甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2008年03月

今日も1日店

どんよりとくもり空。

もちろん出かける予定はない。ただ仕事あるのみ(^^;。ぐぁんばります。
朝飯を食べながら「あしたの、喜多善男」の最終回。おおよそどんなドラマも最終回は各回で広げておいた話をまとめるための回になる。このドラマもそういう傾向が見られた。最初出てきたときは平太さんをはじめ、宵町しのぶもリカもみんな胡散臭かった。最後はみんないい人になっていた。善人としての善男に引っ張られた、ということだろうか。一番胡散臭かった生瀬さん役のキャラも善人っぽく。
「クリスティーナの世界」のロケ場所は銚子の屏風ケ浦だった。乗っていた電車は銚子電鉄。去年の夏行きました。そして、釈放されたみずほが善男と視線を交わす場面は神保町の学士会館前だった。知ってる場所がTVに出てくると不思議な気がする。・・・中村屋のカレーが食べたくなった(^^;。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。終わってからオークション出品作業。しかし、はかどらず(^^;。

仕事をしながらラジオ。テーマが投稿できそうなものだったので、思わずメールしてみる。なんと、初投稿にして初採用。”オヤジ世代代表”の渡辺祐さんに読んでいただいた。どうもでした。
上がるゼー。

夜になって雨。2日ほど降り続くのだとか・・・。
1237歩 0.74km 12分 56.1kcal 0.8g
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1日店

店舗定休日。

空はうっすらと晴れ間。今日も花粉が飛びそうな天気だ(^^;。
朝飯を食べながら「薔薇のない花屋」を久し振りに見る。未だ第6話。どんな話だったかもうっすらとしか覚えていない。ああ、そうだ。目の手術をすれば治る、って話だった。復讐をしたい院長先生の目的が少しずつ変化して、なるほど徐々に心理劇の様相を呈してきたが、女房にとっては「あんまりおもしろさを感じないんだよねぇ・・・」とのことだった(^^;。おそらくその原因は、登場人物の中に感情移入できるキャラクターが居ないから、だと思う。まあ、ツボはみんな違うからね。しょーがないよ。

午前中いっぱい荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。娘が帰ってから昼飯。もう学年末で給食がない。
昨日のラジオで「食育」の服部先生が「TVを見ながら食事をするのは日本くらい」と戒めていたので、極力いろいろとしゃべりながら、娘の様子を見ながら食事をする。最近はお箸の持ち方が間違っている人が50%を超える勢いで、その原因は孤食にある、と語っていた。間違っていてもそれを指摘してくれる人がいないから、ということだった。やはり口うるさい人がそばにいるかいないかで後々に影響は出てくるようだ。
一度言っただけですぐできる子なんてなかなかいない。何度も何度も言われて、理屈じゃなく、身体で覚えるようになるくらいのものが、習慣や文化を作っていくんじゃないかしらん。
言われることの不快に耐えるのは子供として当たり前。言い続ける親の「忍耐力」がこの場合もっとも重要なのだろう。
そう。親は子供よりも先に死ぬのよね・・・。

夕食後、仕事を終えてから雪谷ランニング。今日でiPod+Nikeを導入して6回走ったことになる。やはりなんとなくはげみになるようだ。徐々に距離が伸びたりして(^^;。伸ばすつもりも必要もないのだけど、今日などは表示を見る限り9.5km走ったことになっている。ほんとかね・・・。ランニングって、よく、「とりあえず5km走りなさい」と言われる。5km走れば10kmが見えてくるから。たしかにそうだった。5km走れるようになると、もう9km走ろうがたいして変わらない。途中、走りながら気持ち的に休んでいる自分に気付いたりする。妙な言い方だけど、そうとしか言いようがない。続けているといろいろな自分を発見できて楽しい。
8666歩 5.19km 63分 498.0kcal 16.5g
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朝の神楽坂

朝は早起きして黒の上下を着る。

オヤジと二人で朝8時の電車に乗った。行き先は大江戸線牛込神楽坂駅直上にある牛込箪笥区民センターだ。
ラッシュ時間帯の電車に乗るのは久し振り。武蔵小杉駅始発の電車だったが、すでに結構混雑していた。目黒駅までは急行の待ち合わせなどもあって、思ったより時間がかかる。飯田橋駅で大江戸線に乗り換えるのに300mくらい歩くことになっていて、これまた予想外(^^;。結局新丸子駅から1時間の行程となった。
お焼香を終えてワタシはすぐにお暇する。オヤジにはそのまま残ってもらった。朝の神楽坂を歩き、坂を降りて飯田橋駅から南北線に乗った。武蔵小杉行が来たのを幸い、市ヶ谷からずっと居眠りして戻った。
そういえばスーツがブカブカになってしまった。今度サイズを詰めてもらわないといけないな。

荷造り作業をしているうちに愛書会展の荷物が到着。ワタシが荷受する。店の所定の場所へ収めてから再び荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

先日発注しておいたデジタルフォトフレームが到着。さっそくSDカードに家族が写っている写真を中心に突っ込んで見ている。ちゃんと店頭で長時間品定めした甲斐があり、高精細の画面で満足な画質だった。大画面でもドットがかなり荒い製品があり、よく選ばないとあとで後悔することになりそう。正直言ってスペックと品質にまだばらつきのある分野の製品といった印象。わずか6年前の写真といっても、子供たちを変化させるには十分な時間。今目の前にいる子供たちはこのフレームの中に居る子供たちと同一なのに、見せる表情も姿形も変わっている。この写真と同じ写真は二度と撮ることができない、とわかると、何となく感慨も湧いてくる。時間と子供たちの成長は待ってはくれないのだ。
女房はデジカメが主体になってから写真を見せてもらえなくなった、と思っていたらしく、これはいい買い物になったと思う。
3814歩 2.28km 36分 183.0kcal 4.1g
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天王洲・藤代清治・動く影絵のファンタジー

晴れ。

今日は2か月前に予約した藤代清治さんの影絵劇を見に行くことになっていた。場所は天王洲・銀河劇場。
せっかくだから散歩も兼ねて。大井町駅で降りて歩くことにした。駅前の道をまっすぐ進み、途中から池上通り。長い坂を下りて行くと第一京浜にぶつかる。歩道橋を渡ると京急青物横丁駅。その先を進むと、旧東海道やら、元なぎさ通りやら、今は何なの?的な道をわたって海岸通りへ出る。手前の蔦だらけの工場があやしすぎるものの、目の前に広がるシーサイドフォレストなる施設に吸い込まれた。とりあえず昼飯、ということで、先週も食べたパン屋さんで買って外で食べた。春の陽気が気持ちいい。広場ではチアダンスのイベントが開かれ、娘が見ていきたいというので一通り見た。皆さん元気でよろしい。

そのまま天王洲までは一直線の道。地下にはりんかい線が通っている。まだ開演まで時間があったので、天王洲公園を散策。敷地は広いものの、ほとんどが野球のグラウンドになっている。水際にカモメ。運河に高層ビル。

天王洲・銀河劇場へ。開演は15時半。席は最前列の右端(^^;。結構身をよじりながら見るハメになる。
動く影絵劇。いったいどんな表現だろう。開演。緞帳が上がると眼前に巨大なスクリーン。ほどなく「銀河鉄道の夜」が始まった。映画ではなく、スクリーンの向こう側にたくさんの操者が居て影絵人形を操っている。遠近感もあったり、時には立体感も表現されている。場面も流動的に変化。これはおそらくライトを当てたり外したりするので瞬時にできるのだろう。大きくイメージ映像的に表現することもあれば、濃く投射してストーリーを語ることもある。言ってみれば変幻自在。人形劇よりも表現できる要素はかなり多い。
ストーリーは宮澤賢治原作の「銀河鉄道の夜」。孤独な少年ジョバンニが大きな木の根元で寂しく星空を見上げた時、「銀河ステーション」と声がしたと思ったら銀河鉄道に乗っていた。同級生のカムパネルラも一緒だった。この列車に乗っている間、ジョバンニは乗っていた客船が氷山に衝突した、と語る姉弟に出会うという不思議な体験をする。終点サザンクロス駅に到着したとき、ジョバンニがいつまでも一緒に旅をしていたい、と話しかけたカムパネルラの姿が消えてしまう。気がつけばあの木の根元。カムパネルラは川で溺れた友人を助けたあと、自分が溺れて行方不明になってしまったのだった・・・。
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「銀河鉄道の夜」はジョバンニが強く生きていくことを決心する場面で終わる。銀河鉄道999もそうだったが、あの世とこの世をつなぐ存在として銀河鉄道を表現しているように思った。999は機械の身体を手に入れて永遠の命を得たい、という哲郎が主人公だが、そもそも機械の身体になった自分は本当に生きていると言えるのか。本当は機械の身体に移し替えられた時点で人としては死んだのではないか、というあれは逆の表現なんだと思う。
究極の進化は「死」ということを考えると、終着駅との関係性もリンクしてくる。この物語は童話と思えないほど暗喩に富んでおり、深い。

その後、「海に沈んだピアノ」という作品。こちらは劇ではなく、音楽と影絵のコラボレーション。突如スクリーンが向こう側にめくれあがり、ライトで照らされ始めたときには驚いた。ずいぶん大胆な表現をするなぁ、と思った。

20分間の休憩のあと、第二部ではしゅうさえこさんの歌と影絵。ケロヨンも出てきました。歌のあとは藤代清治さん御本人が登場して影絵をはじめるようになったきっかけなどをいろいろたっぷりお話してくれた。今年で84歳(!)になられるということだったが、声には張りがあってまだまだ創作意欲旺盛なご様子。話が次から次へと出てきて頼もしかった。

今やCG全盛の時代。おおがかりな大作映画ほどCGが映像で使われないことはない。最初期はありがたがったCGだけど、今となってはむしろアナログでやる方が価値があるというムードになっている。この影絵劇はアナログ表現の極致とも云えるだろう。使用されている人形も見せてもらったが、それこそ藤代清治さんの影絵作品からすれば想像できないような形をしていた。ベニヤ板などを組み合わせて腕の動きなどをテグスで操作する。ライトの当て方ひとつで大きさから位置からすべて変化させることができる。ライトは舞台裏で100台ほどを駆使しているという。熟練を必要とするすごい技術だと思った。

大満足で帰路。帰りはりんかい線を使って早く帰ってきた。夕食はお弁当。息子は留守番していた。
17837歩 10.69km 151分 917.6kcal 31.7g
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1日店

朝から快晴。昨夜の正気とは思えない豪雨は何だったんだろう・・・。

愛書会展2日目。この天気なら文句ない。オヤジも張り切って出かけて行っただろう。ワタシは留守番である。昨夜クルマから降ろせなかった荷物を出しに行く。なんだか目がちょっと痒いかんじ。ワタシは花粉症ではないので平気だが、今年はものすごく飛んでいるらしい。誰もかれもマスクをして商店街を歩いている。この時期の普通の風景になりましたね・・・。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昨日から今日にかけて大量の荷物を作った。あわてて巻段ボールをネットで発注。明日には届く予定。ネットはありがたいなぁ。
いや、正確に言うなら、ネットがありがたいんじゃなくて、ネットでつながった向こう側に居る梱包資材業者さんの対応がありがたいのだ。”ネット”という言葉でひとくくりしてしまうと、いい業者さんとそうでない業者がごちゃまぜに語られてしまう。ちゃんとした業者さんでも、規模の大きすぎるところなどは受注から発送までに3、4日平気でかかる場合もある。実は外から見えにくい隠れた商売のヒントがここにある。対応を早くするだけでわりと簡単に他業者との差別化を大きくアピールすることができるのだ。
もっとも、早い対応自体が簡単じゃないんだとも思うけどね・・・(^^;。ビジネス的ノウハウとも違う、もっと人間として根源的な部分の違いなんだよねぇ・・・。

息子は昨夜お友達のうちへお泊り。昼過ぎに帰ってきたが、おそらく「寝てない」だろう。昼寝をしておくように再三言う。娘は女房とプールへ出かけた。ワタシはラジオを聴きながら延々オークション出品作業。東京のごみ事情について聞く。
ここにきてプラスチックを燃えるゴミ、もしくは、リサイクル分別にする、という方針に転換したらしい。埋め立てに使っているとあと30年で処分場はいっぱいになってしまうが、こうすることであと50年にまで期間が伸びるのだとか。もっと早くからそうやっておけばよかったのにねぇ・・・。

あと何年かで、ニューヨークのタクシーは全車ハイブリッド車になるらしい。東京も早くそうするべきだろうね。ウチも今度買い替える時はハイブリッド車か・・・? 高くて無理だね(^^;。早く普及価格になることを希望ス。
2903歩 1.74km 28分 138.4kcal 3.1g
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二往復

今日から明日まで愛書会展。雨かよ・・・(^^;。

朝からオヤジが会場へ行っているはず。ワタシは午前中いっぱい荷造り作業をし、午後一番の電車で交換会へ向かう。車内では今日も「翔ぶが如く」の続き。
いよいよ薩軍が召集され、桐野利秋、篠原国幹を中心とする大隊は西郷隆盛を頂き、”軽く踏みつぶすつもりで”熊本鎮台へと押し出した。彼らはそのまま各地で不平士族たちを雪だるま式に取り込んで、東京へと向かうつもりでいた。
薩軍には政略はあった。捕らえた密偵が西郷隆盛を暗殺するよう指示されていた。それを政府に質すことだった。だが、戦略がなかった、と司馬遼太郎は書く。あったとするなら、西郷隆盛を頂いていることが唯一の戦略といえるものだった。軽く踏みつぶせるということで特段の戦略もないまま、勇猛果敢な薩軍兵は、ほぼ全軍を挙げて熊本城をつぶしにかかった。鎮台兵はまだ十分な訓練が施されていない状態だったが、籠城戦によって対抗している。薩軍はここをたった1日で”踏みつぶす”つもりだった。当然、それは果たせなかった。
戦闘場面の描写が延々と続き、これはビジュアルがないとなかなか臨場感のようなものが伝わってこない。そんな中、乃木希典少佐は小倉第十四連隊を率いて熊本へ到着した。ワタシでも知っているビッグネームの登場だが、数において倍近くの薩軍とよく渡り合ったものの、軍旗を薩軍に奪われたり、たびたび敗走するなど、かなりの苦戦を強いられている。特に軍旗の一件は相当彼を悩ませたようで、後に殉死をする際には遺書にその旨がしたためてあったという。

入札を終えて昼飯。そのままやわらかい雨の降る中、秋葉のYカメラまで歩いた。デジタルフォトフレームの品定めをする。買うのはネットで。

途中渋谷の百貨店で桜入りのクッキーを買う。ホワイトデーということで洋菓子屋さんの一角はものすごい混雑で通り抜けできないほど(^^;。

お茶を飲んでからクルマで再び神保町へ向かう。荷物を積んで帰路につくと、時折雨が激しくなる。環七を過ぎて大岡山あたりまで差し掛かった時、いきなりバケツをひっくり返したような土砂降りに遭遇(^^;。ワイパーを最速にしても視界はほぼゼロメートル。前方を走る車のテールランプだけがにじんで大きく見えているだけになった。ゆっくり速度を落とした。
どーにか無事故で帰りついたものの、雨のため荷物は店に降ろさなかった。

春なのにこんな土砂降りに遭うなんて・・・(^^;。
7904歩 4.73km 71分 392.2kcal 9.6g
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ギャラリー
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  • 2024.3.26. 定休日
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  • 2024.3.21. 定休日3
  • 2024.3.22. 寒い
  • 2024.3.20. 定休日2
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