甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2008年09月

大市会

快晴。

今日は大市会。仕事を済ませてから電車に乗る。車中では「胡蝶の夢」の続き。もう3巻目に入っている。ポンぺは日本で病院を作りたいという意向を良順に明かす。当時、医者は身分ごとに分けられており、士族を診る医者は町民を診ることはしなかった。無論、ポンぺの考える病院は身分によって診る診ないということはないので、身分制の通用しない機関となる。これが幕府の許すところになるのかどうか。

古書会館到着。ずっと入札していく。さすがに量があり、すべて見るだけでも大変な時間がかかるが、ワタシの扱える本には限りがあり、おのずと量も制限される。さて、どれくらい落札できるだろうか。
先に入札に来ていたオヤジとは最終台あたりで顔を合わせた。何、これ入れるの(^^;?

昼飯は古書会館近所のカレー屋さん。食べ終わって地下鉄。渋谷で釣具屋さんに寄る。ここ最近フライであれこれと検討していることがあって。ちょうどセール中なので、あれも欲しいこれも欲しいと言いたいところだが、費用対効果を考える。そもそも今持っている道具で間に合わないのか、などなど。でもバックアップにもう1本あっても、などなど(^^;。店頭で行ったり来たりしながら考えて、結局、やめる。本を1冊買って帰ってきた。

店に戻って仕事の続き。夕食後はオークション落札品のメール書き。オークションのロイヤルティ料11月から値上げ(^^;。値上げ値上げの秋だねぇ。

仕事を終えてからDVD「翔ぶが如く」の続きを見る。いよいよ維新。太政官の参議として多忙を極める大久保利通。いよいよ廃藩置県に打って出る。盟友西郷隆盛を連れて東京へ。
11027歩 6.61km 93分 568.3kcal 19.2g
280924.jpg

1日店

お彼岸。いい天気だ。

息子は朝から模試。オヤジたちはお墓参りに行っているはず。ガソリン入れたかな?

朝飯を食べて仕事開始。とはいえ、今日は荷造り作業も少なめだった。発送作業を終えてからオークション出品作業へ移行。明日は大市会。

昨夜は遅くまでDVD「翔ぶが如く」の続きを見ていた。途中を随分端折っているので、あっという間に薩摩が官軍ということになっていた。このあたりの機微はもう少ししっかり描いてほしかったところ。なんで?と思っているうちにそうなっている、というのは、当時の庶民が持った感想と同じかもしれないが。
結局、武家の棟梁として最大大名である徳川家があり、政権・政務を宮中から委託されていた、という形を260年間取っていたものの、大政奉還した以上は一大名の位置に下がった、ということらしい。そこからヨーイドン(というわけでは決してないが・・・)で政権を奪取したのが薩長土肥という構図のようだ。クーデターを起こされてはたまらないということで、政権を降りたものの最大の大名である徳川家は倒される運命にあった。このあたりは容赦ない。
司馬遼太郎は小説の中で、薩長は関ヶ原で敗北した島津氏と毛利氏なので、維新の原動力は実は関ヶ原での徳川家に対する恨みを静かに燃やし続けていた執念、というようなことを書いている。すごいな・・・。

昼飯を食べながら、先日録画しておいた吹奏楽の演奏会番組を見る。始まって女房第一声。「あ。このコンサートを見に行ったんだよ」 なんと。そうか。パリの吹奏楽団で世界一の呼び声高いとのことだ。もともとクラシックのオーケストラ用の曲だったものを吹奏楽にアレンジされた曲を中心に演奏していた。楽器の配置が独特で、まさにオーケストラと似た構成になっている。ソリストたちをひな壇中央に据えているのだ。ラストのボレロで延々刻むスネア・ドラムまでオーボエの真横に置かれていた。それはそれで見識かもな。
演奏はさすが素晴らしく、あくまでソフトな音色で心地よかった。吹奏楽というとパワーで押すマーチが似合うのだけど、こういう”響き”を大事にした曲をやると、楽器の繊細さがおのおの際立ってくる。相当な演奏家でないと難しそうだ。(アタリマエか(^^;)

夕食時にぶどうを食べる。待望の甲斐路です(^^)。うまいっ!
280923.jpg

会議

朝から雨。

今日は午後から横浜で会議。二週連続だが、先週とは別の集まりでの会議だ。だが、話し合う内容は根っこでつながっている。これ以上はこんなところには書けないが。

昨夜は夜8時には就寝してしまい、起きたのは8時。なんと12時間も睡眠した(!)。起きてすぐはちょっと腰が痛んで疲れた感じになっている不思議。寝るにも体力が要ると何かで読んだが、これがそれかしら。そもそも普段は12時間も寝ないので、こんな経験は初めて。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。連休の谷間。ちゃんと発送作業しております。大市会があるため、今日から1週間は通常市会がお休み。

早めの昼飯。食べながら島田雅彦氏のオペラ番組を見る。ヴェルディの「オテロ」について。オテロという名の戦争の英雄がイァーゴという部下に騙されて妻の不貞を疑い、ついには妻を殺害して自分も果てる、という物語。今回は島田氏の解説も面白く聞こえた。原作はシェイクスピアの戯曲だし、オテロがムーア人という設定まで考えると、いろいろな裏の意味も含まれている気がする。それにしても、オペラって必ず人が死ぬのね・・・。

東横線に乗って反町まで。車中では今日も「胡蝶の夢」の続き。長崎でポンぺは、病人が居る限り身分の分け隔てなく診察する、と主張した。現在の常識からすれば当たり前のことだ。ところが、封建制からすればそれは絶対に不可能な話だった。身分制を担保しなければ日本型近世幕藩体制そのものが崩壊する。医学に蘭方を入れるという意味は幕藩体制そのものの否定までつながっていくほど実は危険なことだった。
開国したのと同時期、各地でコレラが流行する。未だ細菌学のない世界を生きていた医師たちにとって、コレラは未知の死病だった。コレラに罹った良順はポンぺの処方した薬を飲み10日ほどで快方に向かったため、この処方を急ぎ刷って各地に流布させた。実際には症状を抑える対処療法に過ぎなかった。その処方を読んだシーボルトを師とする蘭方医・伊東玄朴は、部分的に間違っている箇所を指摘する。
伊東玄朴についての記述が続く。将軍家定が脚気で亡くなる時、蘭方医でありながら玄朴が城内に呼ばれた。漢方の医師が12時間で亡くなると診断。玄朴は48時間で亡くなると診断し、果たして玄朴の診断が当たった。これにより玄朴の城内での地位が確立し、奥医師に任ぜられる。漢方一辺倒だった幕府内で蘭方がとうとう地位を得ることになった。
9651歩 5.78km 84分 481.2kcal 17.0g
280922.jpg

休日

朝は5時に起きる。

別にどこへ行くわけでもない。近所の多摩川まで釣り。フライのセットを持って出た。昨日は台風一過の晴天。今日は朝からくもり空。時折太陽が顔を出す。

やはり流れは急だった。水位も少し高い。それでも水は濁っていなかったので、普通に釣りができそうだった。川岸に猫。ワタシが釣った魚をもらおうという算段らしい(^^;。釣れるかねぇ。
ところが、まだ魚が定位置に戻っておらず、いつものような位置を流してみるものの、まったく反応なし。というよりも、こちらの仕掛けが届く範囲に魚が居なかった。小さい魚の群れが居たが、これはボラだろうか。大きな魚の群れが岸際に固まっている。これは間違いなくボラだった。9時に納竿。釣果はゼロ(^^;。途中から釣りの人が増えてきて釣りにくいったら。多摩川は近くていいが釣りにくいのが難点。

戻ると、女房と娘はお彼岸のおはぎを作りに行っており、留守。息子は部活で留守。一人朝飯を食べながら、ゆうゆうとDVD「翔ぶが如く」の続きを3話分見続ける。原作である「翔ぶが如く」は明治から始まっており、幕末を描いている部分は別の小説から引かれている。坂本龍馬が大活躍すると思ったら「龍馬がゆく」も原作表示されていた。なるほど。どこかで聞いたようなセリフだと思ったら、原作から持ってきたセリフだったりする。なるほど。

女房たちが帰ってくる。昼飯は今作ってきたばかりのおはぎ。もう子供たちも大人と同じ分だけ食べる。すげえなぁ。まあおいしいって言う理由も大きいか。

午後は息子のお友達が大挙としてやってくることになっていて居場所がない(^^;。仕方なく雨のなか出かけることになった。あさがおにつるべとられてもらいみず。

別に行きたい場所もないので、近場川崎まで。ラゾーナをぶらぶらしてから東口のBまで。ワタシは買うものがなかったが、女房と娘にはあったらしい。中は女性と子供で混雑していた。殊にマンガのコーナーは人がすれ違えないくらいミッチリと人が居る。学生が中心だろう。集客力という面ではすごいと思うが、やはりマネはできない。なぜなら、この方法だと広い売り場面積が最低条件になるからだ。ここに居れば1日マンガを読んでいられる。そういう人には便利だろう。

店に戻って一仕事。夕食後は朝が早かったこともあって眠くて寝てしまう。
9269歩 5.55km 92分 406kcal 11.0g
280921.jpg

1日店

朝から快晴。台風一過。

荷造り作業もそれほど多くなく、朝からオークション出品作業の1日。

昨夜は台風でランニングに出られなかったこともあり、ひさしぶりにHPの更新作業ができた。別に仕事として考えて普段やってしまってもいいのかもしれないが、やはり趣味の域を脱していないと思うから(^^;。(アタリマエ)
撮影したままのフィルムはどんどん溜まっている。前は暗室を作って印画紙に焼き付けたものをスキャナーで読み取ってデジタル化していた。そんな暗室作業の魅力も捨てがたいのだが、PCでフィルムスキャンする時間も取れない現在の状況では、ちょっとそこまで写真に突っ込むことはできない。

デジタルカメラの絵は決して悪いとも思わないのだけど、それは液晶画面に表示するだけならそう思える、という程度。紙にプリントして見ると、銀塩とデジタルの写り方には結構な違いがでる。その弱点を生かした(?)製品が、今量販店で大々的に展示されているデジタルフォトスタンドだと思う。デジタル写真は紙に焼かずにデジタルのままで見てみよう、という方向はウマイ割り切りだと思う。銀塩は紙と相性がいい。デジタルは液晶画面と相性がいいのだ。無理はしない方がいい。

今度C社から発売されるデジカメG10には広角側28mmのズームレンズが搭載されるという。あの形は前から気になっていた。28mmレンズが入ればなぁ、と何度も思いながらデモ機から離れた。で、今回28mmが入り、希望が実現したことになる。で、実際には買うのか? どうだろう。そこまで物欲が続くだろうか。
今まで買わない理由を28mmが入っていないことのせいにしていた。いざ28mmを入れられても今は買おうか迷っている。やはり今のワタシには必要ないのかもしれない。

以前よりもずっとカメラのモデルチェンジが早くなった。それは電化製品全体に言えることで、昨日まで最新だったものが明日には旧製品となる。性能はアップして値段は下がる。なら、いつ買えばいいのか。
それはきっと、「今必要としているとき」ということになると思う。今必要じゃなければきっとあとでも必要になることはない。そんなものにおカネを使うなら、自分にとって他に「今必要としている」ものは何かをよく考えてみたい。

それは意外とおカネでは買えないものであったりするもの(^^;。
1525歩 0.91km 15分 68.8kcal 1.2g
280920.jpg

二往復

朝からくもり空。

今日も交換会へ行くつもり。午前中いっぱい荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。東横線に飛び乗って神保町へ向かう。

車中では今日も「胡蝶の夢」の続き。ポンぺの授業が大人気。長崎海軍伝習所で開かれる授業には時に50人もの人数が集まる。ポンぺは蘭学を志す者であれば蘭語を理解できるものとして、特に通詞(通訳)を置くことなく講義をした。1時間半にも及ぶ窮理(物理)の授業は白熱するも、蘭語を理解できるのは良順と伊之助の二人しかいなかった。この二人だけはポンぺの講義を書き取ることができた。
咸臨丸を以て九州から長州まで練習航海をすることになり、海軍伝習所の勝麟太郎は松本良順とポンぺを乗せて出港した。当時はまだ長州も思想的攘夷にはなっておらず、上陸したところで特に騒ぎもなく、初めて見る異人(ポンぺ)を遠くから見ているだけだった。勝麟太郎はそのまま薩摩へと進路を向けた。藩主島津斉彬公の歓待を受け、何事か密談を交わしたというが、同行した目付に邪魔されたようだ。この航海で勝の世界観の精度がいよいよ高まった、と司馬遼太郎は書く。

入札。写真集が結構出ていたが、さて、落札できるものかどうか(^^;。
帰り際に10月終わりに開催される「神田古本まつり」の公式案内を分けて頂く。明日荷造り発送分から同封します。数に限りがありますので、ご容赦ください。

途中渋谷。昨日も気になったので、釣り具屋さんに寄ってウェーダーの値段を見たりする。うーむ、そうか。

店に戻って折り返しクルマで神保町へ向かう。なんと大渋滞(^^;。世間は明日から4連休らしい。そのせいか。ガソリンが少し安くなったためか。とにかく到着まで80分くらいかかってしまう。
とっくに交換会は終了していた。落札品を付け合わせしてクルマに積みこむ。アレが落札できました。

店に戻って夕食。明日は台風。
6040歩 3.62km 57分 285.1kcal 7.1g
280919.jpg
ギャラリー
  • 代々木公園
  • トップページ・ビルボード
  • 土曜日
  • トップページ・ビルボード
  • 今日も交換会へ
  • トップページ・ビルボード
  • 交換会へ
  • トップページ・ビルボード
  • 雨
記事検索
アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ