甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2008年11月

スカイデッキ

朝から快晴。今日も3人で出かけるつもり。

招待券をもらったのでギロッポンへ行くことにした。ただ行くだけじゃつまらないのでプチ散歩付き。日比谷線で広尾駅下車。ここで降りるのは初めて。外苑西通り前に出た。すぐ裏は細くてくねくねした道が多く、坂も多い。有栖川記念公園前のいかにもなスーパー。公園の池で釣りしている人多数。銀杏も紅葉も見ごろ。中央図書館が意外と最新の施設っぽい。
愛育病院前を突っ切って進むと、警察官の厳重な警備。目の前にはぶっとい六本木ヒルズが。もうちょっと道に迷ってみたかったが、あんなでかいビルを見失うことは良く考えれば無理。娘の「おなか減った」も始まっていたからちょうどよかったかも。
昼飯はヒルズを避けて六本木通りの向こう側にあるファミレスへ。ゆっくり食べてから再びヒルズ展望台を目指す。まずは森美術館。インドアート展を開催中。伝統インドではなくて、現代インドアート。基本的にアジアなんだけども、その向こう側にはアルファベットが並んでいるような、そんなイメージの作品が並ぶ。赤と黄色が印象的。もちろん作品は絵だけにとどまらない。女房は言った「この間のトリエンナーレみたいだね。」 それってどっちに取ったらいいの(^^;?

スカイデッキへ。風で飛ばされないようカメラ以外はロッカーに仕舞っておくように指導される。エレベーターで屋上へ。さすがに風が強い。ものすごく空気が澄んでおり、東京風景をガラス越しではなく生で感じ取ることができる。これはなかなかできない体験だと思った。なぜか遠近感が圧縮され、すごく遠いイメージのある場所に建つ建物が意外と近く見える。たとえばお台場や新宿など。すごく近い。距離と道のりの違いは思った以上に大きいということか。光と風のステージ。女房も娘も「寒い寒い」と言い出したが、ワタシは暗くなるまで長く居たかったねぇ・・・。

展望室も一回り。もう何度目だろうな。今回はクリスマス時期ということで、各所に花で出来たツリーがかかっていたり、夜景を楽しむためのバーが出来ていたり。人はそれほど混んでいなかった。夜になってから混むのかしら。

下に降りるとドイツフェア開催中。小腹がすいていたので、ドイツビールとソーセージ。どちらも秀逸。随分高級なおやつになった(^^;。

店に戻ってしばらく仕事。夕食後は借りてきたDVD「嫌われ松子の一生」を見た。中谷美紀さんの気合い。
10212歩 6.12km 106分 442.9kcal 11.4g
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1日店

朝から快晴。

荷造り作業は少なめ。発送作業を終わらせてオークション出品作業。今日は土曜日なので少し気合いを入れて。もう12月も目の前。年末までペースを上げて行きたいところ。

女房は娘と朝から買い物に出た。娘の上履きが小さくなってしまったという。最近は食べる量も増えたし、成長の速度が早くなってきたかな。息子は朝からお友達と遊んでいる。明日は模試じゃなかったか(^^;?

土壇場に立たされた時、こなくそ、と踏ん張るのか、どうせオレなんて、と折れるのか、には大きな開きがある。踏ん張るには自信なり努力なり何らかの裏付けが必要だが、折れるには何も要らない。つまり、折れるのは芸がない。まして土壇場で本当に折れてしまえばそれっきりだ。誰も助けてくれない。そういうキビシサのようなものが現実にキッチリあることを、少年たちにどうやって伝えればいいのかな・・・。
「涼宮ハルヒの憂鬱」が学者先生からいわゆるセカイ系と評されるには、何か理由があるような気がする。自分ではない誰かがこの土壇場を解決してくれる、というような。もしくは、アニメ「時をかける少女」で記憶はそのままにもう一度昨日をやり直せる能力を持つ、というような。イマの気分。
失敗できないというプレッシャーが現実のオオモトにある。その裏返しとして、物語には自分以外の人が問題を解決してくれたり、もう一度最初からやり直せたりするストーリーが願望として映像作品に投影されている。
そこまではいい。でも、そういう物語にドップリして、そういう現実もありかな、と仮想と現実をゴッチャにしてしまうことはどうだろう。

世代の違いはある。世代は時代とも言い換えられる。でも、計られるモノサシは30年前も今も大して変わっていなかったりする。そういう危機感を本当は世の中から感じ取ってほしいのだけど、言葉で言っても伝えにくいなぁ・・・。

寝るなー!寝たら死んでしまうぞー! っていう気分なんだけどネ(^^;。

ずっと仕事。少し嵩は減らせたけど、点数は思ったほど伸ばせなかった。
1220歩 0.73km 12分 56.7kcal 1.4g
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往復

朝はくもり空。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。まだ先週買ってきた本の大半が未整理にもかかわらず、昨日の交換会でカーゴ1台分買ってしまったこともあり、今日は交換会に行けなくなってしまった(^^;。
すべてはワタシの仕事が遅いためだ。もう一段突き破るにはどうしたらいいだろう・・・。なかなかバージョンアップできない自分が居る。

昼飯を食べながら「横尾忠則」TV。氏の生い立ちからをご本人が語る。ご両親が少しお年を召してからの一人っ子。溺愛してもらった、という自覚が横尾少年にはあったという。何をしても大抵は怒られない。その理由を氏は高校生になってから知ることになる。
絵を描くことは小さい頃から好きで、特に大好きな絵を模写することに執心した。幼児がよく描く、下に地面があって空に太陽と雲があって、というような絵は全く描いた覚えがないそうだ。5歳の時に描いた絵が残っていた。武蔵と小次郎の決闘シーン。5歳が描いたとは思えない構図だと思ったら、絵本に使われていた絵の模写だった。絵を描くというよりも模写することに興味があった、と横尾氏。特異な才能だったかもしれない。
高校生のころ、東京から来たという美術の先生の勧めもあって油絵を始める。その結果メキメキと頭角をあらわし、コンクール荒らしと呼ばれるほどいろいろな賞を取る。横尾少年の夢は郵便配達することだったが、担任の先生は東京の美術学校へ進学することを熱心に勧めた。ご本人もご両親も乗り気ではなかったところを説得され、受験することになった。東京に戻っていた美術の先生の家に下宿してデッサンの練習などして試験に備えていたが、その試験の前日になって先生から「君は受験をせずに家に帰りなさい」と言われたという(!)。
時に真剣に、時に笑顔を交えながら学生時代までを語る横尾氏の表情。”絵”というキーワードは小さい頃から確立していたものの、「画家になるぞ」という確固たる信念を持って進路を選んできたという様子には見えなかった。どこか飄々と人任せにしている感がある。
東京から戻った横尾少年が次に何をしたのか、は次回らしい。楽しみ。

荷造り作業が一段落し、オークション出品作業をしばらくしてから、昨日の交換会で落札した荷物を引き取りに出る。もう空は晴れていた。
11321歩 6.79km 82分 650.8kcal 27.0g
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往復

朝から天気悪い。

仕事をしているとFAX有。今日の交換会で一口出るというお知らせだった。今日はゆっくりと店で仕事、と思っていたのだけど、オヤジが「行ってきたら?」ということだったので行くことにした。
昼過ぎまで荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。

古書会館到着は13時過ぎ。入札してから昼飯。今日は讃岐うどん。パラパラと雨が降っているので、おとなしく帰ることにした。途中渋谷で現像したフィルムを回収。知らぬ間に現像料金が250円から373円に上がっていた(!)。DVDプレーヤー用のリモコンが安売りしていたので買う。さすがに5年も使っていると特定のボタンが利かなくなっていた。

店に戻って仕事の続き。オークション出品作業を鋭意。お茶の時間にお土産に貰った銚子電鉄のぬれせんべいを食べる。これがなかなかうまい。
昨日オヤジたちは(たまたま)快晴の空の下、銚子へのバスツアーに行ってきた。鯛の刺身食べ放題の昼食や銚子電鉄の乗車、醤油工場の見学など、いろいろと楽しんできたようだ。

夕食は常夜鍋。お土産にもらった銚子のさつま揚げが添えてあった。これもまたうまかった。

外は雨。ランニングは中止。よし、と思いきって「涼宮ハルヒの憂鬱」の残り3話分を一気に見た。これでアニメ版を全話貫徹。放送された順に見たが、DVDでは時系列で収録されているらしい。こういう凝った構成になったのはシリーズ構成を担当した人の考えらしいのだけど、原作を読んだ人はアニメの順番で少し混乱するようだ。ワタシは原作を読んでいないから、意外にすんなりのみこめた。
放送順での最終回では、ハルヒの憂鬱によって世界が閉鎖空間に飲み込まれそうになるが、”白雪姫”によって回避される。
各回でいろいろ張られていた伏線が一気に繋がっているが、息子も指摘していた「3年前」の秘密はとうとう描かれなかった。原作にはあるらしいから、いずれアニメ版として日の目を見ることもあるだろう。たぶん。

背後にある大きな設定にはSFがあるものの、各回のストーリーは基本的に萌え系学園もの。ワタシのようなオッサンが見るには少し無理がある。それでも全話見てしまったのは、ワタシもかつて高校生だったことがあるから、かな(^^;。
作中ハルヒは”つまらない日常”を憂う。それなら、”面白い日常”とはなんだろうか。答えは常に自分の中にある。
4492歩 2.69km 42分 213.7kcal 5.0g
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1日店

朝から快晴。店舗定休日。

朝飯を食べながら録画しておいた「夢をかなえるゾウ」を見る。生瀬勝久さんが出てきて信長役。なんとなく「HR」というドラマを思い出す。あの時は古田新太さんと直接共演したんだっけか。少し抑え気味の信長演技だったが、カクテル飲んで酔っ払ってオヤジ狩りに遭っていた(^^;。あいかわらず、なんで信長なのかはいまいち不明だけど、あらゆる場面で可能性を取捨選択し一番やりたいことに真っすぐだったのが信長、という趣旨らしい。たしかに、本人にとって一番やりたいこと、が自分の中で明確でなければ何一つ選択はできない。はっきりせい、というガネーシャの教えらしい。ふむ。

午前中いっぱい荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。午後の仕事の準備をしているうちに昼飯。食べながら録画しておいた阿久悠TV。語り手は秋元康氏。数々のヒット曲を手掛け、現在もアイドルグループを直接プロデュースしている秋元氏をして、史上最高の作詞家と言わしめた阿久悠さん。アイデアを出して、よし、これで行こう、とやってみると、実はずっと以前に阿久先生がやっていたことだった、なんてことばかり、と語る。
ドラマや映画で語る物語を、4分間の歌謡曲の中に盛り込むことができるのではないか、という考えが阿久悠にはあった、という。ジュリーの「勝手にしやがれ」の冒頭で描かれる情景「壁ぎわに寝返り打って背中で聞いている やっぱりお前は出てゆくんだな」や、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の冒頭「上野発の夜行列車降りたときから 青森駅は雪の中」など、聴いている者の頭の中には歌われている情景が直接浮かんでくる。それはもちろん、「物語」の中に引き込まれたことを意味した。
阿久悠の「物語」はTVから、街頭放送から流れ、人々の心に沁みた。そういう時代に変化が起きたのは、ヘッドフォンステレオの普及だったという。各々が各々好きな楽曲を一人で聴くスタイルが普通となり、”誰もが知っている曲”は激減した。それも時代だったのだろうか。
8862歩 5.31km 62分 519.8kcal 21.8g
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今日も1日店

朝起きて快晴。

昨夜は雨でランニングに行けなかった。仕方なく、更新の滞っていた釣りページをアップした。マス釣りは、バス釣りと違ってかなりの頻度で釣れるため、写真はあってもなくてもあまり意味のない気がした。もしかして、バス釣りは釣れないことが前提にあるから釣れた時の喜びも大きいのかもしれない。
別に文句をいう筋合いのことではないが、マスは釣れ過ぎる(^^;。それだけバスよりもマスの食糧事情が厳しいんだろうね。

今日から学校あり。なんとなく普段の平日が戻ってきたかんじ。三連休というのはあらゆる意味でリズムを狂わされる。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。午後遅くまで追加があり、総数は40個を越えた。

昼飯を食べながら「流星の絆」を見る。少しコメディー路線は抑え気味で原作に沿ったストーリーを描いているはず。まだあと数話あるはずだけど、犯人がわかってしまっている。どうやって確証を得るのか。そして、本当に復讐を果たすのか・・・。兄妹に横たわる”温度差”のようなものが強調されていくようだ。そりゃもう大人だものなぁ。
それにしても、コーヒーと紅茶とトコロテンしかない喫茶店て(^^;。

夕食後、女房と息子は塾へ。進学相談してきた。もう11月も終わる。泣いても笑っても、暖かくなるころにはすべてが決まっているはずだ。
10249歩 6.14km 76分 582.4kcal 26.0g
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