甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2006年08月

往復

朝から快晴。

空には絹雲が棚引く。湿度の低いスカッとした空だ。空気は秋になっていた。
学校は二学期制となっており、夏休みは従来よりも短縮された。息子はもう何日も前から学校に行っている。今週末には体育祭があるという。娘も今日から学校へ出かけた。久しぶりに女房と二人でゆっくり朝飯を食べる。
親子の濃密な時間、というのが、ワタシにとってはウットーシー時がある。ただでさえ仕事場がウチなので、夏休みとなると始終顔を付き合わせることになるからだろう(^^;。息子にとってもそろそろ親から距離を取りたくなる時期ではなかろうか。ウチに居る時は大抵機嫌悪そうにしているのが証拠だ。
ただねぇ、残念なことにウチが狭いもんでね(^^;。そんなわけでワタシは意識して仕事場に篭って仕事に打ち込むことになる。

発送荷物を作っているうちに昼飯の時間。食べ終わってモタモタしていたら交換会に出品しに行かなければならない時間が近づいていた。出かけることにする。
いつもどおり中原街道から国道一号。麻布十番、溜池を通過して国会前。今日はこのあたりがかなり混んでいた。内堀通りを通って気象庁前を右に入り、駿河台下に至る。おおよそ45分で到着した。混んでいたのは一部だけだった。
カーゴに降ろして控え室に入れる。丁度落札品を引き取りにきていたMさんにお手伝いいただいたりして。ありがとうございます。月曜日の荷物を引き取って載せる。カーゴ半分強。帰路に着く。帰りはすいていた。途中、いつものようにセルフの給油をして中原街道をすいーっと走った。丸子橋前の坂を下りる。前方には夕焼け。左手には白い月が浮かんでいた。

店に戻るとオヤジがデジカメで撮った写真を近所のカメラ屋でプリントしてもらってきていた。見ると手ぶれがあるのかいまいちピントの甘い写真が多い。はっきり後ピンに撮れている花もあったりして(^^;。こういうのはパソコン画面で確認して省けばいいのにね。まだ使い方に慣れていないらしい(当然か)。やりがいがありそうですな。

ワタシもT3で撮ったフィルムを出していたことを思い出し、回収に行く。6月の野島崎、8月の日光、この間の岡本太郎が写っていた。ヤバ。デジカメに毒されているね・・・(^^;。カンゼンに。
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写真の整理

昨日はクーラー関係で部屋を片付けるのに必死だった(^^;。

思っているよりも部屋は散らかっているものだし、思っているよりも要らないものが増えていた。ワタシが担当した仕事関係のものは別として、生活面を担当した女房の方からは、大きいゴミ袋3個分の廃棄物が出た(^^;。何年もこの要らないものと一緒に生活していたことになる。
もちろん買うときにはすべて必要なものだった(と思う)。でも、その”必要”は最初の1回だけだったかもしれない。繰り返し使ったが、最後に捨てることを忘れてずるずると残っていたものかもしれない。こういう”過去”を振り払い、生活空間を幾分かでも取り戻すと爽快な気分にはなる。きっと一時的なものだとは思うが(^^;。

整理をしていて目に留まったのは写真の多さだった(^^;。お恥ずかしいことに、現像から帰って来たままの姿で袋に突っ込んであるネガとプリントがそこらじゅうから出てきた(^^;。持ち帰って一通り見て、袋に入れなおしてそれっきり、というパターンだ。家族で出かけたときの写真なら、女房や子どもたちに見せるため台所に置くからか、生活空間の場所から数年ぶりに”発掘”されたりする。そこには当時の姿が”化石化”して定着されていた。

女房は意外に印象が変わらないが、子どもたちの変化にはただただ驚かされる。
当時息子はちょっと小太りで「お父さんに似てきたね」と言われていた状態だった。ここ数年で急激な成長を遂げた。背が伸びて肉が落ち、肩幅が広がった。そして、あまり笑わなくなった。
娘は今よりもふっくらとした丸顔で濃い髪の毛を額に垂らしていたため、ちょっと暗い印象だったが、今は背が伸びて足が長くなった。髪をミツアミにまとめたので当時より表情が明るくなった気がする。
たった2、3年前の写真だが、ここには別人が写っている。

写真は捨てられない。捨てよう、捨てても平気だ、と思い込むように努めているが、いざとなると捨てられない。かといって普段から眺め暮らしているわけでもない。毎日今を生きるのに精一杯だ。もしかしたら取って置くだけで一生見ない写真もあるかもしれない。

数年に一度、思い出したかのように過去を振り返る時がある。そのとき写真があれば気持ちが落ち着く。見始めるとズルズルと際限なく見続ける。そんな時、今の自分にとってどんな作家の写真集もワタシの写真にはかなわない、と思う。

アンカーとしての写真。写真とは自分が歩いてきた道そのものだ、と思い、やっぱり捨てないことにする。
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クーラーが来た

今日はクーラーの取り付け日。

それでだろうか、朝から久しぶりの晴れ。気温はどんどん上がっていくようだ。朝飯を食べる前に仕事をしていると、取り付け工事の業者から電話があった。朝11時ごろに来るとのことだった。
今日に備えてクーラー周り、階段、屋上と、通路の確保のために動いた。まずイヤと言うほど積み上がっている本(^^;。店の片側に突っ込んだ。階段にも本が積み上がっているので、これも階段じゃない場所に移動。あとはクーラー周りと屋上。このあたりは生活のためのごちゃごちゃしたものが自然に積み上がってしまってワタシでは手を付けられない(^^;。女房にお任せした。
朝、仕上げの移動をいくつか終えて、どうにかクーラーをお迎えする準備が出来た。

息子は夏休みが終わって学校へ行っている。娘はまだ休み。こういうなにか特別な雰囲気の日は娘もちょっと楽しいらしくて、無意味にアッチコッチうろうろしている。ワタシが仕事場にいると、「あともう少しで11時だよ」と逐一報告に来たり(^^;。11時ごろって言ってたから11時キッカリとは限らないよ・・・。

女房が娘を連れて買物に出たとき、到着の様子。早速シャッターを開けてお迎え。通路の確保は万全だった。
古いクーラーの取り外し。室内機はホコリダルマ状態だった(^^;。室外機と結ぶホースも取り外され、壁には大穴が。取付金具を設置して新しいクーラーが据え付けれられ、室外機も取り替えられた。工事はおおよそ2時間くらい掛かっていた。標準工事費は無料だったが、ほかに室外機の屋上設置料金が差額分だけ別に掛かった。

途中昼飯は女房が買ってきたパンを工事の邪魔にならない作業場で食べた。本に囲まれているので、汚さないように娘に注意する。

設置終わりました、と工事の方に呼ばれて行くと、試運転でスイッチが入っていた。ブォーとかなり勢いのいい風が元気よく吹き込んでくる。やっぱり新品だとこんなに快適なんだなぁ・・・(^^;。省エネ設計にもなっているから、古い壊れかけのエアコンを無理して使うよりも地球にやさしい(はず)。6万円と少しでエアコンが新しくなるんだから安くなったものだと思う。

夕方になって息子が帰ってくると、早速エアコンの説明書を読みながらリモコン操作をあれこれやっていた様子(^^;。まあ男の子だから新し物好きはよろしい。

残念ながらもう夏は終わり。エアコンの活躍は冬の暖房時に持ち越されそうだ。
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往復の車中で読む本

夜も朝も涼しい。クーラー故障中ゆえ非常にありがたい(^^)。

今日も交換会へ行くことに決めていた。月曜日で大量の発送荷物を荷造りした後、なんとか時間に間に合ったので12時過ぎの電車に乗った。今日は中央市会特選市。2フロアに溢れるほど本が並んでいた。壮観な光景だった。

行き帰りの電車で今読んでいる本は「ブ」で買った「写真とことば」と云う本で、飯沢耕太郎氏の編著。氏によってセレクトされた写真家25人の文章と、それに対する飯沢氏の解説で構成されている。写真家の文章は、時に叙情的だったり、物凄く難解だったりするが、氏の時代背景まで含めた解説のおかげで作家の言わんとすることは一応理解できる。今日は半分読んだが、その中で印象的だったのは土門拳氏の文章だ。ちょうど対比出来るように木村伊兵衛氏の文章はその次に並べられている。

土門氏曰く、絶対非演出の絶対スナップを基本的方法とするリアリズム写真だけが社会的現実そのものに直結する可能性としてここにある、とし、サロン・ピクチュアたる”演出写真”は下らない道楽と切り捨てる(^^;。かなり尖がった主張だと思う。だが、この文章が書かれた1953年と現代とでは何もかもが違う。当時の空気がわからない以上、この主張が行き過ぎかどうかの判断は出来ない。飯沢氏は土門氏のリアリズム写真に至った経緯がわかる、と冷静に受け止めている。未だ至るところに戦後が残っていた時、写真家として立ち向かうべき問題は何か、と自分を先鋭化させていった土門氏の溢れる想いは充分に伝わってくる文章だ。

木村伊兵衛氏の文章はライカについて。写真とは絵画と異なるものであり、自然を切りとるワクを決め瞬間をつかまなくてはならない、とする氏の写真観が、ライカを持つことで実現できる、とする。大判カメラでは撮影に制限があるが、小型判のライカなら露光時間、絞りなどの制約が少なくなるため、その瞬間に対応しやすい。
流動的である”瞬間”にどう立ち会うか、が、氏の写真の根幹で、迎え撃つための最高の道具が氏にとってはライカだった。

突き詰める土門氏。流れに対応する木村氏。両者の写真観の違いは端的に作品に現れているが、こうして文章を対比させてもらうとより納得できる。
・・・それにしても、土門氏の文章の激烈なこと(^^;。他人はおろか自身にも絶対に妥協はしない・許さないという考えが良くわかる。こんなに自分を追い込めたらさぞや辛いだろうに・・・。
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新橋まで

今日も曇り空。涼しい。

息子は部活。娘は公園で遊びたい、と女房を連れて出かけていた。ワタシは一通り仕事を片付けてから昨夜半額セール中のビデオ屋さんで借りてきた「容疑者室井慎次」を見始める。一連の「踊る」ワールドだが、青島刑事が出てこないためか、全編を通じてストーリー的に明るくない。ちょこっとスリーアミーゴが出てくるだけだった(^^;。やはり踊るシリーズは青島刑事のキャラに負っていた部分が大きかったと改めて思う。ギャグからシリアスまで大きく動かすキャラを演じた織田裕二さんの存在感。ストーリーは権力闘争がからまっていてわかりづらい。どうして室井管理官が逮捕されるのか、も、あまりハッキリしない。あれがもし現実なら現場は混乱するだろうなぁ。
小説よりも激烈な事件が現実に起こるような現代では、いかに奇抜な話を考えてもあまり奇抜に感じられなくなる。ひょっとして、だが、小説や映画、TVドラマを意識した形で事件を起こそう、という動機が生まれているのではないか、と心配になる。・・・まさかね。

丁度見終わった頃に女房たちが帰ってくる。昼飯を食べているうちに息子も帰って来た。さあ、出かけるか。ひと働きしたあとだからか、娘も息子も出かけたくなさそうだった。実は汐留の岡本太郎を見に行く今日が最後のチャンスなのよ。イヤイヤの子どもたちを引っ張り出して東横線に乗った。息子はずっとCDを聴いている。娘は女房とずっと話をしていた。

新橋到着。地下道を通って汐留へ。結構人が居ると思ったら、日テレは24時間テレビを放送中だった(^^;。カオナシ風の絵が描いてある黄色いTシャツを着たスタッフが大勢。明日の神話広場も人で一杯だった。娘は「こわいー」と言って見ようとしない。太郎さんの絵は恐いらしいね。絵を見るのもそこそこに日テレ見学。さすがに人が一杯で移動も大変。土産物売り場にはグッズやらお菓子の売り場がある。ジブリものも結構あった。
おなか減ったという子どもたち。モスバーガーの復刻店があって創業当時のメニューで出してたので4つ買って食べた。
ステージではどこぞの漫才コンビが上がって人だかり。大型スクリーンには亀梨くんの大写し。人を集めるのがウマイよねぇ。

新橋駅。息子は疲れたので先に帰るという。娘と女房とワタシの3人で有楽町まで散歩しよう、ということになった。ガードに沿ってあるく。しばらくしてBカメラが見えてきた。

夕食は帰ってから、スーパーのパック寿司をこれでもか、というほど買って食べる。巻物中心ならそれほど高くないのね・・・。
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デジカメ講座

今日も曇り空。クーラーが故障しているので涼しいのは助かる(^^)。

この間の旅行ではデジカメでも写真を撮ってきた、とオヤジ。そもそもデジカメはパソコンの周辺機器として存在しているので、パソコンがあってこそその実力を発揮できるのですよ。
というわけで、パソコンに画像を取り込む作業を説明する。朝店に降りるとオヤジがパソコンとデジカメ一式を持参していた。

母親も来たので説明開始。まずは付属のCDから取り込み用のソフトをインスト。しばらくの後、USBで取り込んだ。ところが、それからあとの閲覧作業が難航する。説明書を見ないと操作がわからないようなタコソフトだった(^^;。ナンダこりゃ。こんな普段から使うなんでもないソフトを説明書読まなきゃ使えないように作っちゃダメだよ。あえてメーカー名は伏せる。

で、ワタシが普段使っているキヤノンのソフトをインストールする。こちらはもちろん日常的に使っているので直感的な操作が出来る。もっとも、このソフトも説明書を読んだことはないので念のため。いいソフトとは説明書が要らないソフトのことを云うのです。高性能は要らない。軽くて使いやすいのが一番。

最初のソフトで取り込んだら、日付などは無視でずらっと全部が同じフォルダに押し込められていた。キヤノンはその点しっかりしており、ちゃんと日付ごとに別フォルダを設けて後からの整理をつけやすい形で取り込まれた。ド素人のオヤジたちが見ても圧倒的にキヤノンがいいと言った。サムネイル画像をダブルクリックすると画像が画面いっぱいに表示される直感的操作も気に入ったようだ。先のソフトにはそれさえない(^^;。やっぱりキヤノンはこういうのも作り慣れてるなぁ、と云う印象。

オヤジたちにはパソコンの教則本のようなものを渡したはずだが、もうそういう知識は飛んでしまっているらしい(^^;。無理もないことだが、このデジカメを通じてパソコンへの興味が途切れなければなぁ、と思う。実際にパソコンに何か仕事をやらせていないとパソコンそのものに触らなくなる。
まあ、それで生活に支障が出てないんだから、それでももちろんいいんだけどね・・・(^^;(なら買うなよ)。

デジカメで撮った絵はパソコンに取り込んでパソコンで保存する。これが基本。パソコンは壊れたり買い換えたりするから、画像バックアップのために外付けHDを別に買って、と話をすると、「またカネがかかるのか」とオヤジ(^^;。カネの事となると異様に厳しいね・・・。
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