甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2008年10月

往復

朝から晴れ。のち曇り空。結構寒い。

朝飯を食べ終わって荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。たっぷり昼過ぎまでかかるものの、今日は久し振りに明古へ行くことにした。
1か月ほど交換会へ行けない日が続いてしまった。入札の感覚が狂っていないかが不安だった。

車中では東京の地下の本の続き。読み終わった。途中からはほとんど以前の著作で読んだ内容になっていた。この方の書いた本はアマゾンの読者書評欄でトンデモ本扱いされることが多いけど、本当にトンデモ本であればこれだけ著作が出ることもないだろう。売れているのだ。説得力によるものだと思う。

神保町駅。改札を出ると大きく手書き文字。都営線と間違える人が多いためだろう。靖国通りは青空古書まつり開催中。ズラリと古書が並んで人通りも多かった。まるで街全体が古本屋になっているよう。こういう光景は神保町ならではだと思う。素晴らしい。
その一方で錦華通り入り口にあった「自由時間」が閉店していた。当初は隣のコーヒー店とセットでブックカフェのような趣きで開店したものの、最後は大規模文房具店になっていた。やはり家賃だろうか・・・。元の三省堂3階へ戻ったと張り紙があった。

入札を終えて讃岐うどんの昼飯。ちくわ天はチーズ入り。すりごまをたっぷりかけて食べる。

店に戻って荷造り作業の続き。オークション出品作業に移行するものの、はかどらず(^^;。入札の結果も散々。また通わなきゃだわっ!
12056歩 7.23km 91分 675.6kcal 26.1g
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今日も1日店

朝から晴れ。今日の気温は16度、とラジオ。

急に涼しくなったな、と思ったが、もうすぐ11月だった。昔はこの時期ならもっと寒くなっていたような気もするけど、おそらく記憶違いだろう。

朝飯を食べながら録画しておいた「笑ってコラえて」を見る。10月にリニューアルしてこれが2回目だったか。アシスタントが交代したり、冒頭でゲスト当てクイズを復活させたりしていたが、基本的な内容は変わらずにホッとしている。ただ、アシスタント役の女性アナの声がちょっと甲高く響くのが少々耳に付く。はっきり聞こえながらも決して邪魔にならなかった以前の方の声に慣れていたんだな、と気づいた。
パティシエ修行の話は面白かった。若い金の卵たちの憧れシェフさんの言葉がカッコイイ。「ケーキを作りたいという気持ちを強く持つことが一番大事」。彼の元で修行する若い人には、まず挨拶や掃除など、人間として大事なことを徹底的に教えるのだとか。もちろん厨房には立たせない。わざとケーキから遠ざける。それでも”ケーキを作りたい”という心をそうやって育てる。つらい下積み仕事に耐える経験をするからこそ、”ケーキを作らせてもらえる喜び”を感じながら仕事に取り掛かることができる、のだとか。

昼飯を食べながら、やなせたかしさんのTVの最終回。実にやなせさんも憧れのパティシエさんとほぼ同じことを言っていた。仕事は好きだから続くもの。好きでもない仕事はどんなに頑張っても続けることができない。やなせさんの代表作:アンパンマンがヒットしたのは、氏が60歳になってからだった。ヒット作のないままでもマンガ家を続けることができたのは、何よりもマンガを描くことが好きだったから、という。話として聞けば当たり前のことかもしれない。でも、この当たり前を自分にあてはめてみたとき、やなせさんの笑顔の向こう側にある”覚悟”が沁みてくる。御歳89歳。今なお現役の人気漫画家だ。

「将来○○になりたい」と思っても、今の世の中は仕事が細分化していて、子供の見える範囲からでは見えない職種もある。ワタシはオヤジもおじいちゃんも本屋だった。本屋の仕事を具体的に目の前で見て育った。ワタシにとって本屋は幸いにして子供でも見える仕事だった。

もっとも、商品は同じでも、今と昔ではやり方は全く変わってしまっているが(^^;。
7263歩 4.35km 54分 413.1kcal 16.6g
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1日店

朝から快晴。娘の布団を干した。

朝飯を食べながら録画してもらった中原中也TVの最終回。番組はまとめに入るはずだが、中也の詩の朗読が多く、悲劇に向かって走っていく中也の行動の詳細にはあまり深く立ち入らない。結婚し、子供が生まれて溺愛するも、2歳で亡くなった。中也のまわりにいる人はどうしてだか中也から離れていく。それが血を分けた子供であったとしても。
詩は悲しみにつづられる。番組は汚れっちまった悲しみにの詩を語り手:町田康氏が朗読して終わった。中也は「在りし日の歌」の完成原稿を友人・小林秀雄に手渡し、その詩集の出版された姿を見ることなく30歳で世を去っている。脳膜炎だったという。

中也の詩人としての生活をこうしてTVで駆け足で見てきたが、少なくともその中で生活に追われるような描写は見当たらなかった。定職を得るためにNHKを受けたが、1日中窓の外を見ていればいいから、という理由で、面接の際に受付に配属されるよう希望を言ったため採用されなかった。いわゆる世間的に言う「食べるための仕事」は全くしようと思わなかったのではないか。
中也は友人に宛てた手紙の中で、精神を高く保つようにしなければいけない、というようなことを書いていた。そのことと食べるための仕事をしなかったことは中也のなかで密接に結びついていたように思われる。ただ、そんな生活が保てたのは、実家が医者の家系だったこと(つまり資産家だった)を抜きには成り立たなかっただろう。番組ではさすがにそこまで突っ込むことはなかったが。

中也の詩には青春の挫折が刻まれている。彼の青春の終焉とともに、中也の生涯もまた終わる運命にあった。文学ってのは残酷なものだね・・・。

店は定休日。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。オークション出品作業へ移行。とうとう小説の口は一区切り。たっぷり3週間かかったけど全部仕事をかけ終わりましたっ(!)。実はまだオヤジが「とっておき」にしてある本がバックヤードに山と積み上げられているんだけど、あれにはいつ仕事をかけるんだろうなぁ・・・(^^;。
8650歩 5.19km 65分 486.2kcal 19.6g
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今日も1日店

店舗定休日。

昼飯を食べながら新聞の評判が良いので録画しておいた「流星の絆」を見る。原作は東野圭吾氏。先日見た「容疑者Xの献身」の調子からすれば、トーンの暗い内容になるはずのこの物語。ところが、脚本を宮藤官九郎さんが担当したことで、全く別の作品に仕上がっている(はず)。原作を読んでいるわけじゃないので面白く見たが、原作大好きな方ではおそらく受け入れられないだろう(^^;。それほどクドカンのドラマになっている。
いや、驚いた。いきなりオモシロ劇中劇が始まるとは。よく原作者が許したな、と(^^;。むちゃくちゃなりに、かなり面白いです。重い内容のドラマはどれだけ重く描くかの競争になりがちだけど、このドラマはそういう路線の真逆を行っている。その勇気と創作力に拍手。

荷造り作業ののち、オークション出品作業。ずっと出品を続けてきた小説の口もそろそろラストに近づいた。店にあれだけ積み上がっていた時にはどうなる事かと思ったが、予想以上の良い反響を頂き、無事売り切れそうだ。ありがとうございました。10月いっぱいこの口があったために交換会を全休することになったが、見方を変えれば行かなくて済んだとも云える。すべてはバランスだけど、たまにはこうして脇目もふらず仕事に集中して打ち込んでみるのもいい経験だったと思う。
受験生だった頃の記憶がよみがえった。

夕食後はオークション落札品のメール書き。いつもお買い上げありがとうございます。ランニングから帰って「流星の絆」第一話を某動画サイトで見る。なるほど面白い(^^)。
7796歩 4.67km 55分 457.8kcal 18.7g
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1日店

朝から快晴。昨日がこの天気だったらな・・・(^^;。

昨日曇り空の中を歩いた四谷周辺。四谷といいながら、現在の四谷駅周辺には四つも谷はなかった。以下は先日来読んでいる東京の地下の本の受け売り(^^;。谷は江戸時代初期に10mも埋め立てられたために無くなったという。もともとあった地面は現在の地面の10m下にあるというのだ。現在の新宿通りはもちろんこのとき(江戸初期)に埋め立てられたもの、ということになる。何のために埋め立てられたのか。実はこの通りの地下には江戸城内に通じる上水が走っていた。江戸の地下は穴を掘るのではなく、埋め立てることで地下通路を作っていた。このルートは非常の際に江戸城から将軍が脱出するための抜け穴としての機能もあったという。つまり、江戸は町全体が要塞だったわけね。この要塞の出来が完璧だったために諸大名は徳川家を軍事的に倒すことができず、江戸幕府は260年続いたという説もあるほど。
なんでこんな話を書いたかといえば、新宿通りから荒木町へ入るなり、坂はずっと下る一方で、ああ、ここは埋め立てられなかったんだな、と感想をもったので。新宿通りを尾根として、両側にズドンと坂が下っていく。新宿通りが盛り土されて高くなっていると考えるとこの地形に合点できる。ちなみに新宿通りの地下には現在丸の内線が走っている。江戸の抜け穴はいつしか電化されたということだろう。

荒木町には独特の風情があった。大きな要素は坂道と階段だろう。似た構造は神楽坂。狭くてくねくねした道、先が見通せない道には独特の雰囲気が出る。夜歩くとまた全く別の表情を見せてくれそうだな・・・。でも一人じゃ飲みには行けないなぁ、さすがに。

朝から荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昼飯をはさんで午後も作業続行。50個ほど発送を済ませた。オークション出品作業ははかどらず。月曜は毎週こんな感じになってしまう(^^;。

今日から神田は青展。ラジオでも流れたし、新聞記事にもなっていた。快晴のいい天気だから最高のシチュエーションだったろう。よかったよかった(^^)。
9228歩 5.53km 65分 539.4kcal 21.4g
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四谷荒木町

朝は雨が降る(^^;。

二週連続で天気が悪いなぁ。もっとも、先週は午前中まで快晴だったのだが。
少し前から娘には路地ブームが起こっているらしく、女房が新聞の記事を読んで見つけた四谷の路地を歩いてみようということになった。ただ、天気が良くない。雨がやんだので昼過ぎに出かけることにした。
南北線で四谷駅下車。目の前の新宿通りを歩いていく。そういえば昼飯がまだ。地下に讃岐うどん屋さんを見つけたので入ってみる。かけうどんが100円からある有名なチェーン店。実は初めて入った。娘はなぜかうどんがキライということなので、カレーライスを食べた。女房は温玉、ワタシはかけにゲソ天。
曇り空。大通り際に「四谷荒木町」の看板を発見。早速入っていく。なるほど飲み屋街だ。それもかなりの規模。坂と階段が多くてそれぞれのお店は規模が小さい。日曜の昼間は完全休業のようで、街はひっそりとしていたが、立ち並ぶ看板に街の気配を感じることができた。
ぐるっと回る階段を降りていくと、津の守弁財天が池とともに。ここにはかつて滝があったらしい。津の守は江戸時代にこの場所を屋敷にしていた美濃高須藩主・松平摂津守からきているらしい。そのため、読み方は”つのかみ”となる。しんとした住宅街の真ん中にあるため、娘はしきりに「早く行こうよ」とせっついた。再び階段を登って大通りに出る。

四谷三丁目駅から舟町方面に抜ける。途中アンパンマンショップを見る。今TVでやなせ・たかしさんのことを見ているので、あまりの偶然にデジャ=ブか?と驚いた。

曙橋から靖国通りを新宿方面に歩く。途中、ブを発見。しばし女房と娘の猟書タイム。疲れたのでそばにあった厚生年金会館のコーヒーショップでおやつ。ここにあるマフィンはなかなかおいしい。妙に着飾ったマダムで店内が混雑していると思ったら、これから布施明のコンサートがあるらしい。なるほどね。ちょうどワタシの親の年代にバチっときているのだろう。続々と混み始めたので食べ終わるなり店を出た。

16時半でもうあたりはかなり暗い。歌舞伎町前からアルタ前広場。イベントで台湾のうなぎをPRしていた。色鉛筆をもらってしまう。

女房たちを先に帰し、ワタシは途中渋谷でBカメラに寄り先週出しておいたフィルムの回収。その後釣具屋さんでフライ用品を買い足す。

店に戻ってから録音しておいたロケショーを聴きながら荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。
17653歩 10.58km 157分 880.3kcal 32.3g
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