甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2007年12月

1日店

くもり空。

朝飯を食べながら「SP」を見る。なんとも後味の悪い今エピソードの終わり方だった。劇中ゴッドファーザーのセリフが引用されていたが、この話もまた「人を操る人」と「人に操られる人」の相克が底流で描かれている。
V6の歌うテーマソングはなかなかいい。エンドタイトルまでつい見てしまう。

見終わってから一か月ぶりの歯医者へ。やはり奥歯があまり磨けていないと指摘される。ちゃんと磨いているつもりでも汚れは残るものらしい。歯ブラシには限界があるのだろうか。次回は来年となる。

店に戻ってまずは荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昨日頼んでおいたクラフトテープが一箱ドーンと到着。50巻入っている。荷造りに使う梱包資材の購入金額は集計してみると実は結構な額になっている。巻段ボールは1mx50mのものを月に4本買う。ほかに段ボール箱も買っているし、ビニール袋もまとまると高価だ。工夫して無駄がないように少しずつ調整してきたが、現状以上の削減は難しい。梱包を手抜きすることはできないからだ。

年末が近づいてご注文が増えてきた気がする。あと10日で今年も終わる。気を引き締めて仕事に当たっていきたい。

夕食は豆乳クリームを使ったグラタン。
2299歩 1.37km 21分 120.9kcal 2.8g
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今日も1日店

店舗は定休日。

子どもたちは二人とも学校。朝飯を食べながら先週借りた寅さんのDVDを見る。第一作目からずっと見続けて17作目。太地喜和子さんがマドンナ。宇野重吉さんが高名な画家役で出てきて納得の演技を見せてくれている。神保町の本屋さんが登場する。そのご主人役に大滝秀治さん。古本屋の店主ってそういうイメージなのかな・・・。
寅さんの映画で描かれるのは生活することの喜びだと思っている。日常と非日常を行ったり来たりしながらも帰る場所のある寅さんはやはり幸せ者で、その幸せを悩むマドンナに分けてあげられる立場にいる。年中旅の空の下、と言えるのも、帰る場所があるからこそ成立するセリフだ。太地さんの演技をちゃんと見たのは初めてかも。表情が豊かですばらしかった。

仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。今日は少し早目に出品作業を開始する。どうにか量をこなせたかしら。まだ年末まではしばらく時間がある。行けるかな。

夕食後、オークション落札品のメール書き。終えてからランニングに出る。雪谷往復して帰ってくると西の空に皿のような白い月。
その間女房は大掃除中だった。明日はゴミ袋が何個も出ることになりそうだ。それにしても、こんなにたくさんの不要物と一緒に暮らしていたんだね・・・(^^;。人が活動すると出るものは水と二酸化炭素とゴミだ。
6920歩 4.14km 55分 405.7kcal 12.0g
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1日店

朝から晴れ。寒い。

忙しい月曜日。ご入金いただいた分をどんどん荷造りしていく。いつもお買い上げありがとうございます。荷造り作業は断続的に続き、今日のオークション出品作業が思ったほど進まない・・・(^^;。こういう日もあります。

ここ半年くらいかけてオヤジと頑張って店の棚の本を徐々に減らしてきた。年があけたらなるべく早く店の棚をいくつか撤去してそこにワタシの作業場を設置したいと思っている。一気に店の棚半分はクローズにして開架棚は今の半分にしてしまう。そうする事にはもちろん理由があるわけだけど、本当に実現できるのかどうかについては今でも少し不確かだ(^^;。
いや、実は子供部屋を確保するための作業。並行して店を開けていてもそれほどの効果が見込めなくなってきている現実も理由として大きい。完全予約制でアポなしじゃ入れません、なんて本屋の形もヨーロッパ風で憧れる。そうなると自動ドアもやめにしないといけないかな・・・などと考えるだけなら話は無責任にいくらでも膨らんでいく。

今日は土曜日の代休ということで、娘は学校休み。普段なら朝飯を食べながらTVを見るのだけど、今日はそれができず。とにかく娘は大のTV好き。食事時に見入ってしまい、肝心な食事がおろそかになってしまうのだ。これじゃいかん、ということで、子供と一緒に食事するときはTVを消すことにしている。まあ、当たり前っちゃあアタリマエのことですが・・・お恥ずかしい(^^;。
先週またビデオ屋が半額セールだったので、見なきゃならないのが溜まっている。誰よりもワタシがTV好きなんだから示しがつかない。しょーもないですな。

夕食はキンメダイのアラ煮。女房は「最近は魚のアラばっかりだね」と自嘲気味。いやいや、魚で本当にうまいのはアラだからね。殊に冬のキンメダイは脂がのっていて煮付けが抜群なのだ。
1638歩 0.97km 16分 84.7kcal 1.1g
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散歩~東松照明「Tokyo曼陀羅」展

快晴。朝は遅く起きて、今日は恵比寿まで3人で東松照明展を見に行こうと思う。

昼過ぎに中目黒駅。名物だったガード下飲み屋街は高架線の耐震工事のため立ち退き。すぐ隣、目黒川沿いの一角では45階建て超高層マンションの建設が始まっている。この対比、如何にも象徴的也。調整池があり、かもめがたくさん集まって羽を休めていた。ここから急に川幅が広くなり、水深が増す。
そのまま目黒川沿いを歩いていると、左手奥にガーデンプレイスビルが見えてきた。そろそろ左へ行きたいな、と思いながら道を見ると、いつまでたっても左へ曲がる道がなかった。いつしか目黒清掃工場前の交差点。ドーンと煙突が立ち上がっている。どうやらここから恵比寿方面に抜けられるようだ。坂を上がっていく。なるほどこのあたりは自衛隊の駐屯地だった。中目黒公園も旧海軍施設だったと説明書きにある。そういえば地下鉄日比谷線は中目黒から霞が関まで通じているなぁ。点と点はこんな感じで結びつく。
防衛庁の施設という場所の角に新道が建設中。まだアスファルトには旧道の路地ペイントが残っているが、あとは舗装をし直せば完成というところまで仕上がっていた。街路・共同溝も作ると表示されている。

で、ガーデンプレイスへ。娘がおなか減ったらしいので、先に食事。いつものようにビヤステーションに入り、ランチを食べることにした。結構混んでるなぁ。3人それぞれ飲み物を頼んで、一品づつ取ったら結構な量に。それぞれ取り分けていろんな味を楽しませてもらった。名物のアイスバインもソーセージもうまかった。期間限定でデュンケルタイプがあったので、ワタシはそれを。女房はエビスの黒。
おなかいっぱいになったところで出る。お客は特に減ることもなく、やっぱり恵比寿といえばビールなんだろうね。

店を出て、女房と娘は三越内を探検するという。それじゃあ、とワタシ一人で写真美術館へ向かった。
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チケットを買って3階展示室。なんと今日が最終日だった。間に合った・・・。

「東京」を撮影拠点にした作品を中心にセレクトされているらしい。未発表作品を含めて、従来の銀塩プリントと一緒にインクジェット出力による作品も展示されている。これがもう正直言って見分けがつかない。インクジェットもここまできているのか、と思う。

全307点。膨大な量。作品は編年で順に並べられている。1954年の街頭テレビに始まって、電子部品を写した「キャラクター」まで。街角をスナップした写真はなんとも軽快で、上から、下から、さまざまな角度で人物を活写している。神保町でバス待ちをしている下駄ばきのおじさんが、大きな風呂敷を背負って立っている。ああ、じいちゃんもこんな感じだったのかな、などと思ったり。
基地の写真、動物園のチンパンジー、恐山、アスファルト、学生運動、新宿。編年なので、基地関係の写真がパラパラと途中挿入され、クレジットされている年を見て、ああ、まだこの時期はこんな感じだったんだな、と。
近作へ向かうにしたがい、写真から人の気配が消えていく。海岸の砂浜に打ち上げられたプラスチック製品の写真、岩場に生きる生物の写真、そして、電子部品を並べて生物に見立てた作品群と続いて、展覧会は終わっていた。

何を撮るか、何をプリントするか、何を展示するか、は普通写真家が決める。この写真展ではそういうオーソドックスな手法が用いられているらしい。とすれば、東松氏の中の「東京」のイメージは、この写真展で表わされている印象に集約されていると言ってもいいはずだ。猥雑な東京、占領された東京、混沌とした東京、ぶつかり合う東京。そして、パッと桜が咲き、最後は無機質な”生物”へと向かっていった。東京を歩けば今ほど雑然としている姿もないとワタシなどは思うのだけれども、東松氏にしてみればすでに”終わっている”ように見えるのかもしれない。

細江英公氏の事務所から独立したばかりだったころの森山大道氏が言う。「(前略)あらゆるページの写真を見、結局ぼくの心にいちばん深く突き刺さり鮮烈に映ったのは、かねてから傾倒していた、他ならぬ東松照明氏の写真の全てなのであった。(後略)」 東松氏の写真からきっかけをもらい、森山氏は横須賀の撮影を決意する。そのとき撮影された写真がカメラ毎日の山岸編集長によって取り上げられ、後に氏の出世作となった。
そんなインパクトのあるイメージは60年代の作品に集中している。東松氏が時代を切り取ったのか、時代が東松氏に写させたのか・・・。
13742歩 8.24km 126分 719.3kcal 21.3g
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1日店

朝から快晴。

さすがに冬だから天気が晴れベースになっている。といっても関東地方限定でしたね・・・(^^;。昨日は電車で多摩川を渡るとき、遠く富士山が逆光でシルエットしていた。すでに雪でスッポリだろう。

今日、娘は学校がある。授業参観の日。ワタシも行こうかと思っていたが、やっぱり土曜日なのでやめた。昨日1日交換会の仕事で潰してしまったため、今日はどっしり構えて出品作業をしたかった。年末でちょっと追い立てられています。あとは来週の明古で終わりにしたほうがいいかしら・・・。

息子は部活。出かけてすぐに帰ってくる。なにやってんの?

昨日遅くまでガンダムを見たりしたので途中眠かった(^^;。15時過ぎからラジオをつけて、17時からのスカシカシパン情報も。土曜のラジオは全体的にゆるめだ。

で、夕方から息子はお友達のお家で開かれるクリスマス会へ出かけて行った。中学生が何人も集まれるお家ってすごいっす。ウチは家族4人で手一杯(^^;。
そのため、夕食は3人で。今日はブリアラがあったというのでブリ大根(!)。娘も大好き。女房の作り方もどんどんうまくなるようで。「ちゃんと計ってやってるからね」とのこと。ブリは切り身よりアラの方が断然ウマい。しかも安い。

夕食後はオークション落札品のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。ビジネスラジオが始まって、松下奈緒さんの放送が終わるころに仕上がった・・・。
1093歩 0.65km 11分 54.5kcal 0.0g
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二往復

朝から快晴。

なかなか交換会へ行けなかったので、今日は行くことにした。出かけるまでの間に荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

12時少し前に出て神保町へ向かう。車中では司馬遼太郎の続き。この本の後に読む本がなくてどうしようか、と思っていたが、ウチの在庫で「翔ぶがごとく」の完セットが眠っていたことがわかって一安心(^^;。今度はこれを読みます。読んでから売ります。

入札を終えて昼飯はいつものように讃岐うどん。すでに14時近かったけど行列していた。食べ終わってから友愛書房さんへ年末のごあいさつに。

帰り道途中のBカメラで現像に出しておいたフィルムを受け取る。最近はデジカメよりもフィルムカメラを持ち出すことが多いな・・・。ちなみに使う機材はローライ35が圧倒的。

店に戻ってお茶を飲んでから再びクルマで神保町へ向かう。今日は道中混んでいた。1時間以上かかって到着。経営員の方々がまだ作業をされている傍らで邪魔をしながら(^^;、ブー太郎さんとひとしきり立ち話。最近はなかなかこういう話をする相手がいないンすよ。

店に戻ったのは19時。荷物を下ろしてクルマを置きに行って店に戻ったら19時半。夕食はマグロのカマのステーキ。値段は聞いてびっくりの4人前で200円也。安いねぇ。ほほ肉とかサイコーにうまいよ。

夕食後は荷造り作業を2時間ほど。それからガンダムを見る(またかよ)。
7265歩 4.35km 66分 375.4kcal 9.4g
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