甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2007年08月

1日店

気がつけばお盆だった。

今日から女房は子供たちを連れて里帰り。いってらっしゃい。気を付けて。
普段の月曜日とあまり変わらない忙しさで仕事に当たる。いつもお買い上げありがとうございます。

連日暑い日が続き、仕事も少し滞りがち。こうなったら無理しない。今日から交換会もないので、先週買っておいた荷物を中心に出品作業に当たる。品物はある。出来る範囲を少しつづでも固めてどうにか維持することを心がける。

昼飯を食べながら高校野球を見る。もう2回戦が始まっていた。はやいなぁ。決勝まで日程が進むと、なんとなく夏も終わり、という気分になるから不思議。それはひょっとして学生気分が残っているんだろうか(^^;。

夕食は母親が作ってくれた牛丼。いわゆる牛丼屋の牛丼と違い、極力脂身を落とした仕様で、しかも牛肉以上に玉ねぎが入っている。なかなかのもんです。もちろんなんでもおいしいんだけどね。

夕食後はオークション落札品のメール書き。終えてから急いでTV。明日も見るつもり。結局ウォーキングはさぼりが続いてしまっている(^^;。
1466歩 0.94km 14分 77.1kcal 0.7g
270813.jpg

ル・コルビュジェ展

朝から快晴。女房たちは今日出かけたくない、とのことなので、昼前にワタシ一人で出かけることにした。場所は六本木ヒルズ53階。ル・コルビュジェ展が開催中だった。
実に日比谷線1本で新丸子から乗り換えなしの直通。便利だ。ヒルズ内は高いので、いったん外で昼飯を食べてから展望台へのエレベーターに乗った。

52階で降りてすぐに東京シティービューへ。床までガラス張りの展望台は初めて。結構な迫力。今日はよく晴れて遠く房総半島まで見渡せた。双眼鏡で羽田へ向かって次々と着陸する飛行機を眺めたり。特別展示されていた水族館のディスプレイ方法に驚いた。入場料は300円なのでここはおススメです。

で、いよいよ53階のコルビュジェ展。建築家というイメージがあったので、最初に絵画が飾られているのをちょっと意外に思う。初期に描かれた、身の回りにあるバイオリン、ボトル、コップ、パイプなどを構成した幾何学的な絵画はどこか神経質な印象。

彼の思想はモデュロールと呼ばれる黄金比を用いた建築の基準寸法がよく知られている。黄金比についてはかの「ダ・ヴィンチ・コード」でも出てくるくらい有名な話で、作中ラングトン博士は「古代人はこの値が万物の創造主によって定められたに違いないと考えた」と述べている。自然界を支配しているこの1.618という数字。それは、ミツバチの群における雄と雌の個体数の比、だったり、オウムガイの螺旋形の直径が、それより90度内側の直径の1.618倍だったり、人間の身長をへそから足元までの長さで割った数字が1.618だったりする。(「ダ・ヴィンチ・コード」より) コルビュジェは、メートル法が定められてから建築において人間的な感覚が追い出されたと語り、人間の寸法(黄金比)をもとに定めた「モデュロール」を提唱して自らの建築作品に取り入れた。それが、マルセイユのユニテ・ダビダシオンだった。
今回の展示で氏の作品が原寸大で復元されているのだが、その中の一つがこのユニテ・ダビオダシオンの部屋だった。中に入ってみた。いわゆる集合住宅で、壁面が多くて実際にはちょっと窮屈な印象。一部屋二層の構成なので階段があり、上層にはベットルームが設定されている。よく実物大で復元したなぁ、という感じ。実際の建物は1階部分を柱(ピロティ)で持ち上げて人が通行できるようにしてあり、氏の「輝く都市」へ繋がる思想的志向を感じることができる。
2708121.jpg

工業化が進み、都市が過密化の一途を辿ったとき、ゆくゆくは機能不全に陥ることになる。それを打開する再開発の方法論として、「輝く都市」が著された。水平に広がっていく住宅や都市機能を垂直に積み重ねて集合して高層化し、それを効率よく配置することで公共スペースを確保して緑地化する。
これらはすべて計画の段階で話は終わっているとされていた。実際にどうだったのかはもちろん確かめようがないが、昨年の夏に読んだ東京の地下に関する本にこの件について言及があったことを思い出した。その中で、実際の「輝く都市」は邦訳されておらず、現在日本で出ている「輝く都市」は内容が全く別の本だ、と書かれていた。(「帝都東京・隠された地下網の秘密2」新潮文庫より) 当時、パリはロンドンとともにすでに第一次世界大戦でドイツ軍による空襲を経験しており、その対策が急務とされていた。この作品の中心となったのは地上2階、地下3階のコンクリートの建物、地下鉄の駅だった。戦争は大砲の時代から空襲の時代になり、このとき築城理論は一変している。地上に主要建造物を置くことは防空上確実に不利になる。当時再開発といえば地下開発になる感覚は現代人にはむしろわかりにくいことなのかもしれない。
公共スペースを確保して緑地化することで人間的な生活を取り戻す、というコンセプトは氏が苦心して考え出した表向きの理由であり、実際は防空都市化に向けた対策の一つだったのではないか、というのはワタシのただの推測であるが・・・(^^;。
今回の展示はそういう動機から考えられたであろうパリの再開発計画という視点での解説は無論なかった。そりゃそうだろうね。

最後に映像で氏の建築主要作品をつらつらっと見る。代表作サヴォア邸は、氏の主張する「新しい建築の5つの要点(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面)」をすべて体現しており、実に詩的な作品として解説されていた。外から眺めるよりも、中に入って歩きまわることでその特長を理解することができる、らしい。なるほど。

ヒルズ内はあいかわらずワタシには取りつく島のない感じ(^^;。外にでて炎天下。でも風が吹いて意外に平気だ。六本木通りを渋谷まで歩く。Bカメラでフィルムを現像に出してから帰ってきた。
11824歩 7.68km 117分 597.6kcal 15.5g
2708122.jpg

1日店

世間はお盆の連休に入った、と新聞。

もうとっくの昔に夏休みという方も多いんじゃなかろうか。それが今週感じた実感。昨日は市会をお休みしてまで半ば強引に夏休みをもらった。ブログは3000字にもなり、書いていて結構疲れてしまった(^^;。ホントはまだ全然書き足りないんだけど、いーかげんにしておきます。

今朝も朝から暑い。それでもどうにかしのげるのは、湿度が少し低めだからだろう。60%前後。とはいえ、室内の気温は昼過ぎに38度を指していて、こりゃ仕事する環境じゃないな、などと独り言(^^;。
荷造り荷物を店に降ろすと冷房中。アー涼しいね、と言ったらオヤジが「え?そう?暑いからもうちょっと設定温度を下げようと思ってたんだけど・・・」冷房中毒じゃないスか(^^;?
水分を十分摂って汗をかくのがとりあえず伝統的な避暑方法。冷房の当たりすぎは皮膚感覚を狂わせます。

今日は1日腰を落ち着けて仕事に専念、と行きたいところだったけど、昼飯を挟んだところで猛烈な睡魔に襲われる。こうなったら抵抗しない。机で居眠り。シエスタってやつです。お茶の時間に目覚め、それからはシャキッと仕事を続けた。今日のノルマ分は全部こなせた。

夕食を食べてからオークション落札品のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。今日は量が多く、仕事量も多めだったので、ウォーキングまで時間が足りなかった。最近さぼり気味(^^;。

そろそろ夜半。鈴虫の鳴き声が聞こえてきた。
1010歩 0.65km 10分 52.1kcal 0.8g
270811.jpg

夏旅行 氷穴・風穴~精進湖・本栖湖~白糸の滝・音止の滝

今年の夏休み二日目。今日は山梨方面に出かけることにした。朝は5時起き。まだ太陽は昇り始めたばかり。今日は久しぶりに息子も入れて4人の道行きだ。身仕度をすませて6時には出発した。中央道に調布から入る。八王子までの間で少し混んだが、先へ進むほどクルマは減ってきた。談合坂SAは超混みだったが(^^;。河口湖IC通過は8時過ぎ。道中しばし渋滞。鳴沢氷穴前に到着したのは8:40だった。早い。外は高原の涼しさ。いいね。
確かその昔学校の夏季行事で連れてきてもらったはずだが、記憶は定かではない。「洞内の気温0度」の表示有。早速入場し、ぱっくりと口を開けた洞窟の前に。いざ階段を降りる。ほんの2・3段降りたらすでに空気が冷たい。階段を降り切るとまさに冷蔵庫の中という状態。寒いほどだ。女性陣は上着を羽織っている。電灯で照らされた洞内は一部非常に狭く、通路の高さが91cmしかないところもある。しゃがんで通過する。地上から21mの深さが人の歩ける最深地点。ここに氷柱が形成されていた。神秘的な様子だった。「さむいさむい。早くいこうよー」と娘。しばらくここに居たいなぁ、と思っていたが、仕方なく出口へ向けて歩き出す。足元まで凍っていることに気づかず、先行した女房と、そのあとから行った息子が滑って尻もちをつく(^^;。気をつけてね!
出口から出る。氷穴の寒さを体験してしまうと、高原の涼しさを感じられなくなる(^^;。なにしろ24度も気温が高いのだから。女房のメガネが真白に曇り、娘がギャハハと笑っていた。

その足で富岳風穴へ向かった。クルマでほんの2分しか離れていない。あたりはちょうど青木ヶ原樹海。そもそもこの氷穴と風穴は富士山の溶岩流が固まってできた空間なのだ。
風穴も中の気温は0度と表示されている。こちらは横穴で、平らな中を歩いて行けた。やはり涼しい。天井からポタポタと水が落ちてくる。最奥部に「天然の冷蔵庫」と表示があり、蚕の繭と各種木の種が保存されていた。ずっとここに居たいなぁ、と思わせるような落ち着いた空間。溶岩(玄武岩)に囲まれているため、声もほとんど反響しない。実際にはまだ奥があるらしいが、危険ということで入場はできないようになっている。

氷穴は噴火の際に大木が飲み込まれてできた穴とされているが、風穴は溶岩の固まるスピードのズレによってできた穴で、両者は微妙に違った性質を持つ。

外に出ると、やっぱりメガネは真白。ドッと汗が出た。
2708101.jpg

西湖は飛ばして精進湖へ向かう。富士五湖といえば河口湖と山中湖の知名度が突出しているため、一度も行ったことのない場所だった。クルマで10分ほどの道のり。赤池信号を右折するとすぐ見えてきたが、あれ?こんなに小さいの?という感じ。いえいえ、その奥がありました(^^;。ぐるっと弓状に曲がっている形をしていたためにちいさな池のように見えてしまった。
しばらく行くと駐車場があり、停めて湖畔に出る。目の前に精進湖なめの富士山がどーんと。少し雲がかかっていたが手前の大室山を抱えるような姿を拝むことができた。アジサイの花がたくさん植えられており、シーズンが合えばかなりきれいだろうな、と思った。
まだ10時過ぎだったが、娘も女房もそろそろお腹がすいたらしい。じゃあ本栖湖で食事にしましょうか。
で、本栖湖へ。広い道の際に駐車場があったので何気なく停めるとそこは土産物屋さんの専用駐車場だった。早速お店の方がいらっしゃって「お食事などはこちらへどうぞ」と誘導される。まあちょうど渡りに船だったのでそのまま入ることにした。まだ時間が早いのでほかにお客はいなかった。窓から富士山が見える一番いい席を案内してくれた。ワカサギフライ定食、ニジマスの塩焼き定食、焼肉定食、明太子スパゲッティを注文した。待っている間に双眼鏡を出すと、かわりばんこに富士山を皆で覗いた。
料理が出てきた。どれも盛りが良くて量はたっぷり。「これなんだろうね、おいしいね」と付け合わせにでてきた漬物のような皿あり。一見キノコのような食感だが見た目は何かの花のようでもある。ワカサギのフライが揚げたてで特に絶品だった。ごちそうさまでした。

湖畔を散策する。すでに真夏の太陽が高いのでかなり暑い。あわてて腕と首に日焼け止めを塗った。ボート乗り場、遊覧船乗り場があるほかはほとんど手つかずのように見える。土はごろごろした溶岩。湖の水はかなり透明度が高い。富士五湖はいずれもそうだし、忍野八海もそうだったけど、とにかくこのあたりは水がきれいだ。
娘がしきりに「ボートに乗りたい」と言っていたが、却下した。代わりに浅瀬でしばし水遊び。裸足だと湖底の石(溶岩性)がごろごろしていて痛いらしかった。まあそうかもね。
「ほら、さかなさかな!」と娘。ああ。それはね、ワカサギだよ。さっき食べたでしょ?

いつの間にか富士山は雲で覆われて全く見えなくなっていた。
2708102.jpg

朝霧高原をクルマで走る。白糸の滝をめざした。ちょうど富士山の西側に当たる。いままで樹海を走っていた時にあった森がなくなり、背の高い木がなくなっていた。ロードサイドには牧場やパラグライダー場なんかも見える。すでに静岡県に入っていた。

「白糸の滝」の看板を発見。初めての場所は案内版に逆らわず。信号を右折すると案内の元気いいおじさんがコッチコッチと手招きする。初めての場所は逆らわず。そのまま進むと駐車場へ誘導される。1回500円也。
白糸の滝までの途中に音止の滝があり、ゴーっという轟音を響かせながら力強く水が落ちて行く。滝壺には虹がかかっていた。「音止」の由来は曽我兄弟が仇討の相談をしていた時に音がうるさいので「黙れ!」と言ったところ一瞬音が止んだと伝えられているところから。ホントか(^^;?
土産物屋さんが軒を連ねる通りを歩いた先に白糸の滝へと降りる階段が見えてきた。木々の間からすでに滝が見える。おお、こりゃすごいぞ。降りると気温が下がっている。滝に近づいて行くと、ぐるっと100メートルほどの幅で水が落ちてきており、滝壺から上がる水しぶきがあたり一面に満たされて天然のクーラーになっていた。マイナスイオン効果かどうか知らないが、大勢の見物している人はみなさん表情が朗らかで、川に入って涼んでいる大人もずいぶん居た。気持ちわかります。
滝まで一番近い場所で記念撮影。氷穴・風穴とは全く違った感覚でここにずっと居たくなった。じっとしていられない娘は川に入りに行き、息子はワタシのそばでPSPをしている(^^;。まあ、こういう場所で何にもせずに佇むことの良さがすぐにわかるとは思わないけど、ちゃんとオヤジにこういう場所へ連れてきてもらったことくらいは覚えておいてくれよな。

立ち去り難かったが、仕方なく暑い現実に立ち戻る。こういうときはひとり旅だと気楽でいいだろうなぁ、と思ったり。でも、この良さを一緒に味わってくれる人がいなければ、それはそれで喜びも半減してしまうような気もする。「あんときのあれ、よかったよねぇ。」「うん。あれはよかった。」ささやかだがこんな会話ができることがホントは一番大事なのだ。

富士ICから東名。愛鷹PAで休憩。お土産を買う。海老名SAまでの道のりで全く渋滞はなかったが、眠くて落ちそうになる(^^;。SAであわててカフェインドリンクを飲んで目を覚ます。
横浜青葉ICで降りて墓参りもしてから家路。それでも17時すぎには帰ってこれた。ちかれた・・・。
9848歩 6.4km 104分 481.9kcal 12.5g
2708103.jpg

1日店

今日も朝から快晴の夏空。

世間はどうやら夏休みのようで、それはそれでめでたいことです。ウチは今年泊まりがけの旅行を計画できなかった。日帰りのみです。まあそれはそれで別にかまわないのだけども。

熱帯夜が続いている。娘が取っている学研の付録に付いてきた鈴虫をずっと女房が世話してきたのだが、とうとう成虫にまで成長した。最初卵のときは特に気にも留めなかった飼育容器の大きさは、成虫ばかりになった現在ではかなり狭そうだ。
当初はほんの2mmほどの小ささだったが、何度か脱皮するうちにどんどん大きくなる。現在は2cmほどになっている。エサは付いてきた動物性の粉末(おそらく魚粉)を皿に載せて与えた。胡瓜を輪切りにして楊枝に刺して置いておくといつの間にかかじってある。水分を補給しているようだ。脱皮した皮は重要なタンパク源なのか、すぐに自分で食べてしまう。それはもう、見事なくらいあっという間になくなっている。
メスには輸卵管(お尻にトゲ)があり、鳴かない。オスには輸卵管がなく、羽根をこすり合わせて鳴く。夜半から明け方にかけて良く鳴くようになってきた。夜寝ている時に遠くから鈴虫のリーンリーンという声が聞こえてくると体感温度がほんの少し下がるような気がする。

朝から荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。昼過ぎから出品作業開始。夏休みのようなのでそのあたりも考慮したものにする。

夕食後のメール書きを終えてから、先週借りてきた歌謡曲のCDを返しに隣駅まで。
3341歩 2.17km 32分 177.2kcal 4.8g
270809.jpg

往復など

朝から快晴の夏空。

月曜日に落札した荷物を回収しに神保町へ向かう。カーゴ1台分あった。いつもお世話になっております。荷捌き場にはウチのほか車はなく、ゆっくりと付け合わせをしながら積み込んだ。道中は上りがずっと混雑。下りはすいていた。

店に戻ってからはひたすら荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。昼飯を挟んで鋭意作業を続行するも延々終わらず、16時過ぎにどうにか一段落する。

ラジオを聴きながらオークション出品作業。昨日お休みをいただいた分頑張ろうと思っていたが、作業できる時間がちょいと短かったようだ。

実は沢田研二CDを借りてから勢いが付いてしまい、阿久悠さんのこともあってビデオ屋で歌謡曲のCDを借りまくって聴いている。昨日はクラシックのコンサートを聴き、その前はYMOを繰り返し聴いてメンバーの語る音楽論を読んでいた。
坂本教授によれば、Aメロ、Bメロがあってサビという構成の日本の歌謡曲は世界でもほかに類を見ない音楽なのだそうだ。それがほとんど東京で作られていたということを考えると、歌謡曲は東京独特の音楽といえるらしい。TVの時代になり、その伝播するスピードも力も強力だった。世界の民族音楽はリズム中心で、延々繰り返される基本的な打楽器パターンに時折メロディーを載せる形式が主流なのだという。ワールドツアーでテクノポリスもライディーンもアメリカ、イギリスではウケなかったという話はなるほどな、と思う。東京独特の音楽を理解できる下地がなかったのだろう。
細野さんはYMOを始めた時、ベーシストとしてのアイデンティティーを一度捨てているんです、と語っていた。つまり、YMOの音楽は演奏者を必要としていなかった。作曲・編曲者のイメージをコンピューターに記憶させて正確に演奏できるからだ。
現代では、「演奏がうまい」ことで他と差別化できるのは、クラシックやジャズなどライブ演奏に重点を置くジャンルに集約されていくのかもしれない。

今聴いている歌謡曲は1977年から1980年代のもの。歌っている人もうまいが、それよりもメロディーや歌詞がとても印象に残る。覚えているからか、つい口ずさむ。ここ10年のヒット曲でつい口ずさむような曲は何曲あるだろうか。今歌われている曲は明らかにあのころの曲とは違う。今から30年後に懐かしく聴けるとも覚えているとも思えない。一体何が違うのだろう。

とまあ、何の結論も出ない話をつらつらと考えながら今日も仕事をしていたわけで。
8752歩 5.68km 80分 472.8kcal 13.7g
270808.jpg

ギャラリー
  • 2024.4.17. 定休日2
  • 2024.4.16. 定休日
  • 2024.4.15. ほぼ1日店
  • 2024.4.14. 新宿御苑
  • 2024.4.13. 土曜日
  • 2024.4.12. ほぼ1日店
  • 2024.4.11. 定休日3
  • 2024.4.10. 定休日2
  • 2024.4.9. 定休日
記事検索
アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ