甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2006年10月

月末

10月も終わる。

実は昨年の10月は売り上げが良くなかった。ワタシが組合の仕事にかなりの時間を割いていたからだが、今年はそういうことも無かったので一昨年と同じレベルの売り上げにまで回復した。ただ、売り上げの内訳はこの2年で大きく変化していた。
端的に言えば店売りが激減し、ネットや通信での売り上げが全体の○割を占めている。本はネットで買うものになった、と考えるのが正解だろう。そう考えて仕事をシフトして行かなければならない時代になった。もちろん、方法として店売りがまだ十分やっていける場所もあるだろうし、即売展も各地で開催中だ。直売りの方法を否定するつもりは全く無い。ネットと通信への全面移行はあくまでもウチの場合です。

今月の中旬に良書市会があり、仕入れた量がまたものすごくて(^^;店の通路が塞がってしまった。オヤジの買った本が半分以上だったことも災いして本の減り方が今回はかなりゆっくりになってしまっている。山岳書の一口だったのだが、オヤジがまだオヤジ流の売り方を守ろうとしてしまうためだ。
店に並べておいても何も起こらない。でも、置く場所をネット上に変えてみればまだ可能性はある。・・・これが今から5、6年前のワタシの認識かしら。
今は同じネットでもいろいろあって、出す場所によっては店に置いておくこととたいして違いがない状況に変化している。毎日更新しているホームページは直接の売り上げにはほとんど結びつかなかった。そしてさらにぶっちゃけて言えば「日本の古本屋」だけでは売り上げがぜんぜん足りないのだった。

もうHPの更新はワタシのライフワークになっているから負担感はほとんど無いけど、古本屋さんでブログをやっていらっしゃる方も”仕事”と思ったら続けられないのではないかしら・・・(^^;。なあんて大きなお世話ですネ・・・。

朝飯を食べながらのだめを見る。話は一気に千秋の指揮のことばっかりになっていて、第一回でたくさん出てきたサブキャラのみなさんが全然出てこない(^^;。ピアノ科の教授(西村雅彦さん)はどうしたー?朗らかな毛の多いキャラで新境地!と思って見ているんですけど・・・。

午後、部活から帰ってきた息子と一緒にお友達。あれよあれよのうちに息子を入れて8人(!)がなにやらゲームをして遊んでいる模様。女房がニガ笑いしながら「すごいね・・・」と言いつつオヤツを持っていってた。

外で遊んで来いよー・・・。って遊ぶ場所もないのか。
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1日店

朝から快晴。

すでに平日は2週間もカンヅメ状態(^^;。そろそろ交換会に行きたいなぁ、と思う気持ちを引き戻される店の状態。思うに本屋にとって本は買うところで気持ちが終わっているものらしい。買ったという結果に満足してしまい、あとはなんとでもなるでしょ、のような・・・(^^;。決していい事ではないんスが。

9時前になんと停電あり。ほんの5分程度で復旧したものの、停電の間は結構不安になる。まず固定電話が使えなくなり、TVもラジオも聞けないし、ネットにもつながらない。朝だったからいいが、夜なら真っ暗で何も見えないだろう。そうか、やっぱり災害時には懐中電灯と電池のラジオは必須だな、と実感する。電気がないと何もできない。オール電化住宅なんてとんでもないんじゃないの?
電気が復旧後、機器のいくつかに不具合がでたりして、そのバグつぶし。これってウチのような店でも多少の後遺症が出るくらいなんだから、たとえば高度な医療機器がある病院とかだと5分でも大騒ぎになっているんじゃなかろうか。

仕事の合間にネット巡回していたところ、IEの新バージョンがリリースされていたので早速インストしてしまった。ほんの15分くらいで全作業が終わり、あっという間にネット画面が変わっていた。ボタン類が一様に小さくなり、使うものしか無くなった。Googleの検索窓が右上に常に表示されている。MSNサーチ窓じゃないところが微妙な力関係か(^^;。
で、今回更新されたバージョンの目玉はタブ表示と言えるだろう。これは使ってみれば一目瞭然の便利さなので是非インストしてみてください。最初は戸惑うと思うけどすぐに慣れます。
どうせVistaになればこのバージョンが標準で付いてくると思うので早めに慣れた方がいいと思った。で、セキュリティ面も強化されていると説明書きにはあるが、そのあたりを実感できるような状況にはまだ出くわしていない。

で、今日は月曜日なので、要荷造り荷物が山のように積みあがった。いつもお買い上げありがとうございます。次々と調子に乗って作っていたら、集計した母親が40個くらいあるわよ、と。特に大箱2個口分の大荷物を発送できたので、幾分作業場に余裕ができた。助かります。

そういえば今朝の停電。原因はなんだったんだろう。
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目黒、エビスで渋谷

明け方まで雨。朝起きたら曇り空。

今日は中学校で文化祭。息子は昨日今日と学校がある。弁当を持って出かけて行った。で、女房もPTAのお手伝い。8時半ごろワタシと娘の朝飯を作ってから出かけて行った。
娘と二人で朝飯を食べる。娘が見たいと撮ってあった番組を見てからしばらく仕事。

女房、11時半過ぎに昼飯を買って帰ってくる。なんと空は晴れていた。よし、食べてから出かけるか
目黒線で目黒駅。地上へ出てから線路沿いの道を恵比寿方面に向かって歩き出す。この道は一度写真美術館へ行った時に使った事がある。途中右に折れて湘南新宿ラインを渡る踏み切り。都内では数少なくなった。危ないからね。
住宅街を歩いてすぐに恵比寿ガーデンプレイス。「おおまるこせんきょう」と書かれた橋の上。漢字にすると「大丸跨線橋」。娘はどこで切っていいかわからず「おおまるこ?せんきょう?って何?」と(^^;。しんまるこじゃないんだから・・・。
山手線と湘南新宿ラインがこの橋の直下で立体交差して走路を入れ替えていた。すぐ右には赤くてデカい半球が目印の自動車教習所有。なかなか写真な風景。

娘にデジカメを渡すと急に写欲全開になったようで、あちこち風景を撮りだした。ガーデンプレイスでも同様。ただの散歩もカメラ1台あれば風景が変わって見えてくるものだ。
一回りしてからビヤステーション恵比寿で一休み。せっかく恵比寿に来たんだから昼ビールですよ(^^)。ワタシはエーデルピルスの大ジョッキ、女房は黒エビスの中ジョッキ。娘はもちろんノンアルコールなレモンスカッシュ。
おつまみにフィッシュ&チップスとガーリックの効いた鶏肉とジャガイモとオリーブをオリーブオイルで炒めたもの。うまかった。

ゆっくりしていたらもう夕日の時間。恵比寿駅から渋谷まで続けて散歩。いつも東横線から見える山手線を跨ぐ歩道橋。基本的に歩道橋は大好きで、あれば必ず行ってみる。ちょっとアングルを変えるだけで街は変わって見えてくる。夕日に照らされた公団住宅の威容。

渋谷のBカメラに出しておいたフィルムを受け取った。二週間交換会へ行っていなかったので遅くなってしまった。フィルムには3週間前の渋谷と、約1年前の七五三で撮った娘の晴れ姿が写っていた。なんだか着慣れていない様子までありありと写っていておかしい。写真はそういうところも冷静に定着してしまう。

渋谷から東横線で帰ってきた。夕食はたこ焼き。ビールと日本酒を飲み過ぎる(^^;。
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学習発表会

快晴の空。

息子は弁当を持って学校へ。娘も今日は学習発表会があるので学校へ行った。後で見学に行くこととなっている。
朝飯を食べながら「セーラー服と機関銃」を見る。身支度をして女房と一緒に小学校へ出かけた。

受付を済ませて校舎へ。ワタシが6年生の時に建ち上がった当時の新校舎。あれから25年経つのでぜんぜん新校舎ではないけど、たぶん当時のままなのだろう。小学生のころの自分を少しは思い出すかと思っていたけど、不思議に思い出せない。むしろ、息子や娘の発表会でのことを思い出したりしてしまう。自分の思い出の上にその後の経験が上書きされてきているのだろうか。そうやって自分が子供だったころの経験は徐々に甘く曖昧なものになっていく。それが大人になるということだとしたら、とても哀しいことだねぇ・・・(^^;。

さて、学習発表会。ほとんど何も予備知識を持たずに行ったからかもしれないが、校舎の中はただただ混乱しているように見えた。親たちが来て妙に興奮している生徒たち。その中で右往左往している先生。何をやっているのか一向にわからずボーっと突っ立っているしかない親たち(^^;。
教室前の広い場所でバンブーダンス(三拍子のリズム 二本の竹を叩いて開いて テンポ良く飛ぶ)をしていたが、ずっと見ていたけど現場は混乱してほとんど出来ていなかった(^^;。
いや、そもそもこういう”遊び”を授業の一環としてやる、というのはどうなんだろう・・・。学校が背負いすぎじゃないだろうか。
混乱の雰囲気そのままに時間が来たとかでバンブーダンスは終了。次の予定が体育館であるというので整列して(ないな・・・(^^;)移動していった。我々もそれに合わせて体育館へ移動する。

ひな壇が設置され、2年生がずらりと並んでいた。音読してきた童話をかわるがわる読んでいくという企画。全員にせりふをまわしていくので、声のトーンに違いがあり、聞いている方はストーリーをほとんど追えず(^^;。せりふの無い時間が長いと落ち着きの無い子も出てきたりして。とりあえず人前なんだからちゃんとしようゼ。結局何がなんだかわからないうちに音読は終わり、先生のピアノで合唱が始まる。こちらは皆しゃんと背筋を伸ばして歌っていて好印象。最後はなんとか締めてくれた(^^;ふぃー。

あとは店に戻って仕事開始。売れた本を発送できないもどかしさ。ご送金は皆さんお早めにお願いしまーす。いつもありがとうございます。

桑田さんのラジオも終わったころ、やっと今日の仕事が終わる。それから日記書き開始だ。
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ああー、今週も・・・。

曇り空。

結局仕事は区切りがつかず、今週も明古へ行けなくなってしまった。店の状態が傍目にはほとんど変わっておらず、これだけ本がありながら仕入れに行く、という行動を自分の中でどうしても正当化できなかった・・・(^^;。あーもうっ、いいわけがましー。

幸いにして本は少しずつだが着実に減っている。このペースさえ守っていればいずれ再び仕入れに行くことが出来るでしょう、たぶん・・・(^^;。

朝飯を食べながらコトー先生を見る。見終わってから早速仕事開始。お客様からのご送金も順調で、順次荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。店におろして母親に発送手続きを頼む。30件を軽く超えた。仕入れた本はほとんど全部売れてしまうので残らない。

午後から出品作業を始める。オヤジから店晒しになっていた本をドサッと追加され、作業は一時混乱する(^^;。まあオヤジのフォローもワタシの仕事だから。
仕事の合間に店に下りるとオヤジが延々と電話をしていた。どうやらこの間の良書市会のことで組合に問い合わせをしているようだった。もちろんおカネの話だ(^^;。ドカンと大きい買い物をするわりに、線引きなどの事故品で申請した値引きの金額が明細に反映されていないことを執拗に確かめていた(^^;。ここでワタシが、ダイタイでいいじゃんそれくらい、などと言おうものならカミナリである。何事も自分で納得できないといつまでもそのことを言い続ける。めんどーくさいセーカクだ。

昔からワタシが何かをやろうと思うとき、この頑固オヤジを説得できるかどうかがワタシの中でひとつの目安になった。見方を変えれば親の顔色ばかり伺う子供だった、と言えるかもしれないが、オヤジは自分が納得できる理由や結果があれば文句を言わなかった。絶対に言葉では誉めないから、文句を言わないということは認めてくれているということだ。

仕事にパソコンを使うことも最初は認めなかった。パソコンもソフトもワタシが身銭を切って導入した。それで目録を作って実際に店の本を動かす実績を上げたのを確認してからは、買い替えの時に店からカネを出してくれるようになった。ネットも最初はカネを出してくれなかったなぁ・・・。とにかく無駄にカネを使うことを絶対許さない厳しいオヤジだ。
でも、そのおかげで何かを買うとき、いつも費用対効果をじっくり考える癖がついた。オヤジはただのケチじゃない。おカネの有難味、おカネの怖さを知っているんだと思う。

万事、ダイタイでいいじゃん、とワタシは思う方なので、オヤジのキッチリとした性格がうっとおしいと思うことも多かった。でも、ワタシのこのイー加減な性格を要所要所でキチッと正してくれるオヤジの存在は今でもかなり大きいと思っている。
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だいたい1日店

晴れ。

各地から紅葉の便りもチラホラ。普段愛書会展の目録印刷でお世話になっている印刷所からりんごの便りあり。ご馳走様です(^^)。

朝飯を食べながら「14才の母」を見る。重い話だ。周りが寄ってたかって産むな産むなの大合唱。なかなかありえない設定だから想像もつかないけど、実際ならどうだろうか。ウチの娘が中学生で、・・・とか。フィクションという但し書きがあるからこうして平気で見ていられる気もする。ウチの子だけは、みたいにタカをくくっているとドカンとやられちまいそーな。

そんなドラマを見て、新聞を読むと必修科目飛ばしのニュースが。最近は何かと学校が話題になりますな。ラジオを聴くと公立の高校に多いらしい。実は週休二日制になって進学校といわれている学校ほど毎日がかなり熾烈な状況にある、と教育評論家の先生。補習という名の0時間目が1時間目の前にあり(!)、6時間目が終わってから7時間目、8時間目と続いていくという。
そんなに大変なのか・・・。
現場の先生からのメールをキャスターが読む。私立には必修などの縛りがないのでその分だけ受験に即した授業を展開できる。対して公立は必修という縛りがある上に週休二日制。それでも進学率を下げるわけには行かない事情がある、と。つまり、私立と公立では前提が違うのに同じ進学率を求められているということらしい。
うーん、そんなものかなぁ・・・。

ワタシが受験生のころ、ここまで緊迫した雰囲気はなかった(と思う)。いや、そう思っていたワタシが大甘だったんだと言われれば別に否定はしないけど。実際普通の大学に入って今は親の元で古本屋だ。でもそんな進路を悲観したことはないし、毎日これでもか、というくらい仕事はある。いつも本に囲まれて、好きな本をぱらぱら眺めながら平日は朝起きてから寝るまでミッチリ仕事だ。おかげさまでほとんど家族のそばに居られるから毎日を安心して過ごしている。両親と一緒に同じ仕事ができるなんて、現代では稀有な職業じゃないかなぁ。
あまりにも世間が「イイ大学へ行ってイイ会社入ってイイお給料をもらうのがイイ人生」とステレオタイプなので、あえて書いてみました。
あの時ワタシよりもずっと偏差値の高い大学へ行った同級生たちは今何しているだろう・・・。そんなことをたまに考えなくもないが、まあ、考えても仕方ないことだ。

正直ワタシは受験勉強がキライだった。親の手前、勉強するにはしたけど、どこか冷めていた。でも、キライでよかったな、と今は思っている。負け惜しみ、と思われるならどうぞ(^^;。ワタシは負けたと思ってないから(^^)。

夕方、近くまで仕入れに出た。本屋は毎日楽しいゾー(^^)。
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