甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2007年01月

1日店

快晴。

まるで寒くない。ラジオでは桜が咲く頃の陽気だ、と繰り返している。冬はどこへ行ってしまったのだろうか。不都合な真実が現実となってきた。札幌雪祭りは季節はずれの大雨で雪像造りが難航しているようだし、榛名湖は結氷せずワカサギの穴釣りが出来ないという。・・・とりあえず布団を干した。

朝飯を食べながら録画しておいた「華麗なる一族」を見る。科白が浮世離れしたものが多い。それと、過去の大河ドラマに出演したことのある役者さんを多く配しているので、雰囲気もそんな感じに見える。重厚なストーリーで遊びがほとんどない。もう少し息を抜けるようなシーンが欲しい、が無理か・・・。あっという間に見終わる。

荷造り・発送作業をしているうちに昼飯の時間。食べながら寅さんのDVDを半分だけ見る。今回は冒頭に葬式のシーンがあるなどいつもよりシリアスな雰囲気だ。

午後は本の整理とオークション出品作業。オヤジは愛書会の目録を書き始めたので、店に積みあがっている本の整理に全く手を付けていない。その癖ワタシがやるよ、というと待ったをかけやがる(^^;。今店に積みあがっている本のおよそ7割はオヤジがらみの本でワタシにはアンタッチャブルである。どーするつもりなんだろう。このペースを続けるんなら金曜の市場へ行かせないゾ。今ある本を売ってから行きなさい(^^;。

夕食後はオークション落札品のメール書き。終わらせてからも今日は月末なのでいろいろと仕事が積み上がっている(^^;。ああ、今年も1/12が終わってしまった。
903歩 0.63km 9分 48.9kcal 1.1g
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今日も1日店

快晴。

息子が中学に入ってから急速にウチで勉強をしなくなった。それまでは通信添削のある講座で遅れながらも課題を提出しているようだったが、中学で部活に入り、土日もずっと友達と遊ぶようになって以来、テスト期間中以外で自宅学習をしている様子はまったくなくなった。テスト期間中でさえ友達とゲームをしている始末である。
まあ、息子に言い分があるとすれば「毎日授業が遅くまであるし、部活もあるから疲れて帰ってウチで勉強なんてできないよ」てなことになるだろうか。でもそれは表向きのことに過ぎない。夕食が済んでから寝るまでの時間は3時間程度あるが、隠れてやることも含めてPSPに夢中なのだ(^^;。
息子がおカネを貯めて自分で買ったゲーム機だからあまりうるさいことを言いたくないのだが、寝ても覚めてもゲームでは中毒に罹っていると判断せざるを得ない。まだ自分ではちゃんとした判断を下せない年齢である。高校・大学と進学していく近い将来のことまでほとんど考えていないに違いない。いや、このままで大丈夫なのかなぁ、と思いながら「まあいいや」と投げ出してしまっていることもありうる。ワタシがそうだったからな・・・(^^;。
自分で勉強のペースを保てない以上、親としては塾に行かせることで勉強する習慣を身につけさせ、自然にゲームの時間を制限していく方法を取らざるを得ないだろう。・・・なんて考え方自体がそもそも過保護なのかもねぇ・・・。人に言われてやる勉強が身に付くとも思えない。

ワタシは中学生の時、ずっと塾に行っていた。学校では文化部に入っていたからそれほど負担には思わなかったが、バスケ部に入っている息子にはどうなんだろう。塾のHPで授業時間を確認すると19時から21時とある(^^;。生活も変りそうだな・・・。

昼飯はひさしぶりに近所のパン屋さんのパン。メロンパンのように見えるのはブリオッシュのなんとか、というものらしい。実は統計を取ったらメロンパンがパンのなかで一番売れていた、と先日聴いたビジネスラジオでやっていた。その方は移動式焼きたてメロンパンの店を開業にこぎつけ、今はそのメロンパンのフランチャイズビジネスを展開中。メロンパンだけでパン屋のフランチャイズが成り立つというのもすごい。ちなみにワタシの中で一番好きなのはメロンパンだ(^^;。

荷造りと発送作業。オークション出品作業をしているうちに1日が終わってしまった。
522歩 0.36km 5分 28.2kcal 0.1g
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1日店

昨日がビデオ屋の半額セール最終日だったので、つい5本も借りてきた(^^;。

そのなかの2本を昨夜のうちに見たのだが、「トータル・リコール」と「フィフス・エレメント」だった。どちらも前に見たことがある映画だ。どんな内容だったかな、ということと、ポール・バーホーベン監督(トータル・リコール)作品だということを思い出したせいもある。
正直な感想を言えば、こんなチープな内容だったかな、となる(^^;。前に見たときは凝ったストーリーだな、と思ったものだが、今回はそんな感想も浮かばない。ひたすらアクションシーンが印象としてゾロゾロと繋がっていく。まだ元気なころのシュワルツェネッガーと若かった頃のシャロン・ストーン。冒頭にある”記憶”を挟んだ攻防に多少の興味がわいた程度。もし主人公があのときああしていたらこうなったんじゃないかな、というような世界観の広がりも感じられず、火星を舞台にしていながらスケール観を感じられなかった。
「フィフス・エレメント」はジョボビッチが若い(!)。ダイ・ハードおじさんはどんな映画にでても印象が一緒だし、たしかに似たような役ばかりやらされているね(^^;。監督はベッソンだけど、レオンのような映画はもう作れないんだろうなぁ。

朝飯を食べながら「富豪刑事デラックス」のDVDを見始める。前回の設定からだいぶ変更されていて、大倉山のお屋敷ではなく、ハウステンボスになっていた(^^;。焼畑署も近代的な四角いビルとなり、興味を削がれる。そういう基本的なところを変えるのはどうかと思う。
前回は原作者の筒井康隆氏が思わせぶりな役ながら最後までゲスト出演し、シリーズ的な展開に期待を持たせていたが、今回は出ていない(残念)。主題歌も知らない曲だし、前回シリーズのエンディングがバックのスチル写真ともかなり完成度高かったこともあり、ちょっとねぇ・・・(^^;。第一回は江守徹氏が出演した2週分の長編だったのだけど、オチが見ていればわかってしまうトリックで、これもちょいと期待はずれ。ただ夏八木勲さんの邪悪な高笑いと、それにツッコミを入れる深田恭子さんのボケっぷりは健在で、それは笑わせてもらっている。

とまあ、仕事の合間にTVばっかり見ているわけで・・・(^^;。
511歩 0.35km 5分 26.1kcal 0.0g
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神楽坂~護国寺~池袋

晴れ。

ここの所ずっとだが、息子はお友達の家に遊びに行った。娘は女房と一緒に渋谷の児童会館へ行くという。さて、今日はどこへ散歩に出かけようか。

12時前に東横線。渋谷から半蔵門線で永田町。有楽町線に乗り換えて江戸川橋駅で降りた。ここから雑司が谷の方向へ歩いて行こうかな、と思っていた。ところが北西の方向へ歩いて行くつもりが南東に向かっていた(^^;。地下鉄を使うとよくこういう事がある。地上に出たとき方向がわからないのだ・・・。

歩いている方向がちぐはぐだから雑司が谷に行くわけもなく、いつの間にか神楽坂を歩いていた(^^;。まあちょうどドラマのロケ地を見てもいいか、と毘沙門天前。なんだか沢山の人が歩いている。日曜日はお休みのお店が多いはずなんだけど、やはりドラマ効果か。裏通りの風呂屋さんの場所や、路地裏にも人が多い。「あ。ここだよ」とか話しながら歩いている女性グループが一杯。ニノ効果ってやつか。通りには森山良子さんの歌がうすーく流れていた。

昼飯を食べてから元来た道を戻る戻る。東西線神楽坂駅の前には新潮社があった。再び江戸川橋駅まで来た時にはもう空は曇っていた。橋を渡って音羽通りを護国寺方向へ真直ぐ歩く。右手に鳩山会館の標識。聞いた事があるな。入ってみましょうか。

大正13年に建てられた洋館は、建築家岡田信一郎氏の設計とか。皇居のそばにある明治生命館を設計したことで有名。急な坂道を登ると車寄せと玄関。階段を上がると中に控えていた受付のお嬢さんがドアを開けてくれた。入館料を支払って中に入ると、なんとまあ豪華な内装(!)。応接間が二つあり、隣にはサンルームがある。そこから庭に出れば季節が合えば薔薇の花の咲く花壇。すごいねぇ。
平成7年に大規模な改修工事を行ってから公開されたとのこと。一角にはその工事の様子を記録した写真が架けられており、若干建て増しされていた部分は竣工時の姿に復元したとある。
応接間のソファは座ってもいいということで、見学の方が休んでいらした。すいてはいたがガラガラではない所がなかなか。

坂を降りて音羽通りを歩く。左手に高層ビル。講談社だった。列柱の立ち並ぶ本館もきれいにされていた。付きあたりが護国寺で道は不忍通り。来たのは初めてだった。広い境内に入っていくと門が二つあってその向こう側に大きな本堂があった。重要文化財の立て札だらけ。目の前の大通りといい、名刹であることは間違いない。傍らに座っていた大仏様が少し笑っているように見えた。
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護国寺の門を出て不忍通りを左手に。

例の地下本で名所になっている坂下通りがすぐだった。通りの入り口に妙な立て札が設置されている。「坂下通り3トン以上の貨物は通行不可」こういう表示をワタシは今まで見た事がないが、どういう意味だろうか。
まっすぐ通りを歩いていくと、右手に赤レンガの建物が見えてきた。その先には交番がある。もしやここか、と左手の坂を登っていくと「開運坂」という看板があった。文京区教育委員会が紹介文を書いているが「坂名の由来については、よくわからないが、運を開く吉兆を意味するめでたい名をつけたものであろう」とあった。これでは解説になっていない(^^;。由来は不明ということのようだ。この手の地名解説の看板は散歩の途中によく目にするが、解説になっていない看板はやはり初めてだった。
地下本の著者は、先ほど通過した赤レンガの建物と開運坂の関係に注目し、ある結論を導き出している。

そのまま坂下通りを真直ぐ進んでいくと、都電荒川線の踏み切りがあった。ちょうど遮断機が降りたので通過して行く電車を見ることが出来た。1車両の編成なんだねぇ。これならバスでも充分代替できるはずだけど、廃止していないところがミソ。線路は何かしら意味がある場所に引かれているものです。

そのすぐ向こう側は左手に造幣局。右手に小学校とグラウンド。そしてそのグラウンドの下には巨大な雨水調整池があるという表示。
右手に巨大な豊島郵便局。左手にはとうとうサンシャインシティだ。いやあよく歩いたなぁ(^^;。サンシャインシティにはものすごく人がいた。坂下通り商店街のうらぶれた様子とは比べものにならない。池袋はそもそもあまりなじみのない街なので正直どうしようかしら、というかんじ。東池袋中央公園にある「永久平和を願って」と書かれた碑を見る。なぜここにこんな碑があるのか、といえば、この場所はかつて巣鴨プリズンがあった場所だからだ。池袋駅へ向かうことにした。

サンシャイン60通りは渋谷以上に人が居た(^^;。かつてサンシャインシティを造るとき、こんな場所に商業施設を作っても足がないからダメなんじゃないか、という懸念があったようだが、要らぬ心配だったようだ。
人をかきわけるようにして歩き、やっと池袋駅に着いた。山手線で渋谷。BカメラにトライXを出して帰ってきた。さすがにちょっと疲れたな・・・(^^;。
20219歩 14.15km 187分 1113.5kcal 30.1g
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1日店

快晴。

特に予定もなく、ラジオを聴きながら1日仕事するだろう、今日は。

今日部活がないということで、息子は昨夜からお友達の家へ泊まりに行っている。娘も久しぶりにおばあちゃんのウチに泊まりに行く、と行っていた。子供が二人とも留守。珍しいこともあるものだ。だんだんそういう歳になってきたということかな。

娘はそのまま学校のイベントに出かけた。息子が帰ってきたのは昼過ぎ。昼飯は一緒に食べた。午後は息子のお友達が大挙として来襲(^^;。ずっとゲームに興じていたようだ。娘は女房と一緒に週一のプールに出かけて行った。お茶の時間、なぜか今頃鏡開きのお汁粉を頂く。

お茶を頂きながら母親と喋る。娘は昨夜泊まったが、住宅地なので物音がせず、「しずかすぎてねむれない」らしかった。確かにウチは駅前で飲み屋街だから深夜でもかまわず酔っ払いが騒いでいることも多い。でも、それが普通となると、うるさくないことが「しずかすぎる」ことになるようだ。
それなら、と母親が何かお話を聞かせているうちに、隣でオヤジがイビキをかいて寝始めた。その音に安心して寝付いたらしい(^^;。まあうるさくても寝られる方が便利かもね・・・。

夕食時、「のだめ」のアニメを見た後、借りてきた寅さんのDVDを見る。そういえば今期のドラマだが、「拝啓、父上様」が落ち着いたストーリー展開で楽しませてもらっている。神楽坂が舞台というのが何より良いし、自腹ではとても行けないであろう料亭の雰囲気も味わせてもらっている。高島礼子さんがカッコよくていいなぁ・・・。
690歩 0.48km 6分 36.8kcal 0.0g
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二往復

晴れている。

発送作業を一通り終えたら明古へ向かった。今日は特選市会だ。頂いたメールにも目を通す。ふむ、今日はアレが出るのか・・・。

車中は世界の写真家を紹介した本のつづき。うーむ、やはり写真家を紹介しながらその作品が1枚も掲載されてない、という体裁は苦しいのかもしらん。読んではいるものの知らない作家だと特に言葉が上滑りしていっちまう(^^;。たとえばアッジェとかラルティーグと言われれば作品を見たことがあるから言葉も心に引っかかってくれるのだけど・・・。

古書会館到着。さすが特選市会だけに欲しい本がかなり出ている。入札していくものの、やっぱり高いんだろうなぁ・・・。今日の”これは”という本にキアイの札。売値と考える札を真ん中に書いて上と下。身も蓋もない。落札したら必ず損をする札だった。これで落ちてこなかったらどーしよー・・・。

錦華通りの讃岐うどんを食べてから散歩。最近歩いてなかったからとにかく歩きたかった。神田駅目指してそぞろ歩く。駅前のゴミゴミした感じを撮りながら東京駅方面へ歩き出す。ガード上には新幹線が走る。
本石町の日銀を左手に見ながらガードをくぐって丸の内。オアゾの前を通過すると東京駅前の広場に出た。数年前と情景は一変。ぐるりと高層ビルが広場を取り囲んでいる。丸ビルに続き新丸ビルも建て替えられていた。八重洲側も高層化されているので、まるで谷底を歩いている気分になる。新丸ビルの建て替えにあわせて丸の内地下駐車場も改装工事中。ここはいつ来ても何かしら工事をしているな。
今度3階部分が復元される東京駅の建物の外観を写そうと丸ビルのテラスに上がったが閉鎖中だった。何か見せたくないものが見えるのだろうか。

東京駅地下一階は広大な空間がどこまでも広がっている。地下本の著者はここが戦前にあった秘密地下鉄が走っていた場所だ、と新刊に書いていた。丸の内地下駐車場は一般の利用できない地下鉄の停車場だった場所を改装して再利用したものだ、とまで書いている。広いなぁ、確かに。ここにかつて電車が走っていたかどうかは知らないが、車が走っても危なくない広さだね、これは。

丸の内線に乗り赤坂見附で銀座線に乗り換えた。店に戻ってお茶を頂いてクルマに乗って古書会館へ向かう。道中は幸いガラガラだった。
落札結果は果たしてほとんど落札できず(^^;。ただ1点、売値以上の札を書いた写真集が落札できていたが、これどーやって売ったらいいんだろ(?)。
11333歩 10.19km 103分 641.2kcal 16.6g
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ギャラリー
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