。

昼飯を食べて店に戻る。帰りの車中で「東京都市計画物語」を読み切った。時系列でこの時期にこれが作られ、この時期にこれが完成し、といった比較的確かめやすい事柄は押さえてあったものの、たとえばどうして環状3号線は未完成のままで作業が止まっているのか、などのウラの理由については書いていない。未完成を嘆くばかりである。そして、地下の本では東京を形成する最重要の動機としていた”戦時に宮城を防衛する防空都市化”については市街地の建物疎開などに記述が限定され、地下の話には一切言及がなかった。第一次大戦を経験した当時の世界主要都市では常識だった(とされる)軍事的地下網は東京には一切なかったという認識なのだろう。また、建物疎開が実際の空襲を受けて火災から市街を守る実効性のある政策だったのか、という肝心の検証もなかった。
著者は使用した資料のほとんどを古書店で購入したとあとがきにあった。公式な記録でさえ図書館に残っていないことが多いとのことだが、”本当”が誰にでもわかる形で書いてある資料を不用意に流出させるようなマネは決してしないはず。いろいろな意味でこの本は教科書に留まっている内容だとは思うが、資料がない以上そこが限界なのだろう。

いったん店に戻って再びクルマで神保町へ向かう。到着するともう市会は終わっていた。荷物を付け合せてクルマに運び込む。店に帰着は19時少し前。お疲れ様でした。

夕食は女房手製のチキン南蛮。大好評(^^)。
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往復

うす曇ながらもまずまずの天気。

昨夜は娘が深夜まで起きていた。寝られないらしい。「トリックをおもいだすとこわいー」と言っている。やっぱり小学生の女の子には血が流れたりするシーンは刺激が強かったようだ。なんでもジーっと見つめる娘のことだから、お芝居とわかっていても感情移入してしまうのだろう。「もうトリック見ないでね」と娘。ハイハイ、わかりましたよ。夏休みが終わったら借りることにします(^^;。

朝飯を食べ終わったらすぐに仕事開始。今日は一新会へ行ってこようと思う。一生懸命仕事をしたらどうにか昼前には全部荷造りが終わり、そのまま東横線に駆け込む。
車内ではこの間日曜日に買った「東京都市計画物語」という本を読む。地下の本を熟読してからこの本を読むと、2冊には大きなギャップがあることにイヤでも気付かされる。言ってみれば本書は”公式に残されている東京の記録”を追っているので、たとえば明治期の市区改正はほとんど実行されなかった、と平気で書き飛ばしている。地下の本では街路といえば地下道のことを指していたが、本書では道路と同じ意味で使っていたりする。まず初めに地下があった、という論旨で東京の歴史を通観する地下の本には”なぜここはこうなっているのか”と具体的な理由を挙げながら説明があるので説得力がある。
もちろん東京で実行された都市計画を知るための教科書としてこの本はいい本だと思うのだが、東京の本当の核心である地下の話についてはほとんど言及がない。まあ公式な記録には残らない形で地下開発をしていた(といわれている)んだから仕方ないだろうが、読んでいると、巨大な意志が働いて東京の現在を姿が形成されているにも関わらず、どうして理想的な都市開発が継続して成されないのか、と著者の客観的とは云えない意見がたびたび顔を出す。公式な記録には本当のことは絶対に書かれないんだな、と思った。本当のことは目には見えない形で必ず存在する。

入札を済ませて外に出る。太陽が顔を出していた。アチいなぁ。なにかサッパリした昼飯はないか、と、饂飩屋を覗くと大行列。とんかつは食べる気しないし・・・、とウロウロしてから、結局駅前の回転すしに入った。ランチを500円で出していて安いと思った。
途中渋谷で釣具屋に寄るため地下道をくぐる。246の暗闇。ここはいつもゾクッとするような気配がある。メジャーとサングラスを買った。

店に戻るとこのあいだポチっとした21mmレンズがYカメラから届いていた。早速開梱してDSに装着する。うん、カッコイイ(^^)。ついでにLXに着けてみる。凹ドーム型のフードに薄型のデザイン。こっちの方が似合うなぁ・・・。DAレンズなので四隅が多少蹴られるのだが、これも味と思えば使えないこともない。ただし、その場合絞りF22固定となります・・・(^^;。

お茶を飲んでからはずっと仕事です。今日も息子のお友達が3人ほど来ていて、時折楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
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晴れた

朝から快晴。青空は久しぶりに見る。

外に出る用事はないか、と無駄にいろいろ考える。特に必要もないのに「銀行へ行ってくるよ」と近くまで出る。朝の商店街。開店準備の店先には打ち水してあるところがあって、そこから夏の匂いが立ち上がっていた。日傘の白が輝いてまぶしい。梅雨明けももう間近だ。

しぶとく飯の時間に「トリック」を見続けて、どうにか借りてきたDVDを全部見終えた(^^;。ビデオ屋さんの半額セールがあると生活を乱されます。なあんて人のせいにしちゃイケマセン。
娘はトリック全編に薄く漂うシリアスな部分を敏感に感じるのか、「こわいからトリック見たくないよー」と言う。押して見てしまえば誰よりもジーっと画面を見つめている。見ないわけには行かないらしい。矢部刑事のネタには大笑いしている。子供が見ても大丈夫と思ってはいるけど、それは大人から見た都合のいい判断なのかもしれない、か・・・。巨とか貧とかそーいう細かいギャグも散りばめられているしなぁ。ちーとは考えんといけんのぉ。
夏休みさえなければ解決なんだがな。

息子は11時前に部活へ出かけていった。娘も午後からわくわくで子供文化センターに出かけていった。今日は映画鑑賞会。女房はデータベースの入力作業。ワタシは午後一杯仕事。

夕食は茶そば。今日は1日暑かったからそばはありがたい。娘はそばが嫌いなので握り飯を食べている。どうせ食わず嫌いか食べにくいからキライとなっているだけだろう。いずれ食べられるようになるはず。・・・まさかそばアレルギーじゃないだろうね。
息子は部活の練習で忙しかったらしく、弁当を食べずに持ち帰ってきた。皆で弁当が痛んでいないか鼻を近づけてクンクンと匂いを確かめる(^^;。毒見もしてみたが問題ないようだった。息子が一人で食べ切った。

夕食後も仕事。ラジオでは九州・四国は梅雨明けと報道。関東は8月にずれ込むと予報。

日付が変わる頃、ウチの目の前に救急車が止まる。
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