甘露日記

古本屋甘露日記 http://www.kanroshobo.com

2009年08月

1日店

朝はくもり。徐々に晴れてくる。

毎日少しずつ読んでいた「鋼の錬金術師」を22巻まで読み終わった。新刊が出ないと続きは読めない。ホムンクルスと錬金術師の対決という構図。いや、もっと広義にホムンクルス(人造人間)対人間てことかな。
錬成陣を描くことで突然地面が割れてビキビキと何かが湧き出してくる場面がよく出てくる。どんな物理的現象なのか・・・。
娘も読んでいるが、彼女は読みながらゲラゲラ笑っている。ちりばめられた小ネタに反応しているようだが、物語全体のテーマは人の命とはなにか、なので実は非常にシリアス。娘にはまだシリアスに反応できるベースがない(のかも)。
TVアニメ化されていて、時々女房と娘が見ているようだが、チラリとみるかぎりでは話の進むテンポがゆっくりに思えてしまう。これはワンピースのときにも思ったこと。おそらくワタシのマンガを読むスピードが速すぎるのが原因と思われる(^^;。
出てくるキャラクターがかなり多いが、それぞれがそれぞれに物語を持った上で主人公の二人に絡んでくるため、物語性が分厚くなっている。また、錬金術と錬丹術との対比など、実際のことをある程度踏まえているので、リアル感が出ている。

で、「けいおん!」は6話まで見終わった。息子が「5話くらいから面白くなるんじゃない?」と言っていたが、確かにおもしろい。5話で顧問の先生の”過去”が明らかになる(^^;。
で、6話が学園祭での演奏の巻。それにしても、彼女たちが練習している場面が描かれないねぇ・・・。学園祭の演奏風景もカットだ。プロモ風の映像は流れたが。やはり楽器演奏シーンをクオリティ維持したまま描き続けるのは手間(おカネ)がかかりすぎるんだろうなぁ・・・。
10447歩 6.26km 86分 545.6kcal 21.8g
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今日も1日店

晴れ。でも涼しい。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昼飯までに一段落する。

今日も昼飯を食べながら高校野球を見る。地元とは全く関係ない高校同士の試合だが、試合の流れにメリハリがあるので見ていて飽きない。長打があっという間に三塁打になるのも高校野球ならでは。プロ野球で三塁打を見ることはなかなかない(^^;。

オークション出品作業。はかどらず(^^;。途中から娘が宿題をやりに店まで降りてくる。クーラーが稼働しているのはここだけだから、ネ。
夕食後はオークション落札品のメール書き。久しぶりにランニング。
10445歩 6.26km 76分 598.6kcal 28.1g
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1日店

朝から快晴。涼しい。

昨日からご入金いただいた荷物の荷造り作業に追われている。今日も朝から鋭意作業続行。いつもお買い上げありがとうございます。

昼飯を食べながら、今日も高校野球。どれもゲームの終盤になって1点を争う好ゲームとなる。締まった試合になるのは投手の投球内容が良いからだろう。打者は主に打率で語られるが、投手は勝ち負けで語られることが多い。それだけ勝敗に直結するのは打者よりも投手の出来不出来が大きい。野球の勝敗は投手の質で決まる。
当初は「見てもぜんぜんわかんなーい」とぼやいていた娘も、嫌々眺めているうちにだんだん面白くなってきたようだ。確かにルールはサッカーよりもちょっと複雑だけど、基本は投手の投げたボールを打者が打つ、という単純な駆け引きだから。打者が打って走る様子に球場全体がワッと沸いている様子におもしろさの糸口が見えたか・・・。

夕刊。ボルトが100mの新記録を0.11秒更新した、という記事。「記録更新スピードを40年早めた」というコメントが載る。0.11秒の間に40年間が詰まっているという「時間」というものの不思議な感覚・・・。
時間といえばタイムマシン。理論的には製造可能という説もあるが、実際には造れないだろうね。
ただ、擬似タイムマシンとしてすでに「望遠鏡」という装置がある。現在、地球から130億光年離れた星が確認されているというが、それは130億年時間を遡った過去の星の姿を覗きこんでいることになる。おそらく現在は移動してしまいその場所にその星はないが、光よりも早く情報を伝達する物質が存在しない以上、130億年経たないとその事実は確認できない。
望遠鏡を覗くことで一瞬のうちに130億年前の宇宙の姿(のごく一部)を見ることができる、ということ。
タテxヨコx高さx時間が4次元という話の感覚的理解。

気がつけばお盆期間が過ぎていた。それで今日にご入金が集中していたんだな・・・。昨日ほとんど荷物を出していなかったこともあってか、今日は大小あわせて50個以上の荷物を差し出した。お買い上げありがとうございました。

荷造り作業を終えてからオークション出品作業に移行。ちょっと眠気もあってはかどらなかった(^^;。今日は早く寝ようかな。
898歩 0.53km 9分 39.9kcal 0.0g
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久地円筒分水~ハービー・山口写真展

朝は9時起き。快晴の空。

当初プールへ行くか、という話だったが、その時間じゃ遅いから行きたくない、と妙に怒っている娘。9時にプールへ着いていないといけないんだと。あれだけ気持ちよさそうに寝ていたくせに・・・(^^;。

少し涼しいみたいだし、等々力渓谷でも散歩しようか、と提案すると、それなら二ケ領用水めぐりがいい、と娘。学校で勉強したので歩きたいらしい。二ケ領用水とは、多摩川から取水した水を川から離れた場所へ引いた農業用水で、江戸時代に作られた。

11時過ぎに出て溝の口駅。ウチのそばにも二ケ領用水は流れているんだけど、用水の特徴的な施設である久地円筒分水を見に行くことにした。
大山街道と交差する大石橋からスタート。用水は整備されて親水施設もあり、水際まで降りることができる。案内の看板にはモツゴ、コイ、オイカワ、ドジョウ、ナマズなどが棲息している、とある。おお、たしかに小さい魚が泳いでいる。ドブ川のようになっているのではないかと思っていたが、水はかなりきれい。一部生活排水がそのまま流れ込んでいるようだったが、小魚がいて不自然じゃないくらいの透明度の水が流れている。

住宅地を流れる川、という感じ。幅が狭いので流れは速い。大きいコイも泳いでいるが、それなりに大変そう。何を食べているのかな。

246との交差は歩道橋。渡ると川の周りは雰囲気が変わる。緑が濃くなった感じ。しばらくして今日の目的地到着。なんと整備工事中だった。

二ケ領用水久地円筒分水。昭和16年完成。用水はここから灌漑面積に合わせた比率をもって4方向に流れを分けられる。このあたりでは昔から用水をめぐる争いがあり、ここよりも少し上流に久地分量樋という施設が江戸時代中期に造られるほど。当時の水は貴重だったということ。
用水の水を円筒からあふれさせることで均一量で分水することができるようになっている。国の登録有形文化財。
すぐ隣には用水と平瀬川が合流するダイナミックな光景あり。コイが群れている。晴れて暑かったので、水が勢いよく落ちる音が涼しげだった。

そのまま用水沿いに遡って歩く。ところがそこから先は先ほどのような流れはなく、淀みきった都会の川といった風情になってしまった。時折水筒で水分を補給しながら日陰の少ない道をひたすら歩いた。

ようやく久地駅到着。昼飯を、と思ったが、特にお店もないため、南武線で小杉駅まで戻ることにした。冷房がありがたかった。
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小杉駅の横にあるバーガー屋さんで昼飯。ここで初めて食べた。

食べ終わってから女房と娘と別れて、ワタシだけ等々力の市民ミュージアムへ向かう。ハービー・山口さんの写真展の招待券を手に入れていたため。今日が最終日だ。

昼過ぎの暑いさなかにひたすら歩く。30分くらいで到着。早速入場しようと企画展示室へ向かう。おっ。ライカM6がプリントされたTシャツ姿でハービーさんご本人がいらっしゃった。
ハービーさんの目線で撮影された市井の人たち。ミュージシャンのポートレイト。今はなき代官山17番地の風景とそこに暮らす人たち。冷戦崩壊時の東欧の人たち。そして、1970年代から現在までのロンドンの様子の写真群。
ハービーさんといえばライカ。会場には愛用のカメラとしてM3とM6が展示されていた。ワタシのライカと同じ選択だ(!)。M3にはエルマー50mm、M6にはズミクロン50mmが付いていた。ポートレート写真にはライカ独特のトーン豊かな描写がピタリ。
代官山の写真にはローライフレックスが使用されていた。2.8F。中判カメラ特有の緻密な描写は、その時の空気感も写し取るような感じ。同潤会アパートの佇まい。いまそこにこの風景が存在しないことが信じられないくらいリアル感がある。
ロンドンで撮影された写真のうち、70年代のものは少しドライな調子で写っていた。撮影に使われた機材がすぐ横に置いてあった。ニコンSPとニコンFだった。明らかにライカレンズと描写が違っている。どちらがいい悪いという話ではなく、その時代の雰囲気を捉えるように作者がそのレンズを選択していたんじゃないか、と思う。フラットで劇的な調子の写真になっていた。

会場を二回まわってから、隣のブース。立木義浩、深瀬昌久、沢渡朔らのオリジナルプリントと篠山紀信撮影の雑誌表紙写真が展示されていた。人っ子一人おらず(^^;。その隣には、横尾忠則、粟津潔、亀倉雄策のポスター展示があったが、こちらも誰も見ていない(^^;。「無料」となるといいものであっても誰も関心を示さなくなるのね・・・。

「サンデー・マガジンのDNA」展も招待券があったので入場。最近のマンガは全く知らなかった。高橋留美子、あだち充、藤子不二雄、ときて、どうにか興味が繋がる感じ。50年の歴史を展示するにはどだいスペースが狭すぎたのではなかろうか・・・。
12821歩 7.69km 121分 592.2kcal 16.4g
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64回目

晴れ。

朝飯を食べていたら、ウチの表を御神輿が通り過ぎて行った。ウチの女性陣二人は窓から様子をうかがっていた。

母親が里帰り。オヤジがクルマで連れて行ったので、急遽店舗は臨時休業。ワタシは仕事を休めないからいつもの定休日と同じようなかんじで作業を続ける。仕事が思っていたよりもはかどっていない(^^;。

昼飯を食べながら今日も高校野球を見てしまう。延長12回に悪送球であっけなくサヨナラゲーム。彼の一生の思い出になるだろうなぁ。

昨夜はランニングもしないで「けいおん!」の続きを見た。2話と3話。ひたすらほんわかしている、と思ったら、原作は4コママンガなんだって。なんとなく納得。ただ、これがヒットしたのには別の意味がきっとあるはず。まだ、わからない(^^;。「けいおん!」を「繰り返し30回くらい見たんじゃないかな」と語る息子は「5回くらいからおもしろくなると思うよ」と言う。ずいぶんと気の長いアニメだね・・・。

夜寝る前には「鋼の錬金術師」を読んでいる。これも息子のススメによる。娘も読んでいるようだし、女房も読んでいた。アニメもDVDを借りてきて見ているみたいなので、かなりのファンと言っていいかもしれない。
錬金術と賢者の石については、ウィキペディアを読むと大きな意味での「化学」であることがわかるが、この作品では錬成を瞬時に行うなど、アクションの要素が加えられてかなり膨らませている。正しい意味での錬金術とはちょっと違うようだ。
構成された物質を集めたり組み換えて”錬成”する作業を錬金術としていて、主人公の兄弟は無謀にも禁忌とされた人体錬成に挑戦する。死んだ母親を生き返らせようとしたのだったが錬成に失敗。その際、”向こう側の世界”から等価交換として弟の身体と左脚を取られてしまう。自分の右腕を代価に弟の魂だけを取り戻したものの、右腕と左脚は機械鎧(オートメイル)となり、弟は中身空っぽの鎧姿になってしまう・・・。
そんな自分たちの姿を元に戻すために”賢者の石”を探しに出る二人、というお話。
コミック13巻まで読み進めた。

夕食後、オークション落札品のメール書き。日付が変わる頃にようやく終わる。いつもお買い上げありがとうございます。
1153歩 0.69km 12分 52.2kcal 0.9g
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1日店

くもり空。

朝飯を食べてから仕事開始。今週はずっと交換会がお休みなので、仕事をじっくりするにはいい期間なのだが、思ったほどはかどっていない気がする。先日のチャイコフスキーを聴きに行ったことが微妙に影響しているようだ。その内容が、ではなく、ペース、という意味で。
普段と違うことをすると、その時間分だけそっくりそのまま時間がスライドする。時間は仕事と言い換えてもいい。ワタシにしかできない仕事が多くなりすぎて、ワタシが休んでしまうと休んだ分だけ仕事がたまるようになってしまっている。店の内部的には済まされる話でも、対お客様で考えればそうはいかない。ご入金いただいたらできるだけ早く商品を発送しなければならない。通販の鉄則だ。

組織における二八という言葉があるが、今の甘露書房はまさにそんな感じ。あえてこれ以上詳しく書きませんが(^^;。

昼飯を食べながら高校野球。エンドレスエイトのキョンではないが、全く関係のない県代表の対戦でも、高校野球は見ていて面白い。一番いいのは展開が本当に早いこと。ピッチャーの投球サイクルがプロ野球の10倍くらい早い。試合は打撃戦にならない限りは9回が2時間かからずに終わる。
詰まっている内容が同じなら、早く見せてくれた方がいい、と思うのは変な考え方だろうかねぇ・・・。プロ野球中継は視聴率が下がって地上波から追い出されてしまったが、復活のカギは高校野球の研究だと思うなぁ。

15時すぎに女房と子供たちが帰ってきた。娘はさらに真っ黒に日焼けしている。話を聞くと、おじいちゃんとおばあちゃんと一緒にブルーベリー摘みに行ったのだそうだ。摘んだブルーベリーでジャムを作って「これがそう」らしい。すごいね。

オークション出品作業を続ける。一区切りついたころに夕食の時間。
1065歩 0.63km 10分 47.8kcal 0.4g
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  • 2024.4.11. 定休日3
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